教学 今いる場所で仏縁を拡大

2013年1月10日(木)更新:2
【きょうの発心】
御文
 中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ(崇峻天皇御書、1173ページ・編1038ページ)
通解
 中務三郎左衛門尉は、主君のためにも仏法のためにも世間的な心根も非常に立派であったと、鎌倉の人々に言われるようになりなさい。
●苦境から脱しようとしていた四条金吾に、職場でも、信心のうえでも、地域にあっても、たたえられる存在に、と励まされた御文です。
 「今いる場所で、“いてもらわなくては困る人”に」――この池田先生のご指導を胸に地元役場に勤務。やがて、情報システム化や財政の改革など、重要課題を任されるようになりました。しかし、業務の行き詰まりや人間関係の悩みから、心身症潰瘍性大腸炎を罹患。長期療養を余儀なくされました。
 さらに、妹のがんの治療や、娘のダウン症など、数々の試練が。この時、「仏法の御ためにも」と、使命を果たすべく、真剣な祈りに挑戦。一つ一つ困難を乗り越えながら、弘教、聖教拡大も成就。仕事でも信頼を勝ち取り、実証を示すことができました。
 定年退職した今も、朝1時間の唱題の実践を原動力として、地域への貢献と職場で縁した人たちとの友好を広げています。
 わが南和太陽県は、地域に社会に幸福の連帯を広げ、多くの人と仏縁を結んでまいります。
   (聖教新聞 2013-01-10)