わが友に贈る・寸鉄・薫風

2012年4月2日(月)更新:2
【わが友に贈る】
 人生において 師弟の絆ほど 美しいものはない!
 自らの信念の道を 朗らかに勝ち進め! (聖教新聞 2012-04-02、以下同)

寸鉄
●南米(ブラジル)の市議会(カンピーナス)が三代会長を顕彰。師弟一体の崇高な平和闘争に世界が刮目
●桜花薫る「4・2」。恩師の構想を完璧に実現した名誉会長。後継は陸続と
●「人を感動させるにはまず自分が感動を」画家(ミレー) 信仰の歓喜と確信を語れ
●「国際子どもの本の日」 良書は心のごちそうだ。大人は良き環境を整えよ
●大善人になるには強くならねばならぬ―牧口先生 青年は激浪に挑み勝て!

【新・人間革命 薫風 五十五】
山本伸一は、徳永明と妻の竹代に、力を込めて訴えた。
 「大聖人は、『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さは(障)りをなすべきや』(御書一一二四ページ)と断言されている。
 何があっても、悠々と題目を唱え抜き、信心の炎を燃やし続けていくならば、どんな病にも、負けることは絶対にない。必ず幸せになれるんです! 師子吼のごとく、仏法、学会の正義を叫び、戦い抜いてください」
●もし、伸一の生涯を貫くものを一言で表現するなら、「広宣流布」であることは言うまでもない。さらに、彼を貫く行動を一言するなら、「励まし」にほかなるまい。
 出会った一人ひとりに、全精魂を注ぎ、満腔の期待と祈りを込めて激励し、生命を覚醒させていく――地味と言えば、これほど地味で目立たぬ作業はない。しかし、広宣流布は、一人ひとりへの励ましによる、生命の開拓作業から始まるのだ。
 だから、伸一は、必死であった。華やかな檜舞台に立つことなど、彼の眼中にはなかった。ただ、眼前の一人に、すべてを注ぎ尽くし、発心の光を送ろうと懸命であった。