わが友・スタートライン・公明党、山口代表が中国の習総書記と会談

2013年1月29日(火)更新:4
【第38回「SGIの日」記念提言 「2030年へ 平和と共生の大潮流」(上)
●きょう26日の第38回「SGI(創価学会インタナショナル)の日」に寄せて、池田SGI会長は 「2030年へ 平和と共生の大潮流」と題する提言を発表した。
 提言ではまず、国連で新たな取り組みとして「持続可能な開発目標」の制定が目指されていることに触れ、その精神的基軸に「生命の尊厳」を据えることを提唱。貧困や格差、人権侵害、差異に基づく紛争や対立の問題に言及し、解決への方途を仏法思想を通して探りつつ、社会で育むべき精神性として、「他者と苦楽を共にしようとする意志」「生命の無限の可能性に対する信頼」「多様性を喜び合い、守り抜く誓い」の3点を挙げている。
 続いて、平和と共生の地球社会の建設に向けた挑戦として、核兵器を含めた軍縮の推進を提起。広島と長崎への原爆投下から70年となる2015年にG8サミットを開催する際に「『核兵器のない世界』のための拡大首脳会合」を行うことや、2030年までに「世界全体の軍事費の半減」を目指すことを訴えている。また人権の観点から、極度の貧困に苦しむ人々が尊厳を取り戻すための「社会的保護の床」を全ての国で整備することや、国連の枠組みとして「人権教育と研修のための地域拠点」を設けることを提案。
 最後に、緊張が高まる日中関係について、事態の悪化を防ぐための対話を早急に行った上で、「首脳会談の定期開催」による関係の緊密化や「東アジア環境協力機構」の設立を通し、日中の青年たちが力を合わせて人類の未来のために貢献する時代を築くことを呼びかけている。
   (聖教新聞 2013-01-26、以下同)


【わが友に贈る】
 さあ種を蒔こう!
 幸福の種をあの友に。
 希望の種をこの友に。
 一対一の励ましで
 世界中に笑顔の花を!


寸鉄
●「SGIの日」提言を発表 紛争・対立の根本的解決へ! 生命尊厳の大光を。
●人間関係の中でこそ真実の自己を発見―詩聖(タゴール)。学会活動は生命錬磨の大道
●「東北女性の日」万歳! 皆様の笑顔は復興への希望の旭日。幸の連帯強く
●「広宣流布に働く人こそ一番偉い人」恩師。幹部(リーダー)は心して励まし対話広げよ
●北海道はじめ各地で節電運動。上着・膝掛け活用のウォームビズなど賢明に


【スタートライン 新世代ベクトル 半径5メートルから世界を変える 日本は「課題解決先進国」になる チャンスをつかんでいると思う。】
●病児保育の認定NPO法人「フローレンス」代表理事 駒崎弘樹さん。
 日本における「社会起業家(※1)」の先駆けとして注目を集め、ニューズウィークの「世界を変える社会起業家100人」にも選出された。
●私たちがこの難題を解決し、日本初のソリューション(解決策)を世界にシェア(共有)すれば、人類に貢献することにつながるはずです。私たちは「課題解決先進国」になれるチャンスをつかんでいると思うんです。
●「でも、『イクメンプロジェクト(※2)』の推進委員をしているので。口だけだとカッコ悪いじゃないですか」
 行いをもって語らしめる。なるほど、“実践の人”だ。まず自分が動く。そこから社会の変革が始まる。

※1『社会起業家
 社会的な課題に対して、新たなビジネスを起こして解決し、より良い社会を目指す人のこと。

※2『イクメンプロジェクト』
 厚生労働省が推進する、社会全体で、男性がもっと積極的に育児に関わることができるムーブメントを巻き起こすプロジェクト。


公明党・山口代表、中国共産党・習総書記と会談 日中友好へ対話重ねる 習総書記、首脳会談を「真剣に検討」 山口代表が新書手渡す】
●習総書記は「公明党は長期に中日友好に重要な役割を果たしてきた。政党間の交流をこれからも続けていきたい」と述べた。
 山口代表は、総書記就任に祝意を述べた上で、安部晋三首相からの新書を手渡し、習総書記は「安部首相にくれぐれもよろしくお伝えください。新たな中日関係への大きな貢献を期待している」と強調した。
●(中日関係について)「発展の原因は古い指導者たちの知恵と心血を注いだ(中日共同声明などの)四つの政治文書にあり、その肝心要はパートナーとして脅威とならず、平和的発展を続けていくことだ」―習総書記
 「日中国交回復に至った先人の苦労を忘れず、これからの世代にも継承していきたい。四つの政治文書共通の柱を双方が守っていけば、揺るぎない日中関係を築くことができる」―山口代表
●(尖閣諸島をめぐる問題について)「立場、意見が違うが、対話と協議でコントロールしつつ問題解決すべきだ」―習総書記
 「立場の違いがあるのは事実だが、外交上の問題は対話を通じ冷静に対応していけば必ず解決できる」―山口代表
●(中日の歴史について)「直視していくことが未来につながり、これまでの教訓を生かして慎重に対応してほしい」―習総書記
 「日中共有の認識を踏まえて対応し、後世に伝えていくことが大事だ」―山口代表
●「経済、学術、文化交流、人々の往来を通して日中関係を太く、大きく改善していくことが安定した関係につながる」―山口代表
●「両国の難局打開には、政治家、指導者同士の対話が大事だ。日中の首脳会談の開催を安部首相も期待している。首相と習総書記の個人的な人間関係、信頼関係をより深めていただきたい」―山口代表
 「両国のハイレベルでの指導者の交流との提案を大変に重視し、真剣に検討していきたい。指導者による対話は特殊な役割があり、積極的な雰囲気をつくることが大事だ」―習総書記