わが学会は、日本の潮であり、その叫びは、獅子王の叫びである

2012年11月29日(木)更新:2
【名字の言】
 飛行機の24時間離着陸が国内で最初に始まったのは北海道の新千歳空港。昼夜を問わず、多くの人や物が往来する要衝で、地元の壮年部員が同空港最大手の航空貨物運送会社を経営している▼不景気の中、業績を拡大。肺病やがんを克服し、約50世帯の友に弘教も。地道に進む彼の原点は1957年(昭和32年)の「夕張闘争」にある▼炭鉱の街・夕張の学会員が労働組合からの不当な弾圧をはね返し、信教の自由を守り抜いた人権闘争。この時に行われた大会で整理役員を務め、池田名誉会長の言葉を若き生命に刻んだ。「わが学会は、日本の潮(うしお)であり、その叫びは、獅子王の叫びである」▼当時、戸田第2代会長は「学会員の大半は勤労者」「強力に自らの生活改善のための組合活動に協力している」と(「大白蓮華」同年7月号)。人一倍働き、一市民として地域や社会の活動にも責任を全うする。その上で人間の尊厳を守るためには断固、戦う――これが創価の生き方、「日本の潮」「獅子王」としての誇りである▼先の壮年も、この意気で歩んできた。「師子は常に勝つ。『これだけ歴史をつくった』という生きた証しを残したい」と意気込む。夕張闘争の不屈の魂は、55年後の今も、北海同志の心に脈打っている。(鉄)
   (聖教新聞 2012-11-29)