社会に希望と勇気を送る 三代の闘争は「人類の宝」―市議会議長

2012年4月2日(月)更新:1
【ブラジル・カンピーナス市 創価の師弟の偉業を賞讃 初代、2代に平和の使者メダル 池田大作SGI会長に栄誉賞】
 きょう4月2日は、戸田第2代会長の祥月命日である。この不世出の民衆指導者の魂を継いだ池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の激闘によって、牧口初代会長に始まる創価三代の人間主義の思想は世界へと広がった。このほど、ブラジル・サンパウロ州カンピーナス市議会から、牧口会長、戸田会長に「平和の使者メダル」、SGI会長に「ブラウリオ・メンデス・ノゲイラ」栄誉賞が贈られた。授与式は3月16日(現地時間)、同市内で晴れやかに行われた。
 サンパウロの北100キロに位置し、標高700メートルの高原にあるカンピーナス市。名門カンピーナス大学を擁する教育都市で、周辺の農業地帯で産出するコーヒーやサトウキビなどの集散地としても知られる。
 SGI会長は、52年前の1960年10月に同市を初訪問。その時、この地にSGIの「地区」を結成した。以来メンバーは、良き市民として、市の平和と発展のために誠実一路に尽くしてきた。
 同市は1998年、SGI会長に名誉市民証を授与。2006年には、1月26日を「SGIの日」に制定するなど、市をあげて創価の平和・文化・教育運動の偉業を讃える。
 今回、SGI会長に贈られた「ブラウリオ・メンデス・ノゲイラ」栄誉賞は、2003年に制定。その名前となったブラウリオ・メンデス・ノゲイラ氏(1914―2002年)は、同市の生んだ著名なジャーナリストである。同賞はこれまで、卓越した社会貢献を果たしてきた人物に贈られてきた。
 晴れの式典には、発議者のチアゴ・フェハーリ市議会議長、SGIメンバーら約300人が出席した。  ブラジル国歌と市歌の斉唱に続き、フェハーリ議長があいさつ。
 「牧口初代会長、戸田第2代会長の平和への熱願を受け継ぎ、社会のために尽くされてきたSGI会長。創価の三代会長の命を賭した平和闘争があったからこそ今、SGIの運動は世界へと広がり、わが市の発展にも大きく寄与しているのです」と語った。
 そして力を込めた。
 「連帯や人道の心が失われつつある現代にあって、人々に希望と勇気を送る皆さんの活動を顕彰せずにはいられません。創価三代会長こそ人類の宝であり、その崇高な精神を継承しゆくSGIの皆さんは、社会の揺るぎない誇りです!」 と。
 同市議会から、SGI会長への栄誉賞、牧口初代会長、戸田第2代会長への「平和の使者メダル」がブラジルSGIの代表に手渡されると、会場は温かな拍車に包まれた。
 最後に、地元SGIの合唱団が明るい歌声を披露。式典に花を添えた。 (聖教新聞 2012-04-02)