キャンパスアカデミックナビ・幸齢社会 他

2012年9月19日(水)更新:2
【わが友に贈る】
 職場も地域も家庭も 人間革命の本舞台!
 「仏法即社会」 「信心即生活」だ。
 今いる場所で勝て! (聖教新聞 2012-09-18、以下同)


寸鉄
●座談会の週が始まる。学会伝統の広布推進の原動力。全幹部(リーダー)が総力挙げよ
●真心をもって説けば相手は必ずわかってくれる―恩師。誠実第一で絆結べ
●男子部NL(ニューリーダー)、女子部華陽L(リーダー)が大奮闘!新しい力で新しい拡大の波を起こせ
●打ち合わせは短時間で価値的に。目標や焦点確認し、皆が具体的な行動を
●未入会家族を大切に。身近な理解者ありて広布は伸展。誠実な振舞いこそ


【9・14 「県青年部の日」を記念 原田会長と共に青森が総会】
●「永遠に輝く広布の金字塔を築こう」


【北京・故宮博物院展が閉幕 104万人が鑑賞 中国美術展覧会 国内記録を更新】
●「本展の鑑賞者数は、過去に北京・故宮博物院が海外で実施した、どの展覧会よりも多いものとなり、両国の文化交流史上に残る盛大な催しとなりました。さらなる友好の往来を重ねていきたい」(北京・故宮博物院の陳麗華副院長)
●「次代を担う青年たちが異なる文化を学び、理解していくことが、ますます重要です。人と人がつながってさえいれば、必ずや平和な未来を築くことができます」(長崎歴史文化博物館の大堀哲館長)


【誓いの人生は美しい SGI会長と出会いを刻んだアフリカの友(下)】
●「先生にお会いでき、大変に光栄です。あの瞬間の興奮は、言葉では表現することができません。
 これまで経験したことのない感動を覚えました。また、自身のあらゆる悩みや課題が、とても小さなものに思え、境涯が瞬時に高まるのを感じました。
 ご多忙な中、いつも私たちのことを心にかけてくださり、ただ、感謝の思いでいっぱいです。お会いしてくださった意味の大きさをかみしめます。
 メンバーの中には、泣いている方もいて、私も涙をこらえるのに必死でした。
 この報恩感謝の心を力に変え、今後も先生のご指導通り、広布の大道をまっすぐに進んでまいります」―ウォン・ツィ (南アフリカ、女子部副グループ長)
●「本日は、先生、奥様にお会いする機会をいただき、これ以上の栄光はありません。お忙しい中、私たちのために、時間をつくってくださり、本当にありがとうございました。
 今回の研修会は、私の人生を大きく変えました。今後のナイジェリア広布の前進を固く決意しています。
 私は、これまで英語しか話せませんでしたが、ナイジェリアの多くのフランス語圏のメンバーと対話をしていけるように、1年間でフランス語の習得を目指します。そして、私たち全員が団結し、先生が提唱してくださった、そして、私たち自身の目標でもある、“21世紀をアフリカの世紀に”との構想を実現していきます」―イェイェツンデ・アログンダデ (ナイジェリア、女子部員)


【キャンパスアカデミックナビ(13)関西創価小学校 「文字」を大切にする心が「自ら学ぶ楽しさ」を育む】
〈書写教育 書き初め展で7度の日本一 丁寧に書く→忍耐・集中力がつく〉
●「創立者・池田先生は『人格即書道』と教えられています。文字には書く人の『心』が表れます。最初から字がきれいな人などいません。小学生の時から『丁寧に書く』ように心掛けることが大事なのです」
●書写教育の根幹は、創価教育の父・牧口初代会長が提唱した「ほね書き」による指導法である。手本に半紙を重ね、鉛筆で線の中心をなぞり、その上から毛筆で書き上げていく。“楽しく、わかりやすく、能率的に”との牧口会長の理念があふれる教授法だ。
●書写は、何度も何度も練習を重ねるなかで、忍耐力や集中力など“心の強さ”を育む。そのうえ、挑戦するほど字が上達する手応えがあるので、「ノートの字がきれいになった」「書くことが好きになった」と多くの児童が書写を通して学ぶ楽しさを実感する。
 こうして、書写だけでなく他の教科も含めた学習意欲の向上につながっているのだという。

