世界詩歌協会が池田大作SGI会長の桂冠詩人受章30周年を慶祝

2011年12月29日(木)更新:1
 50カ国・地域に広がる国際詩人団体「世界詩歌協会」が17日、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の「桂冠詩人」称号受章30周年を祝賀する集いを開催した。これは、同協会が本部を置くインド・チェンナイの創価池田女子大学で行われ、同国の詩人・学術者ら600人が出席した。集いには、SGI会長がメッセージを贈り、同協会のパドマナーバン会長、チェンナイのバーラスンドラム元市長はじめ71人が登壇。7時間にわたって、SGI会長の詩業を讃える詩を詠んだ。
 「桂冠詩人である池田博士の詩心に、世界の人々は耳を傾ける時が来ているのです!」
 世界詩歌協会のパドマナーバン会長は、集いの開幕を告げる讃歌のなかで、高らかに呼びかけた。
 そして、「博士の詩は、まさに、あらゆる障壁を乗り越え、世界の民衆詩人として、民衆の心に平和を広めているのです」と力強く語った。
 ここから、思い思いの讃歌が次々と歌い上げられていく。
 「詩人・池田博士の果たした貢献は、計りがたい。その詩は、生命の言葉であり、純粋にして、完璧なのです」(チェンナイ高等裁判所・ダナパラン判事)
 「詩人は、良き社会建設の精神をもった人々です。詩人は人々の心を目覚めさせ、勇気を与えていくのです」(世界詩歌協会・アミールディン副会長)
 登壇者は実に71人。著名なタミル語の詩人、元チェンナイ市長、大学教授……。どの人も、SGI会長の詩について語る喜びに満ちあふれていた。
 集いを主催したのは、50カ国・地域に広がる国際詩人団体として名高い世界詩歌協会。同協会の創立者であるスリニバス前会長は、T・S・エリオット、W・H・オーデンらが讃えた高名な詩人である。
 1979年(昭和54年)にSGI会長と会見。以来、SGI会長を「エベレストの頂点に立つ詩人」等と高く評価してきた。
 SGI会長自身、詩への尽きせぬ思いを、こう語っている。
 「私は一人の庶民であります。私の詩作も、飾らない心で、友の幸福を願い、少しでも希望と励ましを送りたいと、行動のなかで編んできたものです」
 目の前の友を渾身の励ましで包みゆかんとする熱情。それが言葉となり、詩へと結実。
 その詩業は今日まで、14万5000行、600編に及ぶ。
 さらに、SGI会長は、インドをはじめ世界の知性と友情を深め、共に「人間の讃歌」「生命の讃歌」を歌いながら、平和のスクラムを築いてきた。
 81年には、世界芸術文化アカデミーから、日本人初の「桂冠詩人」称号を受章。
 “世界の友愛と平和を目指す詩”への最大の賞讃であった。
 午前11時に始まった集いは、夕闇迫る午後6時に閉幕を迎えた。
 詩心の大地・インドに響き渡った讃歌は、SGI会長の不滅の詩業を荘厳する意義深きものとなった。 (聖教新聞 2011-12-28、以下同)

SGI会長のメッセージ】
●詩人の勇気ある主張には、不条理に踏みにじられた社会を、正義を根本とした幸福と人道の社会に転じ、平和な世界へ前進させていく響きがあると、私は信じております。
 タミル文学の精華である『ティルックラル』には、「〈言葉に〉嘘がないということほど優れた称讃はない。〈それは〉労せずして全ての徳をもたらす」とあります。
 詩人は、民衆に対して常に大誠実であり続けます。 けなげな庶民の小さな訴えも聞き逃さずに、誇らかな詩歌へと高めずにおきません。
 詩は、やむにやまれぬ人間の本源的な叫びであります。詩は、民衆の生きる大地を潤す甘露であり、永遠に滅びることがありません。いな、詩心を民衆の心から滅びさせてはなりません。
南インドの大詩人バーラティは断言しました。
 「詩を詠む人が詩人ではない。詩がその人の人生になり、その人が自分の詠んだ詩の通りに生きてこそ詩人である」

世界詩歌協会が主催 桂冠詩人受章30周年を祝う詩人の集いから】
●不安と混乱が錯綜する現代社会にあって、真実を語ることができる詩人は、池田博士であります。(世界詩歌協会 パドマナーバン会長)
池田博士は、世界で最も偉大なる詩人であります。 池田博士の詩は偉大です。
 池田博士は人類について語り、人間について語り、平和を建設している。(世界詩歌協会 アミールディン副会長)
●平和の建築家 池田博
 偉大なる殿堂の建築
 それは 選ばれし者のみが為(な)し得る作業なのだ。 (元行政長官 パンディヤン博士)