“他者への不信”を打ち破れ!2カ月で5千人と語り合う

2012年12月24日(月)更新:4
核兵器廃絶へアメリカ学生部が対話運動 SGI会長の提言を受けスタート ハーバード、UCLA、コーネル大など全米17大学で展示】
●「核時代」に終止符を打つために戦うべき相手とは、核兵器でも、核保有国でも開発国でもない。自己の欲望のためには相手の殲滅(せんめつ)をも辞さないとする、「核兵器を容認する思想」である (SGI会長)
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核兵器を取り巻く社会の無関心、偏見、そして拭いがたい他者への不信感。誰もがもつこうした心の壁を取り払う方途をめぐって、討議を重ねた。そして出た結論は「一体一の対話」だった。
 「展示やソーシャルメディアは意識を喚起することはできます。しかし、それだけでなく、本当に人々の考え方を変革していくには継続的な対話が必要なのです」 (アナ・イケダ女子学生部長)
●展示に訪れた参加者は語った。
 「自分が変われば環境は変わるという理念に感銘を受けました。正直に言って、核兵器廃絶は難しいだろうと考えていましたが、必ず実現できると確信できました」
●“他者の不幸の上に自らの幸福を築かない”
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●ニューヨーク圏で女子学生部長として活躍するマイ・コヨウさんは、「最初は核兵器が自分の生活に何の関係があるのか分かりませんでした」と語る。
 しかし、学生部の会合や研修会でのディスカッションを通して、核兵器と学校で目にした“いじめ”の奥には共通したものがあると気づいたという。
 「結局、その根底にあるものは他者への不信と恐怖です。これこそ私たちが立ち向かわなくてはいけないものなのです」
   (聖教新聞 2012-12-24)