勝利の塔を目指して進め

2012年11月9日(金)更新:5
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 11・5「男子部の日」を迎えるわが門下に贈る 勝利の塔を目指して進め】
 我らは 喜々として走る。 我らは 迅速に走る。
 新しい太陽に 照らされながら 永遠に明るい勝利の塔を 目指して 前進する!
 天空には 美しい雲が浮いていた。 太陽も 月も 星も そして 風も みな 我らを 慈悲で包んでくれる。
 我らは 自分自身に 万歳と叫びながら 断固として わが目的のために 善を勝ち取っていくことを 決意する。
 勝たねばならない! 断じて勝つことのみが 一切を 平和と幸福にできるからだ。 抽象論など必要ない。 空想の物語など必要ない。 詭弁の説法なども必要ない。
 人の心を 善の信念の心で 動かすことを知らぬ 指導者などの言動には 見向きもしない。
 我ら 若き英知は 老獪(ろうかい)な権力の魔性や 売文の暗き嫉妬の声には まったく頭を縦に振らない。
 我らには 未聞にして無限の富がある。 知性と信念と福徳の 財宝を持っている。
 活発な生き生きとした 新しい道を 新しい人たちと共に 前進しているのだ! あの残忍な輩とは 生命の血管の流れが違うのだ!
 我らには 素晴らしい 新世紀にふさわしい 肉体と魂が 薫り高く備わっている。
 邪悪な彼らは 悪徳を背負って 疲れながら 夕暮れの町を歩く。
 我らは 鋼鉄の如き強き悪を ものともせず 野に咲く花を見ながら 天空の青空を見ながら 栄光と理性と勝利の 散歩を楽しみながら歩む。
 彼らの運命は 群衆に囲まれた 銃殺刑のように 感じられてならない。 彼らの前途は 恐怖だらけである。
 我らの人生には 理想の大空への 飛躍の心が 捧げ持たれている。 そこには 恐怖もない。
 君たちの堂々たる 正義の雄叫びの前進の中に 多くの真実の人間が 再び舞い戻って 共々に 確かなる 巨大な大平野の世界を 見つけ出し 作り出し 築き上げゆくにちがいない。
 ゆえに 君たちは あまりにも凄まじき 振る舞いを し抜いて 悪の侵略者たちを 叩き倒しゆく 大事な 大切な またとない 夜明けの英雄なのだ!
 出発は 止めることはできない。
 断じて この道を また この道を 辿りながら 登りながら 築きながら さあ 進もう! さあ 歩もう! さあ 走ろう! さあ 行こう! 「平和」と「正義」の戦(いくさ)の歌を歌いながら!
   (「若き正義の青年部に贈る 夜明けの英雄! 永遠の同志の道を」より)


●天を突くように伸びゆく塔の雄姿――1989年6月、池田名誉会長はフランス・パリを訪問。大統領をはじめ多くの要人との会見に臨み、フランス学士院では「東西における芸術と精神性」について講演した。平和・文化・教育の渾身の対話の中で、桂冠詩人は、青空に映えるエッフェル塔をカメラに収めた。
 戸田第2代会長が夢見た「世界広宣流布」。恩師の夢の実現を自身の夢として、弟子の道をひた走ってきた名誉会長。その奮闘により、わが身に宝塔を見、わが友に宝塔を見る「人間の尊厳」に目覚めた幾百万の青年が、各国で立ち上がっている。
 あす5日は「男子部の日」。
 「青年よ、一人立て!」との恩師の師子吼に呼応し、青年部の室長だった名誉会長が「国士10万」の結集を成し遂げた「第10回男子部総会」の日を淵源とする。一人立つ真正の弟子が、陸続と決起する永遠の誓いの日である。
   (聖教新聞 2012-11-04)