寸鉄・東北福光新聞・世界の体験プラザ・スタートライン

2012年10月21日(日)更新:2
創価文化センターが竣工 友が憩う平和と希望の城 一般公開へ準備進む】
●待望の「創価文化センター」が竣工した。
 地上6階建てで、ガラス張りの外観が印象的な同センター。全国・全世界の友が憩い、創価人間主義の偉大さを実感できる“平和と希望の城”となる。
●明年の「総本部」の完成をもって、学会創立100周年に向けた信濃町周辺の整備が一つの区切りを迎えると述べ、「50年先、100年先の盤石な創価城の構築のために、心を合わせて力強く前進してまいりたい」(原田会長)  
●今後は、備品・展示物の搬入・設置などを行い、諸準備を終えた後、一般公開となる。 (聖教新聞 2012-10-20、以下同)


【わが友に贈る】
 配達員、新聞長はじめ 本紙を守り支える 全ての皆様に最敬礼!
 尊き一歩一歩が 広布勝利の歴史なり!


【パンプキン11月号 SGI会長のエッセーは「横浜」】
●特集は「心を潤す読書」


寸鉄
●「希望を灯す学会は社会の揺るぎない誇り」市議(ブラジル)。菩薩の行動に世界が刮目
●きょう広島の日。師弟の魂燃ゆる友よ! 平和原点の天地から対話の拡大を 
●「人間の連帯は不屈であり無限の力が」文豪(フランス)。創立の月へ互いに励まし前進
●部長級以上の女性わずか3%弱と。女性の登用は企業の活力に。変革急務
●リサイクルの日。循環型社会は身近な実践から。「環境革命」へ共々に一歩


【東北福光新聞】
〈亡き母と妻の思いに応えたい。「俺が頑張る姿で皆を立ち上がらせた」と。〉
●「おふくろさんも嫁さんも50年、信心してきましたからねえ。“志津川の小野”って言えば、創価学会って知られてますからねえ。惨めな姿、見せられないんです。俺が、志津川で頑張ることによって、みんなの励ましになるならね。俺がへこたれたんでは、なんねぇ」
●「最初は座談会にも行く元気もなかったすよね。そしたら、同志の人たちが来て、『落ち込んでいる人を一緒に励ましに行こう』って。逆に『俺、励ましてもらいたい』って気持ちだったけど。でも、家族いねくて、独りになって、何ができるかって考えたすよね。やっぱり『困った人さ、尽くすのが、一番のやることかなあ』って、そう思ったすよね。自分が行くことによって、頑張る人たちもいっぱい出てくるんすよ。『家族亡くなって大変な小野さんが、わざわざ来てくれるんだぁ』って、うん。私の顔、見ると安心するっていうかねえ。きのうも友達のところ行って来たんです」
 自分が立ち上がろうと努力する姿を見て、元気になる人がいることに気付いた。全国の同志からの励ましもあって、長い間活動していなかった人も座談会に参加するようになった。
 「50年、信心して受けた苦難ですから、ここでぶれていられない。自分が別の場所にいたために助かって、母と妻は亡くなった。二人に後を託されたって感じているんです。だから、二人の分も込めて、この信心で生きていこうと思うんです。使命で生かされたんですよ、きっと」
 そう語る小野さんを、まばゆい朝の光が包んでいる。街を見下ろしながら、小野さんがほほ笑む。
 「もう、皆さん起きている時間ですから、このまま地区の同志を回りましょうか」


〈共に生きる未来(あした)〉
●「被災」という出来事は大変に悲しいものでした。ですが、そこから生まれた「ヨコ」のつながり、そしてそこから波及した「地域社会の復興」の動きは、日本社会を変える先駆となるはずです。


【みんなの広場 人生を豊かにしたこの一冊】
〈絶望の底からの言葉〉
●中学生時代、ある本での、著名人による推薦図書の特集をきっかけに手にしたのが、V・E・フランクルの『夜と霧』でした。
 タイトルからは想像し得なかった、意外で、衝撃的な内容でした。第2次世界大戦中に、精神科医であったフランクル自身が体験した、ユダヤ強制収容所での悪夢の出来事を記したものだったからです。
 彼の五体にじかに刻まれた悲惨極まる体験。そして解放されてからも、彼の仲間たちの心がむしばまれていった事実。
 それらの記録が「私の人生を豊かにした」とは、安易に口にするのもはばかられる気がします。
 しかし、戦慄の日々を生き延びたフランクルの、“それでも人生にイエスと言おう”との言葉は、私の胸に鋭く突き刺さり、人生をいかに大切に生きるべきかという指標を与えてくれたのです。(東京・大田区 62 主婦)


【きょうの発心 「丈夫の心」で連続勝利の歴史を】御書 浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり(報恩抄、310ページ・編906ページ)
通解 浅い教えは信じやすく理解しやすいが深い教えは信じ難く理解し難い、とは釈尊の教判である。浅きを去って深きに就くのが仏の心である。
●浅い爾前権教を捨て、深い法華経につくことが、仏の心であり成仏の直道である、との釈です。
●大学を卒業後、第2総東京の地へ。そこで、男子部の先輩が、この御文を通し、語ってくれたことが忘れられません。
 「師匠が何度も足を運ばれた天地で戦えることへの報恩感謝を胸に、『丈夫の心』で師匠の期待に応えていこう」


