世界広布のフロンティア・学生部、女子学生部大綱・防災、減災の視点

2013年1月16日(水)更新:2
【新成人が希望の旅立ち 各地で勤行会 池田大作名誉会長が祝福のメッセージを贈る 「師子王の心を」「一生の幸の土台を」】
●「他人が見ていようといまいと、大誠実の行動を貫き、信頼という宝を勝ち取っていこう」

《名誉会長のメッセージ》
●御聖訓には、「(法華経は)地を走る者の王であり、師子王のごとくである。空飛ぶ者の王であり、鷲のごとくである」(御書1310ページ、通解)と説かれます。
 若くして世界第一の大仏法を持った皆さんが、どれほど尊貴であり、どれほど偉大な存在であるか。皆さんは、どんなことがあっても、希望と充実と勝利の青春を走り抜き、未来へ大きく羽ばたいていけることは、絶対に間違いありません。
●仏法では、蘭は、高貴な友情を結んでいく象徴の花です。
 どうか、皆さんは、日々、じっくりと努力の根を張り、自分の才能を天高く伸ばしながら、堂々たる大樹と育っていってください。
 そして、世界中に友情と信頼の花を咲かせていってください。
●「願は我が弟子等・大願ををこせ」(同1561ページ)
●私と一緒に、広宣流布の大願を起こして、戦い進もう!
   (聖教新聞 2013-01-15、以下同)


【わが友に贈る】
 降雪や強風に注意。
 路面の凍結による
 転倒や交通事故に
 くれぐれも用心を。
 どうか安全第一で!


【グラフSGI 2月号が完成】
●「合言葉は『仲良く!』――私たちは“SGIファミリー”」と題した特集では、朗らかに人間共和を謳う各国SGIの友が、誌面いっぱいに広がる。
 3月号の特集は「知りたい! 世界の若い力――SGI男子部を追って」。師の心をわが心として活躍する男子部を紹介。「青年学会 勝利の年」を勝ち開くヒントを世界の男子部の姿から学ぶ。


【2013年青年SGI勝利の年に誓う 第5回 マレーシア 労苦は飛翔への心の財】
●「労苦とは鍛えの異名 飛翔のための尊き“心の財”なのだ。ゆえに 勇んで労苦を引き受け 友と同苦し 民衆に 社会に 奉仕しゆく利他の人であれ」
●「本年、SGMでは、長期的な視点に立った新たな人材育成プログラムを開始します。青年学会の永遠の発展へ、後輩を全力で応援するとともに、私たち青年が、師弟共戦の模範と輝く対話拡大に挑みます!」


寸鉄
●座談会は人間関係が希薄な現代に絆を生み出す―学者(イギリス)。さあ本年初の集い
●中等部が「結成記念日」。君の成長が未来の希望! 英知磨け。父母を大切に
●「法華を識る者は世法を得可きか」。強き祈りから出発。そこに勝利の実証
●才能とは己の力を信じる事―作家(ゴーリキー)。1度ダメなら2度!青年は挑戦王たれ
●防災とボランティア週間共助と同苦こそ。学会員の振る舞いに地域の共感


【ふるさとUターン 創価大学同窓の友(5) 石川県 生き生きと社会で光れ】
〈地元新聞社勤務 先駆の営業マン〉
創立者は「青年ならば、学生ならば、正義の言論魂を炎と燃やして、戦い抜いていただきたい」と訴えた。
 “言論魂”の体現者にと、就職活動では、狭き門であるマスコミ業界に挑戦。現在の勤務先の理念に深く感銘し、創大男子初の内定を得た。
 その報を聞いた創立者は「頑張れ!」「しっかりと実証を勝ち取りなさい」と伝言を。入社後も「先駆者だから頑張れ!」との励ましの言葉を寄せた。

