ラジオ朗読「新・人間革命」が2500回に・生活に生きる仏教講座他

2012年11月9日(金)更新:4
【マレーシアの名門マラヤ大学東洋哲学研究所が共同シンポジウム 「平和・共生・持続可能性」をテーマに】
〈マハティール元首相が特別講演 創立50周年の東哲と一緒に「文明間対話の努力を」 イスラム文化圏で初開催 各界の識者が出席 有力紙が報道〉
●「平和とは、決して戦争を起こさないことであると考える。異なる国家が共生できる世界こそが、平和な世界なのである」(元首相、以下同)
●「両機関のシンポジウムは、今後も継続させるべき行事」
●「長い旅かもしれないが、このような対話の努力が、世界から戦争をなくす道である」
   (聖教新聞 2012-11-04、以下同)


【わが友に贈る】
 会って語る! それが平和の王道だ。
 弾む声、弾む命で 友情を広げよう!
 さあ勇気の一歩を。


【セイキョウオンライン スマートフォン版が公開】
●掲載日当日の「本紙一面」のイメージ画像が閲覧可能に。好評の「音声配信サービス」も利用できる。
 http://www.seikyoonline.jp/


寸鉄
●SGIの健全な前進によって社会は蘇生し躍動―学者(イギリス)。万人が輝く世界へ
●「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり」生き生きと体験語り拡大
●師子の子は鍛えれば鍛えるほど逞しくなる―恩師 青年よ激戦の中で伸びよ
●節電へウォームビズ運動室温は20度。衣食住の工夫で暖かく。知恵豊かに
●未来は私たちの今の行動にかかっている―偉人(ガンジー)。立正安国の大理想へ邁進


【希望と励ましの声を届ける ラジオ朗読「新・人間革命」が放送2500回!】
《テーマ発言 みんなの広場》
●いつも池田先生がそばにいらっしゃって、励ましてくださっている気がするのです。
●“悲しみは半分に、喜びは2倍に”――これが、私にとってのラジオ朗読です。
●クラブ活動や友人関係に悩んでいる時、その状況にぴったりの山本会長の言葉が、優しく、心に染み入るように流れてきて、驚いたこともあります。
 最近では、井戸水を飲もうとして、つるべを取り上げられたアメリカ兵の捕虜たちに、つるべに水をくんでそっと置いてあげた北九州の婦人のエピソードが心に残りました。人間を人間扱いしなくなる戦争の恐ろしさを感じ、周囲の人から憎悪の目を向けられても、正しいと思ったことを行動に移す婦人の勇気に心から感動しました。
●山本会長の言葉は、まるで自分に言い聞かせてくれているよう。読めない分、心にしっかり刻み付けてきました。
 印象的だったのは、第11巻「常勝」の章、「関西文化祭」の一場面です。人文字のメンバーとして出演した、目の不自由な女子高等部員が、隣の同志の支えにより、色彩板を一度も間違えずに掲げるのです。臨場感あふれる朗読で、大きな感動に包まれました。
●読むのが困難な私にとって、これ以上ない、ありがたい贈り物です。


《ナレーター奮戦中》
 声優 小野田英一さん
●この作品には、右腕の不自由な女性が自分の弱さに挑戦し、文化祭に出演する(第18巻「師恩」の章)など、困難を敢然と乗り越え、勝利していく人間ドラマが随所に描かれています。
 深く共感し、読むたびに、勇気を頂いております。
●“リスナー(聴取者)が待っているのだから、「新・人間革命」の声を送り続けたい”“番組の関係者に迷惑はかけられない”という思いで、自分を鼓舞し、力を奮い起こしてきました。
●皆さまの期待にお応えできるよう、“昨日よりは今日”“今日よりは明日”と挑戦を重ね、日々、より良い番組にしていきます。


 声優 沢田敏子さん
●毎回の収録では、リスナーの目に、物語の映像が鮮烈に浮かんでくる“見えるようなナレーション”を目標にしています。
 それには、小手先の朗読技術を駆使することより、原作を熟読して深く理解し、作者の意図に迫ることが重要だと考えています。
●多くのリスナーに希望と喜びを送れるよう、原作をいっそう読み深めながら、常に精進していきたいと思っています。


