広布の勝利は自分自身の勝利

2012年10月14日(日)更新:2
【本部幹部会で紹介された名誉会長の指針 愉快に前進! 強盛な信心を貫け】
●世界一の尊き仏法の求道者の旅、まことに、ご苦労さま!
 皆さまにお会いできて、私は本当に、うれしい!
 これほどに大勢の方々が、仏法研鑽のため、遠く海外から、はるばると来日してくださった。
 これほどに偉大なる使命の姿が、ほかのどこにあるだろうか。
 断じて創価学会にしかない。
 この一点だけをみても「創価学会は勝った!」と私は宣言したいのである。
 広布のための行動は、すべて、わが生命に功徳となって積まれる。御聖訓に照らせば、皆さま方の功徳が無量無辺であることは、間違いない。
 さらに、海外の皆さま方!
 皆さんを快く送り出してくださった、ご家族の方々、同志の方々に、くれぐれも、よろしくお伝えいただきたい。
●「多宝会」の名には、法華経に説かれる「多宝如来」の意義がこめられている。
 一人一人が「宝」の存在である。
 多宝会の皆さまが、仏法の正義を大確信で語られる姿は、まさに「多宝の証明」を思い起こさせる。
 〈法華経の見宝塔品では、多宝如来が、種々の宝で飾られた宝塔の中で法華経を讚嘆し、真実であることを証明した〉
日蓮大聖人は、広宣流布に励む功労の門下に対して「あなたが宝塔なのですよ」「あなたの内に宝塔品があるのですよ」と教えておられる。〈御書1304ページ、1250ページ〉
 妙法を信じ、唱える自分自身が多宝の宝塔なのである。信心を貫けば、大宇宙の宝を集めたような偉大な境涯になる。
 信心に定年はない。使命に引退はない。これが仏法者の生き方である。
●有名な「諸法実相抄」には、「地湧の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり」(同1360ページ)と仰せである。
 末法の「闘諍言訟」という争いの絶えない時代において、一閻浮提に妙法を弘めることは、真実の地湧の菩薩でなければ絶対にできない。
 これが御書に示された法理である。
 皆さま方は、大聖人の仰せどおりに、世界の平和のため、妙法を唱え、妙法を弘め、現実の上で、広宣流布を遂行している。
 皆さまこそ、地湧の菩薩なのである。
●広布に進む皆さま方を、必ずや、諸天善神が守る。日蓮大聖人が守ってくださる。
 梵天・帝釈はもちろんのこと、太陽も、月も、そして、宇宙のあらゆる星々までもが、皆さんを最高に尊い存在として讃え、厳然と守護するのである。
 大聖人は、「太陽も、月も、星々も、すべてが、わが心に収まっていると仰せである。」 〈「日月・衆星も己心にあり」(同1473ページ)〉
 大宇宙の法則にのっとって、自在に人生を生きていける。そういう力が、妙法を持った私たちにはある。
 それが「一念三千」を説き、「生命即宇宙」を説いた仏法の法則なのである。
●「人生は、永遠に挑戦であり、永遠に闘争である。ゆえに、永遠に勝利せよ!永遠に勝利しゆくことが仏法である」
 これが、戸田先生の叫びであった。
 先生は、さらに、こう言われた。
 「圧倒的な創価の完勝をもって、末法万年尽未来際への鑑としていくべきだ」
 勝つことは朗らかである。
 「勝利は決まっている!」と愉快に進むのだ。
 朗らかに生きることが勝利である。
●さて、仏には、さまざまな呼び名がある。
 たとえば、「戦いに勝てる人」と讃えられた。「最上の人」とも呼ばれた。また「激流を乗り越えた人」とも賞讚される。
 さらに、「(魔軍の攻撃に打ち勝った)勝者」「勇者」「偉大なる英雄」――これらもまた、仏の別名であった。
 御聖訓には、「法華経を信ずる人こそ仏には成るべし」(同1123ページ)とお示しである。
 ほかのだれでもない、妙法を信じ、唱え、弘めゆく、皆さま方こそ、仏である。菩薩である。
 ゆえに、皆さま方が負けるわけがない。いかなる困難も、障魔の嵐も、絶対に乗り越えていける。断じて勝っていける。それを確信していただきたい。
●「創価の完勝」――これは、戸田先生のまぎれもない遺言である。
 戸田先生は、広宣流布の戦いに臨むとき、「大聖人は生涯、戦われたではないか。御書に『仏法と申すは勝負をさきとし』(1165ページ)と書いてあるではないか。だから戦う以外にないではないか。大作、頼むぞ」と言われるのが常であった。
 その戸田先生の心を、わが心として、私は戦った。戦いぬいた。私は何ものも恐れない。
 ともあれ、今を勝利すれば、「次の50年」の広宣流布の流れを決定づけることができる。
 21世紀の命運を定め、ひいては末法万年尽未来際の完璧なる土台となり、本格的な出発点となることは、間違いない。
 朗らかに、断じて勝とう!
 勝ちぬくことを決意し、祈り、創価の完勝へ走ってまいりたい。
●妙法を唱え、広宣流布のために戦いぬく生命は即、「常勝」「常勝」の仏の生命として、あらわれる。
 ゆえに、強盛な信心を貫く人は、断じて負けるわけがない。
 また、負けてはならない。
 金剛不壊にして、常勝不敗の仏の生命を、この一生で完璧に鍛え上げるための仏道修行であり、学会活動である。
 妙法のために戦い、学会とともに勝っていくならば、必ず自分の生命も仏となり、一家眷属も、永遠に栄えていく軌道に乗る。
 「広宣流布の勝利」とは、すなわち「自分自身の勝利」なのである。 (2003年9月)
   (聖教新聞 2012-10-14、以下も)


【今週のことば】
 時代を動かす力は 我らの足元にあり。
 笑顔弾ける座談会こそ 喜びと勇気の発火点だ。
 共々に いざや前進!