英知への称賛 名誉学術称号

2012年7月23日(月)更新:1
【社説 英知への称賛 名誉学術称号】
 70億を超えた世界の人口。今も1分で148人増えているという(国連人口基金)。水や食料資源、環境破壊などの問題が山積する現代。今こそ人類が手を取り、英知を結集していかねばならない。
 インドネシア大学のグミラル学長は、語っている。
 「差異をもつ世界の人が、どうすれば普遍的な点で出会えるのか――そう考えた時、SGI(創価学会インタナショナル)会長の思想と行動の先見性に、共感せずにはいられなかったのです」

〈世界の最高学府から授与〉
 さまざまな垣根を越え、世界のリーダーと友情を育んできた人間外交。さらには、創価大学創価学園といった教育機関民音東京富士美術館などの文化機関を設立し、各国との教育・文化交流を深めてきた不屈の信念。池田SGI会長のこうしたグローバルな貢献をたたえ、インドネシア大学は2009年10月、SGI会長に名誉博士号を授与した。
 そして先月13日、中国・渤海大学からの名誉教授称号の授与で、世界の大学・学術機関からSGI会長に贈られた名誉学術称号は「330」となった。
 名誉学術称号は“敬意をもって”“名誉のために”という意味のラテン語「ホノリス・カウサ」に由来する。授与する側にとっては、自らの“名誉のために”称号を授与し、“敬意をもって”受章者を迎えることを意味する。また、名誉学術称号は、授与する側が「どういう人物に価値を認めるか」を世界に示すことであり、いわばその見識が問われる。ゆえに授与決定までには、教授会や評議会などで厳正な審議が重ねられる。
 モスクワ大学からの名誉博士号(1975年5月)に始まり、実に37年間で、中国の北京大学、イギリスのグラスゴー大学、イタリアのボローニャ大学、インドのデリー大学など、世界の最高学府がSGI会長の偉業をたたえた。

〈師の宣揚は弟子の責務〉
 威信をかけて贈られた「英知の宝冠」の一つ一つが、どれほど重く、どれほど意義深いものであるか。ゴルバチョフソ連大統領は、日本の経済界の代表との懇談の折、こう語った。
 「日本人は池田会長を過小評価している。それは間違っているのではないか。池田会長は大変に立派な人物である。偉大な世界の指導者である」
 師の偉大さを世界に宣揚していくのは、何より弟子の責務である。大いに正義を語り、共感の花を咲かせたい。 (聖教新聞 2012-07-23)