前進の原動力は自身の胸中に

2012年2月12日(日)更新:3
【きょうの発心】
 妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらずソ法なり(一生成仏抄、383ページ・編21ページ)
通解  妙法蓮華経と唱え、受持するとはいっても、もし自身の心の外に法があると思うならば、それは全く妙法ではなく劣った粗雑な法である。  
●妙法は外ではなく、自身の内なる生命の大海を説き明かした法である、と仰せです。
●必死に活動に励んでも、仕事で行き詰まる日々。“こんなに戦っているのになぜ……”という愚痴の命があふれ出てきました。
 そんな時、池田先生の指導の中でこの御文に出あい、目がくぎ付けになりました。題目を唱え、懸命に戦っていたつもりでしたが、知らず知らずのうちに苦境の原因を外に求めていたのです。もう一度“頼るのは御本尊”“大事なのは自分自身”と腹を決め、唱題と活動に励みました。
 すると、諸天が劇的に動き出し、全てを好転させることができたのです。あの時の苦闘がなかったら、いつまでも自身の弱さに気づかずにいただろうと、今では感謝しています。 (聖教新聞 2012-02-11)