「池田博士の偉大な平和闘争を未来を生きる青年に伝えたい」博士

2011年11月25日(金)更新:5
【人権の闘士・エスキベル博士とSGI会長の対談集 スペイン語版『希望の力』発刊】
南米アルゼンチンの人権の闘士アドルフォ・ペレス=エスキベル博士と、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長の対談集『人権の世紀へのメッセージ』のスペイン語版となる『希望の力』の出版発表会が19日(現地時間)、ブエノスアイレス市のアルゼンチン文化会館で行われた。
SGI会長と博士との初会見は、1995年12月の東京で。
「非暴力」による人権の擁護を訴え、アルゼンチンの軍事政権と戦い、ノーベル平和賞を受賞した博士。「対話」を武器に、民衆の連帯を世界中に広げたSGI会長──2人の平和の闘士の語らいは「非暴力の精神の継承」「女性」「青年」など多岐にわたった。対話は往復書簡等も通じ、14年間にも及んだ。
こうして2009年、東洋哲学研究所から日本語版の対談集が発刊されたのである。
スペイン語版の出版発表会では、エメセ出版社のアルベルト・ディアス局長、ブエノスアイレス大学のエクトル・チリキンス教授、そしてエスキベル博士の3人が登壇。
ディアス局長は「本書の発刊に携われたことは、この上ない光栄です」と笑顔で。チリキンス教授は、「模範と仰ぐべき2人の偉大な人物によって編まれた対談集は、アルゼンチンのみならず、世界中の青年が読むべき内容」と強調した。
「この対談集は、私にとってゴールではなくスタートです」──エスキベル博士は開口一番、こう宣言した。そして、会場に詰めかけた参加者に語った。
「世界平和は、一代で築き上げられるものではありません。ゆえに池田博士と私は、未来を生きる青年たちに平和のバトンを託す思いで、毎回の対談に臨みました。本当の戦いはこれからなのです。
私は、創価の青年に期待します。池田博士の弟子である皆さんを信じます。博士の偉大な平和闘争を継承し、あらゆる困難を乗り越え、希望の未来を築いてください!」 (聖教新聞 2011-11-25)