強くあれ 強くあれ! 青春とは成長する生命

2012年11月19日(月)更新:2
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 11・12「女子部の日」―健気な友の幸福を祈る 強くあれ 強くあれ! 青春とは成長する生命】
 成長する生命が 青春だ! その快活な歩調のなかに 多くの書物もある 求めゆく智慧もある!
 この世のあらゆる風雪も 自身の心(なか)で 勝ち越えてゆくことだ!
 聡明に 美しい心の世界に 幸福と価値ある希望を 抱きて生き抜く 青春と生活は楽しみである
 それこそ すべてが 私の頭上を飾る 香り高き 花冠(かかん)となるのである
 泥沼のような社会にも 私は足をとられない きらびやかな幻惑の栄華も 私はうらやむ必要はまったくない 無情の悪口(あっく)にも批判にも 私は決して脅かされない
 私には絶対に信じられる永遠の法則と なんでも語り合える 心から信頼できる 同志の姉妹たち 創価の家族があるからだ!
 人のために 灯した火が 自分の前を照らすように 友の幸せを願う心に 幸福の明星が輝きわたる
 私の幸福の部屋は 決して 狭くはない! あの人も この人も みんな一緒に入ることができる
 自分勝手なエゴは 陰険に 人を追い出し 宝の部屋を独り占めするが 結局は 自分自身も宮殿にいられなくなり 孤独の地獄に放浪する
 わが友と 手に手をつないだ 美しき花綵(はなづな)の広がりが 私の歓びを 何倍も大きくしてくれる
 「優しさは 強さの花である」と キューバの革命家 ホセ・マルティは言った
 私は 雨に打たれても 毅然と 咲く花だ! 仲間たちに 微笑みを分けてあげよう!
 臆病であったり 弱ければ 人を守れない 結局は無慈悲な 哀れな自分を見るだろう
 自身の悲哀に勝ってこそ わが友の悲惨な闇を知る 自身の弱さに負けぬから 人の悩みを取ってあげられる
 強くあれ 強くあれ! それが幸福の宮殿を開く 第一の合言葉だ 悲しき歌に別れを告げ 弱虫な自分に 打ち勝ちて
 欺かない! 正義に欺かない 自分自身を知ることだ
 信仰は 感傷ではない! 断固として わが人生に勝ちゆくことだ
 輝く瞳の娘たちよ 青春ということだけで 幸福の王女なのだ! 異様な苦悩の雲の上に飛べ! 自分自身の活発な魂をもって 自由の翼を広げるのだ! 嫉妬の湿地帯を 見下ろすのだ!
 侘しく揺れ動く感情の 奴隷になってはならぬ 毅然として胸を張れ! そして 自らの心の指揮をとれ!
 汝自身が 人間の女王であることを 忘れるな! 貴女は その宝座(ほうざ)に 多彩な世界に包まれて 集中せよ!
 深き祈りの心を定めた人には もはや 暗闇に漂流しゆく 不安もなく迷いもない! 心の奥に安堵しきった 明るい自由な道が 広々と開けている!
 (「大切な わが女子部の皆様に贈る 幸薫れ 緑の栄冠」より)


●一輪の可憐な花が、周囲を明るくし、人々の心を和ませることがある。女子部は信心に励み抜く中で、美しき花のごとく、思いやりにあふれ、明朗で快活になってほしいと池田名誉会長は念願してきた。
 1994年5月、名誉会長はドイツ・フランクフルトにいた。眼前には赤いゼラニウムが仲良く咲いていた。花言葉は「真の友情」である。
 あす12日は「女子部の日」。「朗らかに、積極的に、そして聡明に、善き友人、善き同志と接し、深き友情を結んでいっていただきたい」――師の期待を受け止めた“幸福の使者”たちは今、皆を照らす太陽となって、家庭に、地域に、職場に、励ましの光を放っている。
   (聖教新聞 2012-11-11)