〈漢字教育 漢検・漢字作文に挑戦 能動的に学ぶ「自習」を習慣に〉
●「文字」を通して児童の自主性を育む理念は、漢字教育にも表れている。
●「漢字は記録やコミュニケーションの手段だけでなく、その表す意味の深さや形の美しさにより、それ自体が優れた文化であり、漢字を知ることで豊かな表現を身につけていける」
 「漢字には一字一字に意味があります。知らなければ問題に答えられないので、漢字の勉強は地道に覚えるしかありません。だからこそ漢字学習を通して、自ら机に向かい、能動的に学ぶ姿勢を身につけてほしいと願っているんです」
●「木」をテーマに選んだ児童は「いつでもみんなに、ひかげをつくってあげる、やさしい気持ちのする『字』」と表現。ある児童は、本で調べた「家」の字の成り立ちを通し、大好きな家族やペットへの思いを記した。昨年度、最優秀賞に輝いた同高の男子児童は「凸凹(でこぼこ)」という字の面白さに着目。互いの主張がぶつかる“凸凸”でなく、互いに認め合い、尊重する“凸凹”の友情関係を築く大切さを訴え、その発想力の豊かさが高い評価を受けた。
●「気持ちを込めて、大変上手に朗読されていて感心しました」

〈校長に聞く 児童の努力を最大にほめて可能性と自主性を引き出す〉
●私たち教員が常に心掛けねばならないのは「児童の目線に立つ」ことです。
 創価教育の父である牧口先生は「教授の目的は興味にあり。智識そのものを授けるよりは、これより生ずる愉快と奮励にあり」と述べられています。
●児童の才能は、どこに潜んでいるか分かりません。だからこそ、まず「学ぶ楽しさ」を伝えていくことを最重要に考えています。
●学ぶ楽しさを伝える要諦は?
●子どもたちに自信をつけさせてあげることではないでしょうか。
 私たち教員は、子どもたちの視点に立ち、「どのようにアドバイスをすれば学習が進むのか」を軸に授業を行います。
●文章が苦手な児童に教員が寄り添い、「きのうは、どこに行ったの?」 「そこで、何をしたの?」「その時、どう思った?」など、一緒に出来事を振り返り、心に残っていることを丹念に思い出させて作文を綴っていきます。こうして苦労しながら長い文章を書けた時、「できた!」と満面の笑みに。大人から見れば、たった一つの文章にすぎないかもしれませんが、児童にとっては、かけがえのない成長の実感です。
創立者・池田先生は「子どもたちは、一生懸命に努力したことをほめられたり、喜ばれたりすることが、何よりも嬉しいものです。その時、子どもは幸福を実感するともいえましょう」と綴られています。私たちは、子どもたちの奮闘を見逃さず、最大限にほめたたえていけるように努めています。
●小学校の6年間では、苦手意識を持たせず、多くの知識を吸収してもらいたいと考えています。

《卒業生が語る》
●働きながら英語の勉強を続け、一昨年に念願の大手航空会社の客室乗務員になることができました。
 不規則な勤務時間、環境・気候の違いへの対応、お客さまへの心配りなど、常に心身共に最高のコンディションを保つことが求められます。時にはつらいと思うこともありますが、小学校ではビクトワール合唱団、中学・高校では陸上部を通して培った“負けじ魂”で乗り越えています。
●学園時代――特に関西創価小学校では、書き初め大会や校内写生大会等に一生懸命に取り組んだ時、多くの教員の方が本当に心からほめてくださったことが、大きな自信になったのを覚えています。型にはめるのではなく、どこまでも私たち児童の自主性を尊重してくれた授業のおかげで「自分で調べる」ことが習慣化し、授業中、手を挙げて自分の意見を発表する姿勢も自然と身につきました。


【幸齢社会 災害時に救助する「防災介助士」 高齢者・障がい者を安全な場所へ 社会貢献事業財団 代表理事 畑中稔さん】
●「天災は忘れた頃にやってくる」等の言葉がありますが、いざという時には市民レベルでも応急救助ができるよう、普及に努めたいと思います。 
地震体験機による災害擬似体験、視覚を制限した高齢者擬似体験などの実技教習を通し、日常生活では経験できない「気付き」を得て、主体的に問題を解決する力を養います。自分や家族の命と、地域や組織の安全を守る活動ができるようになり、集団の中でもリーダーシップを発揮するでしょう。
 「災害」とは、地震津波などの自然現象そのものではなく、人に被害があって、初めて災害となります。従って、自然現象の危機に対する弱さ(脆弱性)があるほど、災害は大きくなります。
 防災介助士とは、日頃からその脆弱性を考えて災害の被害をできる限り減らし、被災者への応急対応ができる人です。
●大事なのは日頃から、あらゆる状況を想定し、どんな支援が必要なのかを知っておくことです。そうすることで、全ての人に“一期一会”の思いで最適な「おもてなし」ができるでしょう。