わが友に贈る・寸鉄 他

2012年7月7日(土)更新:3
【わが友に贈る】
 不安定な天候が続く。
 雨・風・雷に注意を!
 高齢の方々をはじめ 皆への声かけが大事だ。
 「前前の用心」を怠るな! (聖教新聞 2012-07-07、以下同)


寸鉄
●学会は民衆に思索と学びの機会を提供―博士(ベルギー)。心の変革から未来は変わる
●北海道・大空知(そらち)総県が師弟月間で拡大の上げ潮。正義の言論闘争を今再び
●「本当の仏法は社会での大闘争の中にある」恩師。青年よ仏法勝負の実証を
●七夕に各地で消灯運動(ライトダウン)。環境問題を考える契機に 家庭から賢くエコ生活へ
●学会は宗門と決別し自由と解放を獲得―哲学者(アメリカ)。C作戦失敗で日顕は破滅


イタリア文化会館が開館20周年 フィレンツェ市で3200人の記念総会 レンツィ市長ら来賓が出席 県知事が祝福】
●席上、SGI会長夫妻からのメッセージが紹介された。その中でSGI会長は、20年前の友との出会いに触れ、今ではイタリアに福徳と笑顔の輝く“人材の城”が築かれたと強調。
 イタリア文化会館は「自他共の幸福のため、社会のためにはつらつと生きる皆さま方一人一人の偉大なる勝利の象徴」であると語り、「イタリア社会の平和のため、地域の発展のため、良き市民として、希望と喜びの前進を続けてまいろうではありませんか」と呼びかけた。


【名字の言】
●スイスの国際研究機関が「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見したと発表した
 この粒子は万物に質量(重さ)を与える源と考えられてきた素粒子で、宇宙の成り立ちを解明する手がかりともなる大発見だ。
●道をつくる人の苦労は、つくった人にしかわからないものです
●「宇宙とは?」などと考えなくても、人は生きてはいける。それでも人間が真理を求めて壮大な努力を繰り返してきたのは、「知りたい」というのが人間の本源的欲求であるからだ。あまたの宗教も、宇宙と世界の原理を知りたいという人間の願望から生まれたと見ることもできる
●大宇宙と語らうような広々とした心で、妙法という生命尊厳の根本の道を進む誓いを新たにしたい。


【きょうの発心 確信の唱題で幾多の病を克服】
御書  いかなる処にて遊びたはふるとも・つつがあるべからず遊行して畏れ無きこと師子王の如くなるべし(経王殿御返事、1124ページ・編569ページ)
通解  どのようなところに遊び戯れていても、災難のあるはずがない。悠々と自在に振る舞って畏れのないことは、師子王のようであろう。  
●強い信心があるならば、いかなる境遇にあっても、不幸・災難に脅かされることなく、悠々たる境涯になると教えられています。


【世界の体験プラザ 世界遺産の街で、近隣諸国の人を結ぶ この国の広布は、私の“夢” ポーランドSGI女子部長 レイチェル・オライアンさん 人のための活動が自分を元気に】
●いっこうに改善されない病状に、2005年のある日、オライアンさんは発心する。
 「思い出します、もっと活動に真剣に取り組もうと決意した日のことを。自分の部屋で座談会があったその日、診察を受け、撮影したレントゲンにひどい結果が出ていました。もはや策を弄するだけではだめだ、自分自身が変わらなければ。体力の許す限り活動に挑戦しよう、と」
 寝て過ごす日も多く、仕事にも就けない状況が、08年まで4年間続く。そのなかで、出来る限り、活動に取り組んだ。人のために責任を持つことで、自分が元気になれることを実感した。


【スタートライン 現代を悩み現在を生きる 東京大学大学院 姜尚中 教授 人生の「意味」をつかみ取るためには心の底から信じられるものを持つことです。】
●人間は「生きる意味」を考える時に悩みます。ゆえに、悩むことは人生の意味を深め、精神を豊かにする。悩めることは幸せなのです。恐れず、くじけず、卑屈にならず、徹底して悩みの中を生き抜く。「悩む力」こそ、現代を生きるための重要な柱です。
 「悩み」とは、人間のみが持つ、よりよく生きるための「能力」なのですから。
●「心の底から信じられるもの」を持つことです。これは信仰にも通じてくる。
 多くの日本人は無宗教無党派だと言われています。戦前・戦中に政治思想を一種の宗教のように信仰した結果、日本は手痛い敗北を喫しました。そのトラウマから“政治と宗教は相いれず、色を持たぬ方がよい”という慣習が根付いたのです。その後、政治と宗教に取って代わったのが「科学」でした。
●たしかに「3・11」で「科学信仰」はもろくも崩れ去りました。大自然の前では「科学」に対する不信感と虚無感だけが残りました。
 自然災害などに断続的に襲われる現代の状況は、12、13世紀と似ています。
 この時代は、法燃、親鸞日蓮、一遍といった人々が現れて、一種の宗教改革を起こしました。
 その意味でも、人知を超えた人間生命の神秘を探り、宇宙の現象を捉える宗教のあり方を、見直すべき時がきているのではないかと思うのです。
●あらゆる事物への不信感がはびこる時代、若い魂はデモーニッシュ(悪魔的)なものにからめ捕られてしまう傾向が強くなる。右か左か、二者択一の極論ではなく、その中間を探ることが大切です。
 そこで重要なのが「他者」に対する意識です。自分だけでなく、他者がどう感じるかを想像する。ここでも「悩む力」が重要です。悩んでいる時は、まだ決断する前であるということですから。
 安直な幸福論に寄り掛かるのではなく、他者と支え合い、踏ん張りながら、キリで穴を開けるように、幸福をつかむことが大切です。
●「未来」の幸福は、正しい過去の積み重ねの上にしか築かれない。ゆえに、「現在」を一生懸命に生きることが重要なのです。
 殺那的な意味ではなく、誇るべき一瞬一瞬の今を築く。


【週間テレビ番組ガイド セレクション 金子みすゞの生涯を上戸彩が熱演】
●TBS系では、みすゞの生涯を描いたドラマ特別企画「金子みすゞ物語――みんなちがって、みんないい」(後9・0)を9日(月)に放送する。
●「みんなちがって、みんないい」。生きとし生けるもの全てを愛し、慈しむ珠玉の詞が、仙崎の美しい情景とともに時折挿入され、安らぎを覚える。