祈り抜き、力を尽くし抜く闘争で勝利の扉を開こう

2013年1月23日(水)更新:3
【名字の言】
 師匠と共に戦い、自身の「勝利城」を築くこの一年。それには、何ものにも負けない強い心が必要だ。先日、ある壮年部が信仰体験を披露し、勝利の要諦は不屈の一念であることを語った▼今は首都圏の教育者として尽力する壮年だが、大学卒業後、販売会社に就職。ところが仕事は予想外の内容。営業成績も上がらず転職を考えた。教職だった▼だが、そのままで終わりたくなかった。目前の仕事をやりきり、業績を残してから辞めると決めた。闘争心を燃やして挑戦し、結果を示して退職した▼苦闘は、さらに続いた。小学校教員を目指し数年。経済的な援助を受けるため、不本意ながら実家に戻った。最初の不合格の時はさすがにこたえた。信心しているのに、なぜ勝てないと試練を嘆く心も湧いた。が、創価大学などで、これまで師匠から学んだ負けじ魂を燃やして戦い、勝利した▼池田名誉会長は随筆で、青年時代は思うようにいかないことも多いが、若い時の苦労は生涯の宝となると述べ、“だからこそ、真剣勝負で目の前の課題に、一つ一つ挑み、日々の努力を止めないでいただきたい”と望んでいる。どんな状況でも諦めないことだ。心が負けないことだ。祈り抜き、力を尽くし抜く闘争で勝利の扉を開こう。(弓)
   (聖教新聞 2013-01-21)