《あの日、あの時――スタジオ記録帳 常に“最高の番組”をめざす 3・11東日本大震災 大揺れのなかで続けられた収録 大変な時だからこそ勇気を!元気を!》
●昨年の3月11日(金)、東日本大震災が発生したこの時刻も「新・人間革命」の収録中であった。場面は、山本伸一の沖縄訪問を描いた第19巻「虹の舞」の章だった。
●中断から35分後、渡辺(※プロデューサー)が言った。
 「さあ、それでは再開しましょう!」
 既に皆、スタンバイしている。収録を続ければ、帰宅も困難になろう。しかし、収録を打ち切ろうなどという発想は、誰にもないようだ。
 普段にも増して、皆の表情には真剣さが漂う。読み違いもない。
●三たび収録は開始された。
 “こんな時だからこそ、被災した方々に、少しでも勇気を届けたい! この放送を励みにしてほしい!”
 皆のそんな気持ちが気迫となって伝わってくる。読み上げる小野田の声に熱がこもる。
 ――沖縄の青年が、山本伸一の前で、堂々と決意を披歴する箇所である。
 「……私たちには、人間の苦悩を根本的な生命の次元から解決しゆく、仏法という哲学があります。それは、英知と創造の源泉であります。沖縄健児は、今後、いかなる試練があろうが絶対に挫けません」

〈ナレーターの声にこもる力〉
 さらに一段と力をみなぎらせ、声を振り絞るように叫ぶ。
 「さあ、本日より、再び『じっとこらえて今に見ろ』との思いを胸に、私たちの力で、わが愛する沖縄を、理想郷にしてまいろうではありませんか!」
     ◇
●「もう一度、お願いします!」
 その声には、“妥協はしたくない!”という、断固たる響きがある。
 自ら録り直しを求めることを、いつからか、“自己申告”と呼ぶようになった。その回数が、実に多い。
●「ここ、ここですよ。ノイズ、聴こえるでしょ?」
 いや、聴き取ることができない。再度、聴かせてもらう。よく耳を澄ましていると、「サッ」という、かすかな音が入っている。シナリオをめくる音らしい。
 「ここ、録り直します」と山口(※ミキサー)。真剣さがもたらす、研ぎ澄まされた聴覚に驚嘆する。

〈選曲にも光る“音の匠”の技〉
●驚嘆といえば、効果担当の玉井は、毎回、いい意味で予想を裏切る。
“ここは、悲しい場面だから、もの静かな曲を選ぶだろう”と思っていると、むしろ、ハイテンポの強い感じの曲であったりする。
 そして、その曲が、切迫感を醸しだし、悲しみの深さを引き出す。“音の匠”の見事な技に脱帽する。
 皆が、毎回、“最高の番組”をめざしている。
 その心と心の共鳴が、原作を生かし切った感動の大交響曲を奏でながら、放送2500回の黄金の歩みを刻んだのだ。


【生活に生きる仏教講座 自身を高めゆく師匠の存在 副文芸部長 山田郁子】
●何よりも人との出会いを通して、人生にも師があることに気付き、創価学会に入会して自身の大変革に至りました。
●「心の師とはなるとも心を師とせざれ」(御書1025ページ)
●これは、自分の心が“中心”となることを戒められた言葉です。“師匠”という規範を持てば、自身に振り回されることはありません。私は、心のおもむくままに生きることが、悔いのない充実した人生だと思っていましたから、まさに赤面の至りです。唱題で自身を見つめていくことで、自分がどう進んでいけばいいか、客観視できるようになりました。
●信仰で培ってきた“一人を大切にする”精神は、教室に来る友と顔を合わせての“声掛け”となって生かされています。
 「あなたが来てから会が変わったわ。講師が、より素晴らしい先生たちになったし、これまでは講義を2時間受けたら帰るだけだったのに、おしゃべりするのが楽しくて、講座が待ち遠しいの」
●これらの活動は、全てボランティアですが、だからこそお金では買えない喜びに出合うことができます。ちょっとした振る舞いで友が笑顔になり、「ありがとう。元気が出たわ」の声が聞こえた時、心底うれしく“よかった”と胸が熱くなり至福に包まれます。
 私の幸福観は、人生の師を持つことで変わりました。自身の境涯が高まり、以前の自分は何と“小さな幸福”を追い求めていたのかと気付かされました。
●「日蓮と共に進む時は、必ず宝のある所(仏国土)に至る」(同734ページ、趣旨)
●この大いなる願いの実現へ行動を続けてきたのが創価学会であり、そのリーダーが池田先生です。仏法の根本は“師弟”なのです。私は先生を人生の師匠と決めて進んでいます。
 先生の願いは「一人残らず幸福になること」です。「宝のある所」との言葉通り、人々の幸福のために行動できることが、弟子としての最高の喜びであると感じます。自身の進むべき方向を示し、自身の境涯を高めてくれる無二の師を持つことで、悔いのない人生の道程を歩めると確信します。
 「わが人生(みち)に 励ます師いて あなうれし 時はいまなり 熱き血湧く」


【希望の泉 〜心に刻むこの一節〜 挑戦する充実感こそ「陽報」】
●陰徳あれば陽報あり (陰徳陽報御書、御書1178ページ)