わが友に贈る・寸鉄・今週のことば・トーク2012 他

2012年9月10日(月)更新:4
【わが友に贈る】
 人を育てることは 未来を創ることだ。
 「家庭」を中心に 後継の宝を育もう!
 共に信心の実践を! (聖教新聞 2012-09-09、以下同)


寸鉄
●学会は現代社会で仏教の英知を普遍化した―学者(ハーバード) 草の根対話で時代を変革
●北海道の日。広布は北の大地から! 難攻不落の三代城の勇者が勝利へ躍進
●「女子学生部の日」おめでとう。皆が創価の一番星。福智輝く妙法の乙女たれ
●困難こそが最も崇高な感情を呼び覚ます―教育者(ペスタロッチ) 労苦即幸福。敢然と挑め
●利用者の3割「ネットにうそを流した事がある」と。両刃の剣だ。賢く活用を


【世界平和の大道を共に 来日中のSGIメンバーが関東32会場で交流交歓会】
●メンバーは終了後、涙を流しながら、「温かな創価家族の姿に、池田先生の真心を感じました。この心をわが国の同志にも伝えていきます!」と語った。  
●職場の人間関係などに悩んだこともあったが、師の励ましを胸に人間革命の劇を綴ってきた。  「困難は自身を鍛えるチャンスと捉え、皆の幸福に尽くしていきます!」
マダガスカルのジャニン・ラトヴォマナンツォアさんは、職場の上司に真心の対話を。その真剣な姿に心打たれた上司は、SGIの良き理解者となった。
秩父の友は「アフリカの友の師匠を求める姿に感激しました」との声を寄せ、アフリカの友は「池田先生の心をアフリカ中に広げたい」と誓っていた。


【心の福光プロジェクト 宮城で聖教文化講演会】
聖教新聞東北支社の山岸支社長が「一人一人が人生の復興、心の福光を成し遂げながら、東北から世界へ希望の光を」とあいさつ。
●平川所長は「歴史上、東北は津波や飢饉など幾度も困難を受けてきましたが、同時に、ダメージを克服する巨大なエネルギーも生まれてきたのです。周囲に希望を与える皆さまの姿に感銘を受けました」と共感を寄せた。


【長野・松本南文化会館 開館式を晴れ晴れと】
清水信越長が「新たな決意で、この宝城から多くの人に人間主義の哲学を伝えよう」と激励した。


【今週のことば】
 油断は大敵だ。
 広布のリーダーは 真剣な祈りと 厳たる責任感で 無事故・勝利の指揮を!


トーク2012 9・8「原水爆禁止宣言の日」55周年  平和の心を永遠に――】
 今回のゲストは、日本を代表する写真家として、約50年間、戦争の“傷跡”にカメラを向け続けてきた江成常夫さんです。「原水爆禁止宣言」発表から55周年の節目に、横溝靖彦東海道男子部長と平和の尊さについて語らいが弾みました。

〈精神の深い溝を埋めたい〉
●江成 「戦争の昭和」をテーマに写真を撮り続けてきた一人として、核兵器を“絶対悪”と断じた宣言に感銘を受けます。また、師の志を受け継がれた池田名誉会長の、長年の平和行動に敬意を表します。

●江成 満州での取材を通して、中国人民の懐の深さ、心の温かさを感じました。
 というのも、満州に取り残された日本人孤児を守り育てた何人もの中国人と出会ったのです。侵略した国の子どもに愛情を注いだ真心に触れたとき、深く感動しました。
 それとは対照的に、経済至上主義に走り、戦争という罪業を忘却してきた日本人。そして、戦争の過ちを後世に正確に伝えてこなかった日本という国。
 こうした精神の深い溝を埋めるために私はレンズを向けてきました。写真を通して、戦争で犠牲を強いられた人々の声を“代弁”する思いでした。
横溝 今、さまざまな外交問題が起こっています。政治レベルでは真の友好は深まらない。民衆と民衆との間にこそ、崩れざる絆が生まれるのではないかと思います。私自身、学生時代に交流団の一員として中国を訪ねた経験があります。現地の青年と直接触れ合うなかで、民間交流の大切さを実感しました。

●江成 写真は瞬間を映し出す手段ですが、遠く過ぎ去った時間を今に呼び戻す力を持っています。写真を通して「過去」を振り返り、「今」を考え、「未来」を予見できます。
横溝 「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)との仏典と響き合うお話です。「今」という一瞬は、過去と現在をつなぎ、未来を創っていくための一瞬なんですね。

〈後世に正確に語り継ごう〉
●江成 戦争ほど残酷なものは、この世にありません。過去の教訓を決して風化させてはいけません。罪業は忘却から始まります。日本は戦後、戦争の過ちを軽視してきました。
 だからこそ、過ちを真摯に受け止め、後世へ正確に語り継ぐことが、平和への道しるべだと確信します。
横溝 戸田第2代会長は核兵器について、「使用したものは悪魔であり、魔ものであるという思想を全世界に広めることこそ、全日本青年男女の使命である」と宣言を結ばれています。