わが友に贈る・寸鉄・キャンパスアカデミックナビ・胃ろうの功と罪 

2013年2月20日(水)更新:3
【文明間を結ぶ東洋哲学研究所 3月伝統の学術大会を開催】
〈米マサチューセッツ大学ボストン校 ラングリー博士らが来日
 創立51周年 台湾、マレーシアの法華経展 アメリカでシンポジウムを推進〉
●名誉会長は、東哲の意義について「『大哲学の不在』と言われる闇の世界に、法華経の大光を贈りゆく使命がある」と綴っている。
●伝統の学術大会は法華経研究をはじめ、文明と宗教、環境と共生などをテーマに毎年開催され、ドイツの環境学ヴァイツゼッカー博士、米デューイ協会のガリソン会長やハーバード大学のドゥ・ウェイミン教授ら第一級の識者が来日し、講演を行ってきた。
 こうした取り組みに対し、このほど、インド・国際平和非暴力センターのガンジー名誉会長から賛同の声が寄せられた。
    (聖教新聞 2013-02-19、以下同)


【東哲の存在は人類の希望 インド、国際平和非暴力センター ガンジー名誉会長】
●東哲は、人類の希望の象徴である池田博士を、創立者として、指導者として持つ幸運に恵まれています。
●博士は、世界中から称賛されている人格者でありますが、私はより多くの方々に、人々の苦しみを取り除こうとされる、博士の模範の取り組みについて知っていただきたいと願っています。
●東哲に寄せる、もう一つの期待は、海外の学者たちが、日蓮大聖人の哲学を基盤とする創価学会の使命について研究ができる特別プログラムを開始することです。


【わが友に贈る】
 広布の法旗を掲げる
 支部長・支部婦人部長が
 各地で勇躍の前進!
 最前線を走る尊き姿に
 勝利あれ、福徳あれ!


大白蓮華3月号 巻頭言 若き友よ、頭を上げよ胸を張れ!】
●名誉会長は、一人の青年が妙法と共に立ち上がれば、家庭も、職場も、地域も大きく変わると強調。
●“勇気ある信心で試練に挑め!”


寸鉄
●名誉会長の世界的な対話は調和社会を築く宝の道―中国識者。後継は陸続
●伝統の2月飾る座談会。喜びあり決意あり。生命触発の広場から共に出発
●第2宮城総県の日。勇気と団結こそ勝利の剣だ。一人一人が福光の太陽に
●男子部NL(ニュー・リーダー)、女子部華陽L(リーダー)の活躍光る。新しい力で青年学会の新時代開け
●「情報の垂れ流しは、情報がないのと同じ」学者(アメリカ)。読書と思索で知恵を錬磨


【共に新生の春へ 福島常磐総県の友が大会】
●長谷川副理事長は、自身の悩みに負けず、さらに、他者の幸福に尽くす強い心で生き抜き、“新生・福島”の春へ、堂々と前進していこう


【アンサンブル方面大会 北海道音楽隊が銀賞】
●「薄暮(はくぼ)の都市(まち)」(星出尚志作曲)を演奏し、銀賞を受賞した。
 審査員からは「音色の美しさがよく生かされた演奏でした」などの講評が寄せられた。
●「これからも、さらに技術と信心を錬磨していきます」(ユニット長)


【広宣勝利の精鋭 創価班 使命の天地で活躍する着任20年の友】
●「学会を護る」「会員を大切に」「陰の戦いに徹する」

〈埼玉、副委員長 角屋さん 真剣に誠実に県内1位の営業成績〉
●――信心は一人前、仕事は三人前。
 「よし、絶対に逃げないぞ。ほかの人の3倍の努力をしよう。これから一日に1件の契約を取るんだ」と腹を決めた。
 朝は決意の唱題から始まる。昼は、契約が取れるまで必死に動き続けた。そして夜は、自宅で感謝の唱題――先輩から教わった信心根本の勝利のリズムだった。
 営業先では、相手の家族になったつもりでまず話を聞いた。家族構成、生活状況、将来への考え方など、顧客一人一人に合った提案を心掛け、誠心誠意、語り抜いた。
●「戦いには勝つことも負けることもあろう。しかし、『戦い続ける』こと自体が人間としての勝利なのである」(名誉会長)
 “戦い続ける限り、敗北はない”。無我夢中で、仕事と学会活動に挑戦し、一日また一日と勝利を重ねた。
 ある朝、出勤して驚いた。営業成績が、埼玉県内6000人を超える営業マンの中で1位になったというのだ。“年間40件から50件の契約が取れれば一人前”といわれる業界で角屋さんは150件に迫っていた。まさに“三人前”。地元JAで“過去最高の業績”として表彰を受けた。
 以来、全国模範の成績優秀者として5度、表彰された。各地の業績不振の支店に派遣されては、そのたびに地域トップに押し上げた。当時、再若手で管理職にもなった。
 “角屋がいれば、なんとかなる”。気がつけば、そう言われるようになっていった。
●角屋さんは語る。
 「“信心根本に努力を重ねれば、なりたい自分になれる!”私自身の体験から、これだけは確信をもって言えるんです」

