池田先生ほど真心が深く、誠実で気迫のある方はいません

2012年1月8日(日)更新:1
【中国の教育者の声 北京城市学院 劉林(りゅうりん)学長】
 かつて私は日本に対して、よい印象を持っていませんでした。
 日本との戦争によって、私の祖母は、極貧の生活を強いられました。その体験を幼いころから、聞いて育ったからです。
 これまで数十回にわたり、さまざまな国に行きましたが、自ら進んで日本を訪れたことはありませんでした。
 その思いを大きく変えたのが、2008年5月の池田先生との出会いでした。
 「暖春の旅」として胡錦濤(こきんとう)国家主席が来日した際、私も同行し、池田先生との会見に同席したのです。
 先生と間近で接し、二つの印象を受けました。一つは、優れた徳を備えた「長者」としての風格であり、もう一つは、卓越した見識をもった「学者」としての品格です。
 中国に「言為心声(げんいしんせい)」という言葉があります。
 声、表情、振る舞いは心を表します。私は教育者をはじめ、政治家や企業の経営者など多くの日本人に会ってきましたが、池田先生ほど真心が深く、誠実で、気迫のある方はいませんでした。
 池田先生は1968年に中日の国交正常化提言を発表されています。自身の危険を顧みず、中日友好のために行動された勇気に深く感動します。
 私は池田先生の平和思想に心より賛同いたします。私も先生と同じように、中日友好の永遠の道を進みたいと深く決意しています。 (聖教新聞 2012-01-07)