名誉会長が東北の同志にメッセージ 他

2012年8月17日(金)更新:2
【わが友に贈る】
 自身の信仰体験を 子どもたちに 言葉で伝えていこう!
 感動は心から心へ。 共に大成長の夏を! (聖教新聞 2012-08-16、以下同)


寸鉄
●東北はじめ全国で諸精霊追善法要。故人の冥福を祈念。広布への誓願強く
SGI会長の言葉は現実社会で悩める人の生きる力に―識者。励ましの絆を拡大
●「私は真の友情を絶対の信頼で暖めた」詩人(ペトラルカ)。対話こそ信義を結ぶ最善の道
大腸菌O157)による食中毒が頻発。調理時の加熱で細菌は死滅と。衛生に万全を
●地域政策(ローカルマニフェスト)を先導した公明に感謝―教授。実現力で連帯(ネットワーク)政党の持ち味生かせ


【全ての戦争犠牲者を追善 世界平和祈念戦没者法要 東北の被災地はじめ全国で諸精霊追善法要 池田大作名誉会長が東北の同志にメッセージ】
●池田名誉会長は東北の同志にメッセージを寄せ、亡き父を胸に、苦難の中、勇敢に戦う南条時光を励まされた御聖訓を拝読(御書512ページ)。いよいよ強盛に信心を貫いていくならば、亡くなったご家族の聖霊も仏になられるでしょう。そして、きっとあなたのもとに来られて、守られることでしょう――この大聖人の真心の励ましが、尊き東北の同志への御聖訓として、胸に迫ってならないと強調した。
 さらに「我ら東北には、勇気ある信心の心が燃えています。我ら東北には、生死を超えて、何ものにも壊されない心の財が光っています。我ら東北家族は、この世で最も麗しき心の絆で結ばれています。我ら東北は、不屈の『みちのく魂』で、未来永遠に、最高に誇り高き勝利の人生を、晴ればれと勝ち飾っていけるのであります。私はこれからも、不二の同志である尊貴な皆様方一人一人の健康と繁栄、幸福と勝利、そして人類の希望と輝く東北の広宣流布を、ひたぶるに祈り抜いてまいります」と述べた。
 そして「愛する東北家族」「世界一、勇気と忍耐光る東北家族」と呼びかけ、「どうか何があっても『苦楽ともに思い合せて』題目を唱えながら、強く明るく粘り強く前進を」と念願した。

●原田会長は「命ある限り、広宣流布に生き抜こうという志をもった人間をつくりたい」――これが、戦時中、軍部の弾圧にも屈しなかった創価の先師の願いであると強調。民衆のために平和の信念を貫く人生をと望んだ。


【名字の言】
●勉強を義務としか感じなかった高校の頃と違い、大学の通信教育では心から学ぶ楽しみを味わった。創立者・池田名誉会長の教育にかける情熱を深く感じ、当初は考えてもみなかった教職を志す。卒業後は、小学校の教師として使命の道へ
 「通信教育制度は大学の重要な要素」と語るモスクワ大学のサドーヴニチィ総長は、「ホモ・サピエンス(知性人、英知人)」という言葉に光を当て、知識を求める人間の特性に注目する。学ぶ喜びを知り、学ぶ努力を続ける人にこそ、英知の宝冠は永久に輝く。


【わが人生の師と音楽(下)ジャズ・ピアニスト ハービー・ハンコック氏 ジャズは国境を超えた芸術 文化の絆を恒久平和の力に】
●池田先生が“世界市民”について語られるとき、それはブラジル人やアメリカ人、フランス人といった個々の枠組みのことではありません。
 私は昨年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の親善大使に就任しました。そこで目にするのは、多くの親善大使たちが自分の国を引き立てようとして、盛んに競り合っている姿です。
 もし日蓮仏法を実践していなければ、また池田先生という師匠をもっていなかったとすれば、私はそのことに気づきさえしなかったと思います。
 私はそうした大使たちに、“世界市民”の考え方を語っています。
●ジャズは社会的不正や偏見、奴隷制度の中から生まれたものですが、ジャズは同時に、それらに対する答えを示しています。つまり、仏法が教えるように、物事の「因」を重視して、未来志向で生きることです。
 ブルースやジャズを作曲することは、最悪の状況の中から価値を創造していくように、どこまでも前向きに人生を送るという姿勢そのものなのです。
●私たちは多くの点で、歴史を共有してきました。
 ブラジルの音楽はアメリカの音楽に強い影響を受けているでしょうし、アメリカの音楽はアフリカの音楽に影響を受けてきました。その意味で既に、文化的な絆が存在しているのです。
 この重要な絆を、私たちは池田先生とのつながりを通し、また、SGIの拡大に向けた青年部の運動によって、認識することができるのです。
 そしてそれは、青年だけではありません。青年の心をもつ全ての人々です。
 私たち、そして私たちの子どもや孫が暮らしたいと思えるような世界をつくるために、青年の心を呼び覚ましていきましょう。
●氏は音楽界最高峰の栄誉であるグラミー賞を通算14回受賞。「池田先生の弟子として勝利の実証を示せたことが、最大の誉れです」と語っている(2008年5月)


【地域紀行 わが故郷は宝光島 東京・三宅島(上) 三宅の友の幸ぞ祈らむ】
●避難前には見向きもしなかった地域の名士までが「この新聞は元気が出るね」と言って生涯購読を申し出た。
●皆、貧しかった。病に苦しむ友もいた。自身の宿命転換をかけて、寝食を忘れて弘教に歩いた。
 学会への偏見も根強い時代である。塩をまかれ、水をかけられた。陰口も絶え間なく聞こえてきた。
 “何か悪いことをしているのでは”と誤解した警察官に後をつけられた同志もいる。
 友は堂々と反論した。
 「私たちは島の宿命転換と人々の幸福のために戦っているんです!嘘だと思うなら座談会に来てみてください」
●離島で戦う同志の苦労を、誰よりも知るのが名誉会長であった。
●名誉会長の心は、三宅島の同志と共にあった。
●いまだ学会への無理解の中で戦っていた77年(昭和52年)5月18日。九州・福岡指導に赴いていた名誉会長は、島の同志に一首の和歌を詠んだ。

 遥かなる
  三宅の島の
    友しのび
   朝日に南無せむ
     幸の日々よと

●「一人の強い信仰者がいるならば、島全体が希望に包まれ、歓喜に満たされていく」との名誉会長の言葉を、三宅島の同志は深く命に刻んだ。
 「人ではない。環境ではない。自分が強く輝いていけばいいんだ!」―― 一段と対話に、地域貢献に奔走した。
 長年にわたる忍耐と努力の土壌の上に、信頼の花は咲き始める。


【きょうの発心 新宝城建設へ常勝の歴史築く】
御書  我等末法濁世に於て生を南閻浮提大日本国にうけ・忝(かたじけな)くも諸仏出世の本懐たる南無妙法蓮華経を口に唱へ心に信じ身に持ち手に翫(もてあそ)ぶ事・是れ偏に過去の宿習なるか(最蓮房御返事、1340ページ・編478ページ)
通解  私たちが末法濁世に生を南閻浮提の日本に受け、もったいなくも諸仏出世の本懐である南無妙法蓮華経を口に唱え、心に信じ、身に持ち、手にもてあそぶことは、ひとえに過去の宿習であろうか。  
●私たちが南無妙法蓮華経の題目を信じ、唱え、弘めることができるのは、過去からの宿習によるものです。