寸鉄・随筆 地域広布の勇者(下)・子宮内膜症 他

2012年11月7日(水)更新:3
【中国 井岡山大学池田大作研究所 張学長、曽所長、学生代表が出席し開所式】
●池田名誉会長の平和・文化・教育の運動と、その思想・哲学を多角的に研究し、日中両国の友好促進を目指す。
●名誉会長が、文化交流、環境保護、人権擁護などの活動をリードし、世界平和に尽力してきた(張学長)
   (聖教新聞 2012-11-02、以下同)


【わが友に贈る】
 日蓮仏法は 生命変革の原動力。
 広布の道には 無限の成長がある!
 無量の福徳が光る!


【きょう「創価班の日」ブラジル アルゼンチン 記念の集い】
●アフーダ委員長は、「学会と同志を護り抜くのが創価班の使命」と力説した。


寸鉄
●人生の可能性を開く学会員の生き方は世界が共鳴―総長(ウクライナ)。人間革命の世紀
創価班の日(11・2)。師弟の大城を護る陰の奮闘に感謝! 君らこそ青年学会の中核
●「英雄とは自分にできることをする人」作家(ロラン)。振舞で「目前の一人」を味方に
●「ほめられぬれば我が身の損ずるをも・かへりみず」。励ましこそ前進の力
●肺炎(マイコプラズマ)患者数が過去最高、8割が子供。手洗い予防が有効と。親子で励行を


【中国 井岡山大学池田大作研究所」開所式から】
《名誉会長のメッセージ 共生の心に人間性の輝き 教育交流で平和と友好の未来へ》
●名誉会長は井岡山大学が受け継ぐ「信念を打ち立て、艱難辛苦を乗り越え、事実を求め、新たな道を切り開き、民衆を依拠として、勇躍勝利する」との精神に触れ、度重なる試練にあっても、不屈の発展を成し遂げてきた歴史に心からの敬意を表面した。
 さらに「民衆と共に学び、民衆のために力をつけ、民衆に奉仕するために社会へ雄飛する――。この教育の根本の目的に厳然と邁進してこられた貴大学から、私は愛する創価大学生と共々に真剣に学ばせていただきたい」との決意を被歴した。
 ここで名誉会長は、同大学の立つ吉安市が、文化・芸術の分野で数多(あまた)の人材を輩出した「盧陵(ろりょう)文化」の天地であることに言及。
 同大学を代表する欧陽脩(おうようしゅう)が弟子の大詩人・蘇軾(そしょく)に贈った「応(まさ)に此の人をして、一頭の地を出(い)ださしむべし」(松本一男著『蘇軾にみる逆境在りて屈せず』日本文芸社)との励ましに対し、「偉大な指導者というのは、常に後継の青年の育成に、人知れず心血を注ぐものです」と述べた。
 また、そうした師の薫陶を受けた蘇軾が、投獄や流罪に遭いながらも、創作活動を続け、民衆と向き合い、共に同苦してきた事実に着目。「他者の上に不幸がある以上、自身の真の幸福もあり得ない。したがって、他者の不幸の上に自分の幸福を築かない。そして、他者の幸福を、わが喜びとして、労苦を惜しまず行動する。ここに、大中国の教育の伝統の中に脈打ってきた尊貴な人間性の陶冶(とうや)があり、感化がある」と力説した。
 そして、“共に学び、切磋琢磨する智慧の薫発が教育である。その智慧から、新たな価値を創造する力が生まれる”と訴え、張学長が記した言葉「創造は智慧を源とする」を通し、「創造の智慧を尽きることなく湧き出していく方途が教育の交流にあることを、私は強く実感する一人であります」との真情を伝えた。
 また、日本の軍国主義と戦い獄死した牧口初代会長が「郷里」から始まる「共生の生命感覚」を重視していたと紹介。平和と共生の心を、地域から世界へと広げていく同大学の前進に強い期待を寄せた。


【随筆 我らの勝利の大道〈88〉 地域広布の勇者(下) 民衆の連帯こそ幸福の大地 勇気と励ましの対話を広げよう】
●断固して
  いずこの地にあれ
   勝ち抜けや
  同志の絆と
    広布を忘れず

●「地方」とは、その土地の無数の宝がちりばめられて輝く、「地宝」ともいえようか。わが郷土が宝土であり、そこで共に生きる隣人が宝の人となるのだ。
●「心の一法より国道世間も出来する事なり」(御書五六三ページ)
●いかなる絶望の淵にも断じて友を沈ませない。あまりにも強く優しく、温かく豊かな「東北の心」から必ずや人類の未来を照らす理想郷が築かれゆくことを、私は祈り信じている。

〈庶民を強く賢明に〉
●「いったい誰が、庶民を護るのか?それは、創価学会である!」
 「庶民が強くなるとは、どういうことか?
 学会が強くなることである!」
●いつの時代も、災害や世の乱れに最も苦しむのは庶民だ。庶民が強く賢くなり、連帯するために学会はある。
●同じ地域で戦う「ブロック」という組織が力を持てば、同志間の連絡も早い。励まし合いも深まる。一人ひとりも強くなっていく。
 地域に根を張ってこそ、「信心即生活」「仏法即社会」の勝利があり、「立正安国」の確かな実現もある。