〈故郷で税理士事務所を開業〉
●モットーは「顧客と苦楽を共に」。
●「人々のため」との原点を胸に、資金繰りなどの課題を乗り越え、独立を果たした。


【世界広布のフロンティア〈21〉 アイスランド レイキャビクの婦人部 オーロラの島に咲く幸福の花】
●「冬は雪が光を運んできてくれるんです。太陽が出るのは少しの時間ですが、雪に街の光が反射して明るくなるんです。夏には多くの花が咲きますし、ここは四季それぞれの美しさがあります」
     ☆★☆
●「支部には40人くらいの婦人部員がいて、会合にはいつも多くの友人が参加します。婦人部はとても強くて、エネルギッシュですよ。春にはSGIによる展示を行う予定なので、その準備にも取り組んでいます。
 また私たちは国際機関による平和会議などにも参加しています。障がい者の支援など、社会活動に取り組むメンバーが多いのが特徴ですね」
●「日本では、池田先生、奥様が出席した懇談会に参加しました。これが、私の人生にとって大きな転機となりました。教育者の一人として、アイスランドの教育システムをより良いものに変えていこう、と深く決意したのです」
●「アイスランドの教育の向上に、少しでも尽力できたことが私の誇りです。池田先生の指導や励ましを胸に、困難を乗り越えてきました。若い頃は内気でしたが、信心したからこそ、自分を変革できたんです」
     ☆★☆
●「私たちは毎週土曜日の夜に、皆で集まって唱題をしています。この元日には、レイキャビク市内で新年勤行会を開催し、多くのメンバーや家族が集いました。支部には七つの地区がありますが、座談会は地区員の自宅などで行っています」
●「信心によって、私は生きる希望と未来への道を見いだすことができたんです」
●「素晴らしい夫と2人の子どもも、良き友人たちに恵まれて、私は今、本当に幸せです」

〈信心根本に経済危機を乗り越える〉
●「SGIのメンバーから、どんな人でも幸せになれるのがこの仏法だと聞いたんです。“自分自身の行動で、自分の人生を開いていける。必ず幸福な人生を築いていける。”と言われました。」
●現在のアイスランドを語る上で欠かせないのは、2008年の経済危機だ。
 同国はこの時、世界金融危機の影響を受けて、国家破産寸前の状況にまで陥った。すべての銀行は事実上、国有化され、多数の会社が倒産した。
●「当時私が勤めていた学校でも多くの親が家や仕事を失い、ノルウェーやドイツなど海外に働きに出なければならなくなりました。SGIメンバーの中にも、職を失った人がいましたし、物価の高騰など生活上の苦難に直面しました。そうした中で私たちは唱題を根本にして、困難を乗り越えてきました」
●「金融危機を経験し、多くの人が、お金やモノだけを追いかける生活から目を覚ましました。本当に幸せになるために必要な、人間の内面の豊かさに目を向けるようになったんです」
●「私は、アイスランドの多くの人々は生きる上で、より深い“何か”を求めていると思います。だから仏法対話をするのは、とても簡単なことなんです。日蓮仏法について話すと、多くの人が言うんです。
 『これこそ私が求めていたものだ!』と」


【2013年 学生部・女子学生部 活動大綱】
《学生部》
◆年間実践項目
 一、折伏精神を燃やし、弘教と対話の拡大に挑戦する
 一、ビクトリー・リーダーの輩出をはじめ、一騎当千の人材を育成する

〈弘教・人材育成〉 先駆の折伏で広布後継の陣列を拡大
 (1)自他共の幸福を開く折伏に挑戦
 (2)「励まし」こそ人材育成の要
 (3)社会の第一線へ羽ばたく
 (4)世界広布を担う実力を磨く

〈教学・言論〉 知勇兼備のリーダーを育成
 (1)「実践の教学」「師弟の教学」を錬磨
 (2)破邪顕正の精神で正義の言論戦を展開

〈進学推進〉 各部と協力し未来部員の進学を応援

〈平和・文化運動〉 人間主義の哲学を発信


《女子学生部》
●「幸福な青春とは、使命に生きる青春です。妙法という永遠の法則に則って生きる青春です。明るく聡明な心で友情と仏縁を広げゆく青春であります」(先生)
●学会活動を通して自分を磨き、友情を大きく広げゆく「勝利の青春」を、一人も漏れなく歩み抜いてまいりたい。

