わが友に贈る・寸鉄・雪国に生きる女性の気高さ 他

2013年2月22日(金)更新:9
【SGI会長と国立キエフ工科大学・ズグロフスキー総長の対談集 ウクライナ語版完成】
〈42言語目の海外出版 わが国の幅広い読者が池田思想に触れる機会に(総長)〉
●ズグロフスキー総長はサイバネティックス(人工頭脳研究)が専門の著名な工学博士。1992年に現職に就任し、94年から99年までは教育大臣も兼務した。
●「敬愛する池田博士。私は対談の編集の共同作業を通じて、博士の偉大な人格と思想に触れさせていただきました。それは私の活動と世界観に、そして私の人生に深い影響を与えました」
 「このウクライナ語版の出版によって、わが国で日本の文化、伝統への新しい関心が高まることを確信しています。何よりも、わが国の幅広い読者層が池田博士の思想に触れる機会が生まれたことを喜んでいます」
 「今後も池田博士の思想を胸に、両国の友情を深めるために、微力ですができる限りの努力を尽くしていきたいと思います」(総長)
   (聖教新聞 2013-02-21、以下同)


【わが友に贈る】
 皆が尊き広布の同志。
 会合に集えない友にも
 温かな声掛けが大切!
 どこまでも一人に光を。
 それが仏法の心だ。


【マイ ヒューマン レボリューション〈4〉私の人間革命 今こそ師子吼の唱題 アメリカSGI圏副壮年部長 J・リトルフィールドさん】
●父はアメリカ軍人。母は佐賀県出身の日本人。アメリカで生まれ、幼い頃から母に信心を教わってきたアメリカSGIのジェームス・リトルフィールド圏副壮年部長が、真の意味で信仰に目覚めたのは23歳の時だった。
●「今こそ信心で立ち上がるのよ」(姉)
●「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さは(障)りをなすべきや」(1124ページ)の御文を命に刻み、唱題をやり抜きました。何度か入退院を繰り返した後、父がついに病魔を克服し、退院した日のことを忘れることはありません。
●「昨日よりも今日、今日よりも明日、さらなる挑戦をしていくことだ」(先生)
●先生は、私たちのもとに歩み寄られ、「ありがとうございます」と深くお辞儀をしながら、一人一人に水を手渡してくださったのです。全てを包み込むような先生の温かさに心から感動しました。
●青年部には「自分自身に挑戦しよう」と呼び掛けるようにしています。ただし、押しつけがましくなってもいけません。「いつでも電話してね」「大丈夫だよ」といった声掛けが大事ではないでしょうか。
●心から相手の成長を祈って接すれば、必ず通じていくと信じています。


【女性最高協議会を開催】
創価青年セミナーや各地での青年主張大会など、友情の連帯が大きく広がっている模様が報告された。
●池田華陽会6期の結成に向けて、人材育成の取り組みについて協議した。


寸鉄
●SGIが発展すれば平和を求める精神が広がる―学長(フィリピン)。世界潤す哲学の光  
●「我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出」勇敢に朗らかに仏縁結べ  
●「中途半端は大失敗である」哲人(アメリカ)。青年よ誓いの道を貫け。断固勝ち捲れ 
●確定申告の時期、還付金詐欺に警戒!怪しい電話は必ず相談。冷静に撃退
覚醒剤押収量、10年で最大と。若者の薬物汚染も深刻。社会全体で根絶を


【女子部 平和文化会議 “SGI提言”の学習会】
●議長は、個人の生き方に即した世界的問題の解決の方途を示した提言であり、「人間革命」こそ平和運動の起点と訴えた。


佐渡(新潟)で青年主張大会】
●学会は励ましの世界であり、互いに切磋琢磨する中で悩みを乗り越えたと訴えた。
●「佐渡を世界第一の幸福島、希望島、正義の島にしていきます!」と宣言した。
●来賓は「学会の皆さんのように、多くの青年たちが前向きで素直な心をもって進んでほしい」と期待した。


豊中(大阪) 後継者育成にチャレンジ!】
●「妙法こそ、信心こそ、『最後の勝利』を勝ち取ることのできる根本法である」と強く語った。(名誉会長、1987年(昭和62年)4月16日)


【人材の広場 鼓笛隊 師と共に誉(は)れの青春 ルポ 全国大会で9回連続の金賞 創価グランエスペランサ】
●「グランエスペランサ」は、スペイン語で“大いなる希望”という意味