〈祈って友の中へ!〉
●地域に根差した組織の構築には、何が必要か――私が葛飾で実践したのは、「強盛なる祈り」「温かな人間の交流」「師弟共戦」「勇気の信心」の四点であった。
 第一の「強盛なる祈り」とは、白馬が天空を駆け、大宇宙をも動かしゆくような勤行・唱題である。それが勝利の源泉となる。
 言うまでもなく、基本が大事である。どんなに頑張っても、基本が疎かでは、努力も空回りしてしまう。
●有名な御聖訓には、「強盛の大信力をいだして法華宗四条金吾四条金吾と鎌倉中の上下万人及至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ」(同一一一八ページ)と仰せである。
 “断じて、わが地域の広布を成し遂げてみせる”との誓願に立って、強盛なる祈りから出発するのだ。
 第二は「温かな人間の交流」である。私が葛飾で最も心を砕いたこと。それは一人ひとりと心を通わすことであった。
 まず自分が立ち上がる。その一人がエンジンとなって、変革が始まる。これが広布拡大の永遠不変の方程式である。次に、そのエンジンの回転を組織の隅々に伝えていくことだ。それは団結の強化ともいえよう。
 皆の心のギアをかみ合わせるのは、どこまでも一体一の個人指導であった。
●「相手に思いやりのありったけをぶつけていくのです。精一杯、真心から励ましていくのです。それが、仏の振る舞いだよ」
●人を育てようと思うなら、励ましの声を惜しんではならない。真心こそが友の心を動かすからだ。

〈共戦そして勇気〉
●第三は「師弟共戦」。
●師と同じ決意に立ち、師の指導のままに戦いを起こし、師に応える最高の勝利の旗を打ち立てていくことだ。
 師匠ならば、どう祈り、考え、行動するか――その一点を心の中心に置いて、師の指導をわが血肉とし、実践に移す戦いである。
●師と同じ心で戦えば、打つ手は必ず見えてくる。手を抜かず、妥協せず、ベストを尽くしていくことだ。 そして、第四に「勇気の信心」である。
 動かなければ何も変わらない。信心とは「勇気」の異名である。一歩を踏み出す行動こそが、新しき広布の歴史を開くのだ。
 私は葛飾の地で、最前線の一人ひとりが具体的な目標を掲げ、挑戦していけるように心掛けた。同じ思いに立ってくれた友は、大きく成長していった。
 そして三年後の十二月、葛飾は三つの総ブロックへと発展し、堂々たる地域広布の基盤が固まったのだ。
     ◇
●ドイツの文豪ゲーテは、「全体の幸福」を築きゆく方途について、「自分自身の足元」から始めよと語っていた。汝自身の勝利を、全体の大きな幸福に結びつけていくのだ。そこに地に足の着いた軌道もある。
 ともあれ、自分の足元から自他共の幸福の波を――そう深く誓願しての創価の陣列は、今や世界百九十ニカ国・地域へと拡大した。
●なかんずく、どの地域にあっても、熟練の“多宝”の先輩方が後輩たちを慈しみながら、友好と信頼の輪を広げてくださっている。
 心深き副役職の方々は、リーダーを支え、誠心誠意で広布の道を開かれている。町会やボランティアをはじめ地域活動で貢献している方々もおられる。
●「今、時代は人のつながりが希薄になり、自己中心的な思想が蔓延しています。こうした社会にあって、SGIの皆様は温かな心を持っておられる。水面に落とされた一滴の薬が、やがて表面を覆っていくように、必ずや創価の慈悲の哲学が世界に広がっていくでしょう」
●今こそ、私たちが近隣との絆、地域の絆を再び結び直す時ではないだろうか。
●偉大なる
  創価の友の
   陣列は
  あの地この地で
    勝利の乱舞を


【きょうの発心 一人一人が常勝不敗の闘将に】
御書 我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし(開目抄、234ページ・編464ページ)
通解 私と私の弟子は、多くの難があろうとも、疑う心を起こさなければ、自然に仏界に至るであろう。
●いかなる難があっても、疑うことなく信心を貫けば、必ず成仏の境涯を得られると仰せです。
 幼少の頃から「何があっても御本尊を疑わずに、師匠と共に信心を貫いていきなさい」と、この御文を通して両親や地域の先輩が教えてくれました。
 中学2年生の時に腎臓病を患い、入院。半年間に及ぶ病院での生活のなかで、次第に自暴自棄に。そんな私に両親をはじめ同志の方々が、「全部、意味があるんだよ。信心で必ず乗り越えられる」と激励をしてくれました。そのことが今も胸に残っています。
 退院後も闘病は続いていますが、病と付き合いながら、日々、全力で奮闘しています。


【生活ワイド 子宮内膜症
●子宮内膜の細胞が、何らかの原因から体内の他の場所に生着し、増殖することがあります。これを子宮内膜症と呼びます。
●この病気の女性は、不妊症を合併することが多く、卵巣がんを発症しやすくなることも分かっています。
●月ごとに月経痛が強くなる
●さまざまな部位にできる。
●早期の発見・治療で重症化を防ぐ
●手術で癒着を剥がす