〈活動のポイント 勝利の青春 実践項目〉
◇幸福勝利のリズム!「勤行・唱題」の実践
●「信心の根本は題目である。白馬が大草原を颯爽と駆けていくような、清々しい唱題を心がけたい。その題目の声が、行動となる。力となり、エネルギーとなる。そこから勢いも生まれる。たとえ一遍の題目であっても、全宇宙に響き渡る。妙法の音律は、諸天を揺り動かさずにはおかない」(創価新報2012年2月1日付「池田名誉会長が贈る 勝利の人間学」1)

◇友を幸福に!「歓喜折伏」に勝利
●「折伏は、すぐには実らないかもしれない。しかし、仏法を語り、下種をし、末永く友情を育んでいくならば、いつか、その人も信心に目覚める日が来るものだ。決して結果を焦る必要はない。大事なことは、友の幸福を願う心だ。仏法を語る勇気だ。勇気が慈悲にかわるのである」(小説『新・人間革命』第18巻「飛躍」の章)

◇友に希望を!「若き友情100人」の拡大
●「一人の女子学生が真剣に立ち上がる時、その波動は同世代の心を掴み、社会を変え、時代を動かし、そして歴史を創りゆく巨大な力を持っています」(2003年12月19日「女子学生首都圏大会」へのメッセージ)

◇後継の弟子の道!「新・人間革命」の熟読
●「私は、戸田先生から、十年間、徹底して、広宣流布の原理を教わった。師匠は原理、弟子は応用だ。今度は、将来、君たちが私の成したことを土台にして、何十倍も、何百倍も展開し、広宣流布の大道を開いていってほしい」(小説「新・人間革命」第6巻「若鷲」の章)


【文化 防災・減災の視点――巨大事故に学ぶ 清水久二 人間の心的弱さが生んだ脆弱性 低い確率でも現実性重視し対策を】
●再発防止で重要なのは責任追及というよりは、今後の予防には何が必要なのかを広い視点から見直すことである。
●コスト削減の競争はするが、決して「安全上の競争」はしない。
 では、安全性を高めるために何をすべきかということであるが、構造設計で大切なのは、強度が十分に保持されているか否かの力学計算である。
●強度や信頼性を確かめる作業は土木建設に限らず、航空機や鉄道、電子装置に至るまで要求される大切な要因であるが、安全が長く続くと忘れられてしまう。
 この負の側面は「最新の科学技術知識の不足」と、とらえるよりは「人間の心的な弱さ」が生み出した脆弱性と解釈した方が再発防止には役立つ。

〈自由度小さい日本の保険〉
●リスクの査定において他社と競争するのである。
 損害保険は、わが国でも歴史は古いが、多くの保険会社はいわば“定食方式”で保険を引き受けており、個々の事案ごとに新たに保険の枠組みをつくることはしない。結果として自由度は小さく保険の種類も少ない。
 この保険利用の後進性は、リスク査定の難しさに加えて会計方式として単式簿記(大福帳)概念がいまだに主流になっていることでも分かる。
 単式簿記に対し、複式簿記では現金の流れと同時に価値の増減を記帳していく。二つの側面を見ていると矛盾が容易に発見されるからだ。

〈推定と実際が大きく乖離(かいり)〉
●計算された確率の値があまりにも小さいから「起こりえない」と判断し、冷却用の予備電源がなおざりにされていた。リスクを下げるには予備電源の信頼性を維持することが最も効果があったのに、である。
 なぜ、このようなことが起こるのか?確率推定においては、時間の枠組みと場所の決め方で、得られた判断が現実性と大きく乖離しているからではないか。
●具体的には、原発でいえば、津波の発生確率が仮に300年に一度という微細な値であっても、それに幻惑されずに、リスクを下げる対策だけは放棄すべきではなかったということである。