社会的貢献の模範示す傑出した平和の指導者(授与の辞)

2013年2月25日(月)更新:3
【南米ボリビア パンド・アマソニカ大学 池田大作SGI会長に第1号の名誉博士号】
●南米・ボリビア多民族国の最高学府「パンド・アマソニカ大学」から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉博士号」が贈られた。平和・文化・教育運動を通じた人類への奉仕を讃えたもの。同大学として初の名誉博士号の授章となる。授与式は20日午前10時(現地時間)、サンタクルス市のボリビア文化会館で挙行され、ルドゥイン・アルシエーネガ総長から、代理の大場SGI理事長に学位記が手渡された。
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 「アマゾンの持続可能な発展の道を開くことは、人類の共生を開き、平和の文化の活路を開き、青年の未来を開くことであります」――SGI会長の謝辞に何度も頷くアルシエーネガ総長。式典終了後、力強く語った。
 「池田博士の謝辞の一言一言を、深く心に刻みます。大学に戻りましたら、すぐさま教職員・学生に、博士の万感の思いを伝えていきたい」
 「わが大学は、博士の世界平和への闘争に続く思いで、アマゾン地域の発展に力を尽くします!」
 世界最大の流域面積を誇るアマゾン川。日本の国土の約18倍に当たる。
 この大河の上流域に位置するパンド県は、首都ラパスから北へ600キロ、ブラジルやペルーとの国境に接するボリビア最北の県である。
 県都コビハ市に立つ「パンド・アマソニカ大学」は、アマゾン地域の持続可能な発展を支えるリーダーの育成を目指し、1984年に創立された。情報工学や農業・畜産、自然科学、看護など16学部に、3800人の学生が学ぶ。

●平和・文化・教育の多彩な運動、持続可能な成長のための環境問題への取り組み……。“池田博士の思想は極めて重要です”――理事会で、総長はじめ首脳に対し、熱心に訴えるリャノス国際部長。
●その後も、ボリビアSGIとの交流を重ねてきた総長。SGI会長の哲学と行動を知れば知るほど、目指すべき“大学の理想像”が明確になっていった。
 「アマゾンの持続可能な成長のためには、単なる知識だけではなく、生命尊厳の思想を根底にした行動が求められている。しかし、現実は、人と人のつながりが希薄になり、人間の良心が失われつつある。今こそ、わが大学は、池田博士の世界平和のビジョンと行動に学び、社会奉仕の人材を育成していかなければならない」
   (聖教新聞 2013-02-24)