〈花の舞台の裏で〉
●最初のストレッチは30分。次にアップテンポの曲に合わせ、縄跳びを20分。
 次はディズニーの音楽に乗せて、さまざまな振り付けのダンスを30分。トレーニングのプログラムは、皆で知恵を出し合い、工夫を重ねているという。
●細かい小休止を挟んで、たっぷり80分。華やかな舞台は、こうした地道な練習に支えられている。

〈鼓笛姉妹の挑戦〉
●「一緒にいる時間が長いので、顔を見れば、その人の状況が、だいたい分かりますね」と中心メンバーの一人。鼓笛姉妹の絆は固い。
 「鼓笛隊の先輩から温かい励ましを受け、勉強との両立に挑戦しようと決意しました」(高校1年)
●鼓笛隊の薫陶のお陰で、自信をもって仕事に取り組めるという。昨年は100人を超える友と友好対話を重ねた。
 「“人々に勇気と希望を送る”というのが鼓笛隊の精神です。人のため、社会のために喜んで行動できる自分になれたと感じています!」


【きょうの発心 広布の黄金柱として実証示す】
御文
  但偏に思い切るべし、今年の世間を鏡とせよ若干の人の死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり(弥三郎殿御返事、1451ページ・編1022ページ)
通解
 ただひとえに思い切るべきである。今年の世間の様子を鏡としなさい。多くの人が死んだのに、今まで生き長らえてきたのは、このこと(法論)にあわんがためである。
●他宗との法論に臨む門下に、“このために今まで生きてきたのだ”との覚悟の信心を促された一節です。
●唱題を重ね、“広布の黄金柱として実証を示そう”と、仕事、学会活動に全力で駆け回りました。
 すると翌年、営業で11社もの新規開拓を達成することができたのです。会社は黒字に。私も、新たな職責を受け、給料も減額前を大きく上回る増額となりました。何より、会社での信頼を勝ち取れたことが、一番の財産です。
 池田先生の指導の通り、「今」「ここ」で勝つと決め、祈り、行動することが一切の勝利の出発点なのだと実感しています。
 総本部完成の本年、師恩に応える時は「今」と決めて、民衆勝利の広布史を築いてまいります。


【文化 雪国に生きる女性の気高さ 写真集『寒流』を出版して 飯島幸永(写真家)】
●雪まじりの飛沫(ひまつ)が容赦なく顔に当たる海岸の道。歩くことさえ困難な道のりを、母子はひたすら我が家をめざす (『寒流』「津軽のおんな」から)

〈越後の豪雪 吹雪の津軽路〉
●「これが、大地の豹(かお)なのか!」――感動しつつレンズを向けていた (『寒流』「津軽のおんな」から)
●約2週間の滞在中、「豪雪」という言葉が初めて身に染みました。驚きと共に感動が胸に広がり、それがそのままレンズを通して村人に伝わったのかもしれません。皆さん、嫌がることもなく、喜んで被写体となってくれたのです。
 吹雪の津軽路にも通い、自然の猛威に耐えて春を待つ人々、特に雪国の女性に、私は気高さや美しさ、そして家族愛や郷土愛を感じ、カメラを向けました。
●藁で編んだ蓑(みの)をかぶり、カンジキを履いての外出 (『寒流』「越後・雪下有情」から)

《家族愛、郷土愛 豊かな心の絆》
〈大地に根を張る日本人の原風景〉
●昭和40年代というと、東京オリンピック後、都会では街も人も変貌を遂げていく中、地方の寒村の人々は堅実に大地に根を張って生きていました。日本人の原風景のような気がしました。私たち日本人が今よりはるかに大らかで、逞しく優しかった時代が、確かにあった――そんな素朴な感情を伝えたいと思い、かつて撮影した写真を収めて『寒流』を出版しました。

〈人にも地域にもドラマが〉
●分校で母親たちも一緒に勉強 (『寒流』「越後・雪下有情」から)
●50年近い歳月は、人にも地域にもドラマを作っていました。「(写真集は)大切な大切な宝物になりました」と、お便りは結ばれていました。胸が熱くなりました。
 あの時の子どもたちも、人生の荒波を乗り越え、立派になっていました。『寒流』というタイトルには、時代を超えた「流れ」を込めたつもりです。あの時代に戻ることはできませんが、貧しくとも、人間同士、家族同士、豊かな心の絆があったことを、いま一度、考えるきっかけにでもなればと願っています。