中日の友好と国交正常化 東アジア文化の発展に貢献―通知書

2012年6月2日(土)更新:1
【中国 淮陰師範学院が池田大作名誉会長に「名誉教授」称号】
 周恩来総理の生誕の地・中国の江蘇省淮安市にキャンパスが広がる総合大学・淮陰師範学院から、池田大作名誉会長に「名誉教授」称号が授与されることが決定した。これは、名誉会長の日中友好と、長年にわたる東アジアの文化の発展、平和への貢献を讃えるもの。このほど、胡相峰学長が署名した決定通知書が届けられた。
 繁栄を続ける中国にあって、発展目覚ましい上海を中心とした長江デルタ地域。
 その北側に広がる江蘇省の淮安市は、長江と黄河を結ぶ大運河や高速道路が巡り、水陸の交通の要衝として栄えてきた。
 淮安市はまた、周恩来総理の故郷としても知られる。そこに立つ淮陰師範学院は、周総理の崇高な人格と博愛の民族精神を重視した教育に取り組むことを誇りとしている。
 「人民への奉仕」――革命に命を捧げ、新中国を建国し、各国との友好の道を開いた周総理。どこまでも青年を愛し、民衆に尽くし抜いた姿には、“人民の総理”として今なお中国の人々から敬愛が寄せられている。
 送られてきた「名誉教授」の決定通知書は、池田名誉会長が周総理と深い友誼で結ばれていることに言及。
 「池田先生は周恩来先生と同じように寛大な人道の心と国際的な視野を持っている方であり、われわれは久しく池田先生に対し深い尊敬の念を抱いてまいりました」と綴っている。
 さらに、決定の理由として次のように記している。「池田先生は日本の創価学会のリーダーとして、長年、中日の国交正常化と両国人民の友好、そして東アジアの文化の発展及び平和の進歩に卓越した貢献をしてこられた」「池田先生は日本の傑出した作家であり、著名な社会活動家であられる」。そして「貴殿と交流を深めることは周先生の精神に則る本学にとって、最大の励ましとなります」と結んでいる。 (聖教新聞 2012-06-02)