賢者は喜び 愚者は退く

2013年4月7日(日)更新:3
【名誉会長と共に今日も広布へ〈14〉】
 人材こそ宝だ。一人また一人と、新しい人が立ち上がっていく。これほど、うれしいことはない。
 共に語り、共に祈り、幸福と平和の陣列を広げよう!
 広宣流布のために戦える。これ以上の誉れの人生は、絶対にないのである。
 若きリーダーに伝えたい。
 戸田先生にお仕えして、私が心がけてきたことがある。それは、いかなる広布の戦いも、喜び勇んで「やらせていただく」ということだ。
 臆病に「できません」と尻込みするのでもない。傲慢に「やってあげている」と威張るのでもない。喜び勇んで「やらせていただく」道を、私は貫いた。
 ゆえに、一切が自分自身の「人間革命」の力となり、歴史となり、大福運となった。
 御書には「賢者はよろこび愚者は退く」(1091ページ)と仰せである。わが後継の皆さんは、この賢者の道を進み抜いてもらいたい。
 よき先輩、よき同志、よき後輩と励まし合いながら、君たちの「熱」と「力」で、強く朗らかに、新しい勝利の旋風を起こしてくれたまえ!
    ◇ ◆ ◇
 広宣流布の戦いは、仏と魔との熾烈(しれつ)な攻防戦である。中途半端で勝てるわけがない。
 勝つために、信念を貫き、智慧を出し、死力を尽くすのだ。勝つために、何ものにも揺るがぬ自分をつくるのだ。
 今、誰が必死の一人として立つのか。それで決まる。
 私は、師と共に戦い、師と共に勝った。これこそ、最高の誇りである。
 師弟に生き抜く人は、強くなる。不惜身命の生命となって戦える。師と心を合わせれば、限りない勇気が湧く。これが勝利の根本の力だ。
   (聖教新聞 2013-04-07)