創価班の日 誓いを胸に 広宣流布の先頭へ

2012年11月7日(水)更新:4
【社説】
 先日、ある創価班の友から、喜びの声が届いた。
 「4年目検診は特に異常なしでした! 残り1年、気を引き締めて頑張ります」
 はじけるような声に、受話器の向こうの笑顔が浮かぶ。
 舌がんの再発から4年。彼にとって一日一日が、筆舌に尽くせぬ不安との格闘だった。何度も心が折れそうになった。
 それでも、頭(こうべ)を上げ、胸を張った。「人生の苦難こそ、飛躍の時」と語る彼の瞳。池田名誉会長が、若き日から“座右の銘”としてきた一節を思い出す。

〈「すべてを推進」と師が期待〉
 波浪は
 障害に遇うごとに
 頑固の度を増す
 若人も斯(か)くあれ
 ――たとえ巌に砕かれようとも、波は何度も何度も押し寄せる。人間もまた、障害があればあるほど、決してひるまず、前へ前へと進み、乗り越えていかねばならない――。
 再発の不安は、消えない。だが、ひとたび“銀のバッジ”を付けたなら、自身の悩みに負けず、涼やかな眼差しで、広宣流布の先頭に勇み立つ。
 心に燦然と輝くのは“師弟の誓い”。そうした真正の勇者の集まりが、創価班である。
 きょう11月2日は「創価班の日」。
 「創価学会のすべてを推進していくのです。創価班こそ、広宣流布の精鋭中の精鋭である」との名誉会長の期待を受け、1976年(昭和51年)、創価班は結成された。
 “信心を貫いた者は最後は必ず勝つ”との信念を胸に秘めて歩んだ“師弟の旅路”。きょうで、36年を迎える。

〈支えてくれる人たちに感謝〉
 創価班の友は全国各地、世界各国の“創価灯台”となり、未来を照らしている。家族の支えに感謝しながら――。
 着任の時、留守を守ってくれる妻がいる。子どもが留守番をしてくれる家もあるかもしれない。太陽となり、春風となって励まし続けてくれる母や父、そして同志がいる。
 そうした周囲の支えがあればこそ、“障害に遇うごとに頑固の度を増し”、誉れの創価班として、縦横無尽に戦えるのである。
 広宣流布の一切の責任を担い、会員を守り抜く使命に徹し、勝利の道を開く創価班の、勇者の活躍に期待したい。
   (聖教新聞 2012-11-02)