超一流とは、絶対にあきらめない執念の人

2013年2月23日(土)更新:3
【名字の言】
 青年は夢をもつ。同時に焦りもあろう。青春には未来がある。とともに、悩みや労苦も大きい▼2年間の中国留学を経験した、2人の男子部員の話に耳を傾けた。語学を中心に学んだ彼らだが、現在は介護士と会社員。直接、中国語を生かせる立場ではない。創価大学の出身で、創立者の池田名誉会長が築いた日中友好に貢献したいが、その道はどこに……と思いを吐露した▼中国語圏で10年間、勉学や仕事に励んだ先輩が語った。「今の仕事に全力を出し切る中、あきらめない限り、使命の道は必ず開ける」と。2人の目に決意が光った▼33歳の今春から、小学校の教壇に立つ創価教育の同窓生がいる。30歳を過ぎてから教員を目指した。彼が胸に刻んできたのは、創大卒業式で名誉会長が紹介した「超一流とは、絶対にあきらめない執念の人」との言葉だった。誰にも使命がある。ゆえに今を懸命に生きよ――と▼御書に「桜梅桃李の己己の当体を改めずして」(784ページ)と仰せである。「人間革命」といっても、自らを全て変えることではない。自分にしか果たせない使命が花開くよう、自分らしく、粘り強く、日々精進を重ねていくことである。桜、梅、桃、李は、花開く時期も、形も、花それぞれなのだから。(杏)
   (聖教新聞 2013-02-22)