自分が変われば、どんな人とも団結していくことができるんです

2013年1月17日(木)更新:6
・『因果の理法に照らし仏法の為に苦労すればするほど大福運を積んでいく』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20150702


【新・人間革命 法旗三十六】
 広布第二章の「支部制」をもって、広宣流布の上げ潮をつくるうえで、それを破壊する元凶となるのが、同志間の怨嫉である。ゆえに山本伸一は、その根本原因を明らかにし、怨嫉の根を絶っておきたかったのである。
 「同志が互いに怨嫉し、憎み合ったり、足を引っ張り合ったりすれば、いくら口では正法正義を叫んだとしても、自分の心は大聖人の御心に弓を引いてしまうことになるんです。その罪は重い。この一点だけは、絶対に忘れないでいただきたい。
 人間は感情の動物だから、“いやだな。自分とは合わないな”と思う人と、一緒に活動しなければならない場合もあるでしょう。その時は、“あの人と団結できる自分にしてください。仲良くなれる自分にしてください。あの人を尊敬できる自分にしてください”と祈り抜いていくんです。
 そうすれば、自分の境涯が革命できます。自分が変われば、どんな人とも団結していくことができるんです。
 大切なのは、仲が良いことです。そこに友情があり、同志愛が生まれます。そこに信心の喜びがあり、勝利があるんです」
 愛媛文化会館に集った県幹部たちは、真剣な面持ちで、伸一の話に耳を傾けていた。
 「話は変わりますが、人生は宿命との戦いといえます。宿命に泣き、宿命に流されて、あきらめてしまう人も多い。しかし、信心ある限り、打開できない宿命はありません。
 自動車は、エンジンを始動させなければ動かない。しかし、エンジンを回転させれば、右にも、左にも走っていける。同様に、信心のエンジンを回転させていけば、困難の坂を越え、過去世からの罪業、宿命も転換し、自分が欲する人生の軌道を、意気揚々と進んでいけるんです。
 戦いましょう! 勝ちましょう!
 わが人生の勝利の歴史を、共々に創っていこうではありませんか!」
 伸一は、全国に誕生する、すべての支部幹部に語りかける思いで、訴えたのである。
   (聖教新聞 2013-01-16)