全てが人間を磨く修行

2012年7月1日(日)更新:1
【名誉会長と共に今日も広布へ(20)】
 今、ブラジル、アメリカをはじめ、世界中で、青年部・未来部が伸びている。これほどうれしいことはない。
 困難な時代だからこそ、新しい希望をどうつくるか。大きな使命をもった皆さんであることを忘れてはならない。
 私も、戦後の混乱の中、懸命に戸田先生をお守りした。いかに逆風が吹き荒れても、愛する同志のために、矢面に立って戦った。
 日興上人は「この大聖人の法門は、師弟の道を正して、成仏していくのである」と厳然と記されている。
 師と心を合わせれば、限りない力がわく。師の心を心として戦えば、わが生命が燃え上がる。どんな時代になっても、師の指導から離れない。師の指導を忘れない、そういう学会を築いていくのだ。
          *  *  *
 若い皆さんは、思うようにいかない時もあるだろう。しかし、全部、意味がある。そう心して、苦労を喜びとしていくことだ。
 皆、未来の大指導者だ。
 今、偉大な人間になる修行をしているのだ。
 何があっても、決して自分を卑下してはいけない。
 戸田先生も、「小さなことに、くよくよするな!」とよく言われた。「全世界にあって、いかなる指導者も、成功者も、皆、悪口を言われ、叩かれてきたのだ。狂っていると言われ、仲間はずれにされたり、言うに言われぬ苦しみを味わいながら、それを乗り越えていった。その人が勝利者である」と。
 努力は全部、勝利につながる。無駄なことは一切ない。
 後継の君よ、自らが決めた平和の使命の大道を進め!
 最後の勝利を、私は祈り待っている。 (聖教新聞 2012-07-01)