この「励ましの連鎖」こそ創価学会の運動なのだ

2013年2月6日(水)更新:3
【名字の言】
 娘の不登校に悩み、相談に来た母に、ある壮年部のリーダーはこう約束した。「必ず悩みを克服して、笑顔で再会しましょう」▼5年後、娘は不登校に終止符を打ち、母子で壮年のもとを訪れた。その間、壮年は、ただ母子が来るのを待っていただけではない。近くを訪ねた折は笑顔で声を掛け、折々に励ましの手紙をつづった。「一つ一つの激励が本当にありがたかったんですよ。親のほうも励まされました」と母▼「これでよし」。語らいを終えた壮年は、そう言って手帳を開いた。そこには、たくさんの名前が記してある。多くは脇に“済”と付されている。彼は悩みを相談されると、必ず手帳に記し、一つ一つ解決するまで祈り、励まし続けているという▼その娘の母は女子部時代、未来部の担当者だった。いつも先輩は自身の体験を通して、こう語ってくれた。「未来部を励ました分、将来、自分のお子さんが守られていくのよ」。母は今、しみじみと語る。「今、思えば、こういうことだったんですね」▼人を励ました分だけ、自分が守られる。大事な時に、励ましてくれる善知識が現れる。また、励まされた人が成長し、今度は「励ます人」となる。この「励ましの連鎖」こそ創価学会の運動なのだ。(具)
   (聖教新聞 2013-01-29)