〈群馬 運営局長 村山さん 病魔を勝ち越え人に尽くす人生〉
●「大丈夫か。そんな弱々しい生命力では病気に勝てるわけがないよ。今こそ、『絶対に勝つ』と決めて、誓願のお題目をあげようじゃないか!」
 誓願の題目――ハッとした。村山さんの脳裏に、ある光景がよみがえった。
●開会間近となった時、突然、“創価班メンバーは会場の最前列に座るように”との連絡が。名誉会長の配慮だった。村山さんは、人生の師を目に焼き付けつつ、“他者のための行動にこそ仏法の核心がある”との指導を心に刻み、仕事も学会活動も全てに勝利すると固く誓った。
 “そうだ。俺には師匠との誓いがある。ここで負けるわけには断じていかない!”
●苦闘する村山さんを、地域の壮年・婦人・男子部が支えた。何度も自宅に足を運び励ましてくれた友がいた。名誉会長の指導をノートに記し、贈ってくれた同志もいた。
 治療開始から半年後のある日、担当の医師に思いがけないことを言われた。
 「経過は全く良好です。1年の予定でしたが、抗がん剤の投与はもうやめましょう」
●それから再発はなく、6年が経過。昨年9月には、39歳の若さで営業所の所長に抜擢された。
 「今回の体験を通して、他者の苦しみがより深く理解できる自分に変われたと実感しています。“人のために尽くす”という創価班精神を胸に、報恩の人生を貫きます!」


【キャンパスアカデミックナビ 創価大学 教職大学院 「子どもの幸福に尽くす」理念を実現する力を養成】
《修了生に聞く》
〈米国での実地研究で培った多角的な視野 謙虚に学び続ける教師めざし〉
●子どもの見方、教師のあり方を徹底的に探究しました。その中で、教職大学院生の自身に託された使命は、理論と実践を両輪としながら、常に謙虚に学び続けていくことだと決意を固めました。

〈人間教育を探究した日々が“新たな原点” 経験を裏づける理論が自信に〉
●思えば、自身の実践を振り返る余裕もないまま走り抜いてきました。教職大学院で過ごした日々は、自分の経験を確かな理論で裏づけることができ、その後の教育実践に欠かせない基盤となりました。
●“教員が成長する瞬間”を理論的に学んだことを生かし、校内に学び合う環境をつくることにも挑戦しています。
●子どもの「分からない」というのが何を求めているのか的確に把握しなければ、適切な対応はできません。子どもも保護者も変化しています。教員も変わらなければなりません。実践を重ねた教員だからこそ学び直すことが重要です。


《研究科長が語る 生徒・教職員・保護者から信頼される教員を育成》
●「子どもの幸福を目指す慈愛の教育者たれ!」「生命の尊厳を護り抜く正義の教育者たれ!」「平和の世界を創造しゆく英知の教育者たれ!」(指針)
●人間教育とは、子どもの幸せのために一つ一つの授業に取り組む豊かな人間性に輝くものです。
●「授業をご覧になったでしょう。これだけ子どもたちが楽しそうに授業を受けていることが保護者に伝わらないわけがありません。この素晴らしい授業以外に何が必要でしょうか」
 今、求められているのは、子どもの幸福のために「学び続ける教員」です。また学級崩壊等に直面した時、“あの子がいるから”と責任を転嫁するのではなく、教員自らが使命と責任をもって真正面から課題に挑んでいく「強い教員」です。


【胃ろうの功と罪 「平穏死」での旅立ちを 日本尊厳死協会 副理事長】
〈優れた人工栄養法〉
●おなかからの胃ろうは不快感も少なく、十分な栄養が取れます。「栄養の半分は口から、半分は胃ろうから」という使い方や、不要なら閉鎖もできます。
 また、服を着れば隠れ、日常生活の制限が少ないのも特徴です。胃ろうは在宅介護でも扱いやすい、最も優れた人工栄養法です。

〈「餓死させる気か」〉
●病院の医師には「胃ろうをしないと死んでしまいます。親を餓死させる気ですか」と、半ば脅迫的に勧める方が多いようです。
 こうなると、多くの家族は「胃ろうという選択」をしがちです。もしくは、「先生(医師)にお任せします」となるでしょう。
 もちろん、本人が希望したのであれば問題ありません。でも、胃ろうをよく理解しないまま承諾し、後になって相談に訪れる家族が多いのも事実です。

〈途中で中止は困難〉
●なぜなら、「胃ろうは人工呼吸器と同じ」と捉える医師や法律家が多く、胃ろうで生きている方の栄養を中止するのは“殺人行為”と考えられるから。
 人工栄養の中止に関する法律が整っていない日本では、中止することは、医師が罪に問われかねない“グレーゾーン”なのです。

〈口から食べられる〉
●胃ろうに対する私の評価は、本人や家族を幸福にするか否か。
●口から食べると、本人や家族まで笑顔になります。生きるとは、食べること――私は、最期まで口から食べることにこだわります。

〈“あうんの呼吸”で〉
●胃ろうの中止には、在宅療養がいいです。病院や介護施設では、先ほどの理由で中止には消極的。在宅なら、医師が本人や家族との“あうんの呼吸”で、胃ろうを中止しているケースがあります。
 私も家族から相談を受け、本人の「死期」を総合的に判断。人工栄養を徐々に減らし、1週間から10日ほどで、穏やかに枯れるような「平穏死」での旅立ちを見守ったことがあります。