【世界の体験プラザ 本年、初めて総会を開催できた!戦火に苦しんだ国土に平和の光を求めて クロアチアSGI ジョルジョ・ダシェンツォさん 池田SGI会長の著作の翻訳を開始】
●同志の輪の中に戻った。
 翌04年、思いがけず、会社からクロアチアの首都ザグレブに派遣されることになった。
 クロアチアは1991年、旧ユーゴスラビアから独立。民族間の対立から、激しい戦争が95年まで続いた。ダシェンツォさんの赴任は、戦争終結から9年後のこと。
 「ザグレブは、重苦しい雰囲気が残っていました。悲惨な戦争についてはよく知っていましたが、私はクロアチアに対する連帯を感じていました。ボローニャザグレブ姉妹都市でもあり、子どものころから親近感がありました。でも、この地が、私の人生とどんなに強い絆を持つかは、まだ本当には気づいていませんでした」
●2010年のこと。会社のオーナーから、解雇を告げられるという非常事態が――。
 「私の職責は、イタリアに本拠を置く多国籍企業の、工業機械を製作する会社の責任者でした。事業が拡大するにつれて、自分の管理能力の壁を感じていたのは確かです。しかし、たとえ失職しても、イタリアに帰るという選択肢はありませんでした」
 4月、退職の書類にサイン。退社期限の9月まで、約半年。それまでに転職先を見つけたい……真剣に祈った。
●間もなく「ありえない」ことが起こった。
 「私を解雇したその会社が、辞めないで、新しい商社を担当してくれないか、と変わったのです。オーナーが、『分かっているよ、君は、私の考えを尊重して決断してくれたんだ。クロアチアに残ってくれないか』と」
 「私なりに実績を上げていたのに辞職を迫られ、怒りと鬱憤でいっぱいでした。でも、その気持ちを抑え、オーナーの決定をとやかく言わずに受け入れ、これまでの感謝を伝えたのです。そんな私の態度が、オーナーの心に届き、私にもう一度チャンスを与えようと決めたのでしょう」
●「今年の売り上げは、昨年の倍近くになる見込みで、仕事での勝利を実感しています」
 人のこと、自分の周囲のことを思いやれるようになった。逆境にも負けない、強い人間になった。ダシェンツォさんは、信仰の力をそう語る。
●まだクロアチア語の教材はほとんどない。英語教材に頼るが、池田SGI会長の著作の翻訳も始まった。「一生成仏抄」の会長講義を、スロベニアのメンバーと毎月学んでいる。
●「全てがこれからです。私がここで経験している困難は、仏法を本当に理解し、私の人生をずっと早く開くためにまたとない機会だと感じています」
●去る6月2日には「第1回クロアチア総会」を開催した。
 「希望あふれる未来に向かって、歴史的な第一歩を刻んだ総会でした。これを機に全てが変わっていくことと確信します」
 かつて戦火に苦しんだ国土に平和の光を――。行く手には、はるかな未来への使命と生きがいの人生が開けている。


【ターニングポイント コートの上に自由を描く 全盲から見えたこと ブラインドテニス協会(近畿協会会長)】
●小学4年生。白杖を使うことに。杖は、母が一人で買いに行った。その帰り道。人から「大丈夫ですか、手伝いましょうか」と声を掛けられた。
 家に帰り、息子に手渡しながら母は言った。
 「これな、魔法の杖やったわ。人の思いやりが分かるんやで」
●自分の家を訪問してくれる男子部の先輩がいた。口癖は「5分で行くから」。夜中でも、家に居なくても、場所を告げると5分で来た。信仰の意味を熱心に語る先輩に尋ねた。
 「どうして、そこまでできるんですか」
 先輩は言った。
 「今の自分があるのは信心のおかげだから。今を一生懸命に生きたいんだ」


【スタートライン 教えて!生協の白石さん “新人類”が若者の心をつかんだ理由】
●「どんなユニークな質問でも、きちんと受け止め、誠実に回答してくれる。白石さんのしたためる『ひとことカード』には、今の日本に足りないものがある」との分析が興味深い。

●「仕事がつらいです…。」
白石さんの答え 土・日が楽しいと、特に月曜日がつらいですよね。なのでせめて私は、月曜をツキのある曜日と信じています。

●「仕事がなかなか見つかりません。」
白石さん 私の知人も、一年中ゴールデンウィークだと、先般嘆いておりました。
 ここはひとつ、GWをGood Workと変換し乗り気っていただければ幸いです。

●「嫌いな先輩がいます。」
白石さん 好きや嫌いは感情なので偽れないですね。これは仕方がないのではないでしょうか。
 しかしながら、嫌いな先輩に好かれたい場合は、その先輩を好きなフリをするしかないかと存じます。自分のことを好きな人を、人は嫌いにはなれないものですよね。
 そのうち先輩が、心を許した相手にしか見せない意外な一面を出し、そこを愛すべき部分と感じたら、「フリ」が消えるかもしれませんね。

●「仕事で結果を出す方法を教えてください。」
白石さん どうでしょう。設定した結果のためのお仕事は、その目的を果たす手段となってしまうのではないでしょうか。
 社会で求められていることは、時流や場面によって異なり、それらは予想し得るものではないこともありますね。
 その都度、真摯に対応することで結果も予想し得ないものがもたらされることもあろうかと存じます。
 型にはまらず、お互い頑張りたいものです。

●「僕たちにメッセージはありますか?」
白石さん そうですね。このようなご質問に私どもはどうしても構えてしまい、凝ったものを考えてしまいがちです。
 結局良いものが思い浮かばず、むしろ肩が凝ってしまいました。
 ということでメッセージはさておき、むしろマッサージを希望します。
 できれば、やや強めでお願い致します。

●「なかなか彼女ができないんです……。」
白石さん そうですか。こればかりは出会いの機会ですね。
 生協が積極的に男女の出会いをあっせんすることはないですが、家にこもるよりはぜひ、お店に足を運んでみてください。
 棚の新製品を取ろうと伸ばした、触れ合う手と手。
 ロマンスが生まれましたら、またご報告ください。