座談会 聖教の拡大が広布の伸展に

2013年1月27日(日)更新:4
【輝く創価の師弟城(4) 「民衆の大叙事詩」を未来へ! 小説「人間革命」「新・人間革命」に大きな反響】
杉本 池田先生の小説『人間革命』第2版の第1巻が、聖教ワイド文庫から発売されています。
原田 『人間革命』を『池田大作全集』に収録するにあたり、全集の刊行委員会から先生に、歴史の変遷を踏まえての検討を依頼しました。先生は「五十年後の、若い読者が読んでもよくわかるように、表現や表記等も、一部改めたい」として、推敲を重ねてくださいました。
正木 それを第2版として全集収録が始まり、聖教ワイド文庫でも順次、発刊されていく予定です。
棚野 われわれ青年部、そして未来へと続いていく後継の人材のために書き改めてくださったものとして学んでいきます。
橋元 男子部では、新しい力である創価班・牙城会大学校生を先頭に、小説を通して草創以来の学会の折伏・弘教の歴史に触れ、対話拡大に雄々しく進んでいます。
吉井 女子部でも各地域のリーダーを中心に、世界広布を築いてこられた三代会長の精神を学んでいます。
〈無名の庶民の物語〉
棚野 今月9日には『新・人間革命』が連載5000回となりました。新聞連載小説として日本一の記録を日々、更新しています。
吉井 福島民報社の渡部世一代表取締役会長は、こう感想を語っておられます。
 「新聞製作に携わる者の一人として、これほどの連載回数は、到底考えられません」
 「池田名誉会長が常に目指すべき全体像を考え、細かく丹念に、精魂を注いで執筆されている姿が伝わってきます。本当に見事な文章です」
橋元 また東京大学大学院の市川裕教授は、鹿児島・奄美の同志が“村八分”に遭いながらも耐え抜いた姿が描かれている『新・人間革命』第13巻「光城」の章に触れ、こう述べておられます。
 「『新・人間革命』には、どの章を読んでも、苦しみを乗り越えて幸福を勝ち取っていく無冠の勇者たちが登場している。普通であれば、この方々の生涯が活字になって残ることはなかっただろう。しかし、名誉会長は、こうした無名の王者に光を当てている。聖教新聞の体験談もそうだ。ある人の勝利の体験を、次世代の後継者たちが確かに受け継いでいく。語弊を恐れずに言えば、これが世界中で起こっている創価学会の未聞の“実験”の結果ではないだろうか」
吉井 さらに「『闇が深ければ深いほど、暁は近い』『誠実に、粘り強く、友情と信頼の根を広げていくなら、人びとの学会への偏見は、理解と賞讃へと変わることは間違いない』――この名誉会長の確信が、今や世界中で現実のものとなっている」と語っておられます。
原田 鋭い洞察です。宿業の壁にぶつかった無名の庶民が、妙法の実践を根本に、師匠の指導を胸に抱きしめながら蘇生していくドラマの数々が、『人間革命』『新・人間革命』には綴られています。まさに民衆の大叙事詩です。
杉本 聖教新聞の体験談も読むたび、苦難を乗り越えた同志の晴れ姿から勇気をもらいます。「世の中は暗い話題が多いのに、聖教新聞は笑顔ばかりで明るくなる」と語る友人読者が多くいます。
正木 先生の指導が載り、同志の蘇生と活躍のドラマが紹介される聖教新聞を地域に広げることが、学会理解を広げることに直結します。
杉本 聖教新聞を地道に拡大していくことは、本当に尊いことです。
吉井 御聖訓に「仏は文字に依って衆生を度し給うなり」「若し文字を離れば何を以てか仏事とせん」(御書153ページ)とある通りですね。
原田 いま、全国の同志の皆さんが日々、聖教新聞の拡大に取り組んでくださっています。本当にありがとうございます。さらにこのほど、聖教新聞PR版の2013年春季号が完成しましたので、大いに活用していきたいと思います。
正木 聖教新聞を読んでくださっている友人の方に御礼を伝えるとともに、“読んでもらいっぱなし”ではなく、読んだ感想を尋ねると、より深い対話になります。私たちが想像していないような部分で感動されていることがあります。そういう語らいで友人の視点を伺うと、私たち自身も聖教について、学会のことについて、改めて学んでいくことができます。

〈腐敗・堕落の邪宗門
橋元 さて、日顕のニセ相承問題や不祥事を抱えた日顕宗では、新年から衰退ぶりが露わとなり、寒々しいスタートとなった。
棚野 邪宗門は昨年も脱講者が止まらず、今年の元朝・新年勤行会の参加者も全体的に減少するという有り様だったようだ。
橋元 表向きは昨年、全ての寺が折伏ノルマを果たしたはずなのに、元朝勤行で“昨年は残念ながら目標に及ばなかった”と白状する住職まで出る始末。相も変わらぬ日顕宗のインチキぶりが、足元から露呈している。
棚野 呆れたものだ。そもそも坊主たちは、信者をだまし、金儲けの手段にするなど、腐敗・堕落した姿が目に余っていた。民衆の幸福を願い不惜身命で折伏実践を貫かれた大聖人の御精神など、微塵もない。
原田 明るく前進する学会と、陰々滅々の邪宗門。どちらが大聖人正統の教団か、火を見るよりも明らかだ。我々は朗らかに、大聖人の御精神のままに広布拡大の王道を歩んでいこう。
   (聖教新聞 2013-01-24)