中国・渤海大学が池田大作名誉会長に「名誉教授」称号授与を決定

2012年1月22日(日)更新:1
 中国・遼寧(りょうねい)省錦州(きんしゅう)市に立つ総合学府・渤海(ぼっかい)大学から、池田大作名誉会長に「名誉教授」称号が授与されることが決定。このほど、楊延東(ようえんとう)学長から通知書が届けられた。
 渤海は、遼寧省、河北省、山東省、天津市に囲まれた中国北東部の海域。北京を中心とした環渤海湾の経済地域は、上海を含む長江デルタ、香港を含む珠江デルタとならび、旭日の如き中国の発展の要として注目されている。
 錦州市は、遼寧省西部の中心都市として栄える渤海港湾都市。2000年以上の歴史を有し、“英雄都市”として知られる。
 この悠久のロマンが薫る同市に、渤海大学の広大なキャンパスが広がる。
 同大学は、錦州師範学院と遼寧商業高等専科学校が合併し、誕生した総合学府である。
 錦州師範学院の創立は1950年。遼寧商業高等専科学校の設立は1951年。新中国成立直後から60年にわたり、社会に有為な人材を輩出してきた。教育、科学技術、商業・貿易、経営・管理の分野における卒業生は10万人を超える。
 2003年、渤海大学に発展。現在は、文学、工学、管理学など10学部以上に2万4000人の学生が学ぶ。
 日本、アメリカ、イギリスなど世界の教育機関と交流協定を締結。中国全土の大学のなかでも評価の高い美しいキャンパスに、各国から学生が集う。
 「国家百千万人材」のプロジェクトの入選者など、優秀な教員1200人が在籍。遼寧省の重点学科を有し、国家の研究センターを建設するなど、省直属の最高学府として、社会の発展を力強く支えている。
 そして未来を担う青年の育成のために、今、同大学が深く共鳴しているのが名誉会長の人間主義の理念と行動である。
 届けられた通知書には記されている。
 「池田大作先生は、中日友好および世界平和に多大な尽力をなされました。渤海大学は、審議の結果、池田先生を本学の名誉教授に招聘することを決定いたしました」 (聖教新聞 2012-01-22)