わが友・寸鉄・立正安国は人間革命から・なぞり書き本の魅力 他

2013年4月17日(水)更新:1
【読者・配達員の皆さまに感謝 本紙創刊62周年記念勤行会】
●これには池田名誉会長が伝言を贈り、聖教新聞を支える全ての方々に心から感謝を述べるとともに、「広宣流布の勝利の原動力」である本紙の発展を念願した。
●原田代表理事が、名誉会長の期待と読者・配達員の皆さまの真心に応え、鉄の団結で聖教の新しい時代を開こうと力説。
 原田会長は、「広布の言論戦の先頭に立ち、学会の正義を宣揚し、平和の拡大へさらなる前進を」と語った。
   (聖教新聞 2013-04-16、以下同)


【熊本が総会】
●「一人一人が自身の使命を自覚し、師と共に広布の未来を勝ち開こう」


【わが友に贈る】
 「苦をば苦とさとり
 楽をば楽とひらき」
 人生は戦いの連続だ。
 何ものにも揺るがぬ
 広布一筋の大道を!


日蓮大聖人御聖誕の地・千葉でSGI交流交歓会】
〈心は一つ!世界は一つ!私たちは創価ファミリー
 立宗宣言から760年。人間主義の太陽は昇った!〉
●「あの人が私を幸せにしてくれるに違いない。ここに行けば幸せになれる。そう思って各地を転々としました。でも、題目を唱えれば必ず環境は変わる、と言われて。これが求めていた答えだと思いました」
●「つらい思い出が刻まれた地ですが、故郷の広宣流布に生きようと決意したのです」


創価学会訪中団・復旦大学へ 楊学長と会見 池田副理事長が講演】
●いかなる波浪があろうとも教育には友好と平和を築く不滅の力がある――。
●世間で喧伝される情報は、相互の極端な面を伝える傾向があると強調。人間は会うことによって初めて真の理解を深めることができるとし、日中友好のため共に協力していきたい(池田副理事長)


《林(りん)副学長のあいさつ》
●池田先生は、国交正常化後初の中国からの国費留学生を創価大学に受け入れられました。現在の程永華駐日大使もその一人です。そうした意味で、池田先生は、中日の教育交流、人材育成の象徴的な存在でもあります。

《池田副理事長の講演 若き世代の強靭な意志力で両国友誼の確かな潮流を》
〈正しい認識が平和の基盤に〉
●戦後、日本にとって中国は近くて遠い国で、その実情はほとんど伝わっていませんでした。
 だからこそ特に若い世代、次代の人材を育む教育者は、自分の足で中国の大地に立ち、自分の目で新しい中国を見ておかなくてはならない
●これからの友好の担い手は青年であり、教育の役割は大きい。ゆえに先入観や偏った情報に左右されない認識が必要である
●日本軍の侵略によって、中国の人々がいかに辛酸を嘗(な)めたかを改めて知りました。また、そうした中でも、残された日本人の孤児をわが子同様に育ててくれた中国の方にもお会いしました。
 戦争の悲惨さと平和の尊さ。人間の傲慢さと人情の温もり。こうしたことも含め、歴史の事実を歪曲せず伝えていくことが、教育者の責務であり、日中の平和の基盤になると決意しました。

〈トウ穎超夫人との思い出〉
●ペーパーナイフの贈呈に、「国外に持ち出すなんてとんでもない」と関係者はこぞって反対したそうです。それをトウ夫人が「あなたたちは、中日友好がいかに大切か、池田先生がどれだけ大切な方なのか分かっていない。これは未来を見据えての決断です」と述べたというのです。はかり知れない周総理夫妻の熱い心に、深い感動を覚えました。
日中友好といっても一つ一つの出会い、一体一の対話から始まります。国境を超え、信条の違いを超えて「ともに同じ人間である」という立場で交流し、人間としての信義を貫いていくほかありません。真心には真心を尽くしていく。友情には友情で応えていく。
 この誠実な行動にこそ、何があろうとも揺るがぬ平和と友好の道があるのではないでしょうか。

〈「青年」「教育」が未来を開く〉
●名誉会長は、青少年を激励する時、周総理をはじめ、魯迅先生の言葉や中国の古典をよく引用しますが、若い生命に、中国への友誼の心を吹き込み、育んでいると思えてなりません。政治は変化しますし、経済も浮き沈みがあります。友好に「永続性」を与えるのは青年交流であり、教育交流です。
 海面の波立つ表層の奥深くには、確かな潮の流れがあります。低流で歴史をつくり、歴史を動かすのは、若き世代の強靭なる意志力です。日中友好の確かな潮流もまた、私たち一人一人が結ぶ、確かな友情のなかでつくられます。


【上海文広演芸集団と民音が協定を調印】
●「この交流を通し、中日友好の道を広げていきたい」(陳副部長)


寸鉄】 
●大目的をもつ人は永遠に青年。さあ広宣流布へ! 師と共に歓喜の向上道を
●香川女性の日。地域で輝く婦女一体のスクラム! 幸福勝利の花は幾重にも
●後の世代は前の世代より立派たれ―周総理。先輩を超えるのが後輩の使命  
●ネット犯罪が過去最多。情報社会に潜む魔物だ。油断を排し対策しっかり  
●温暖化進めば洪水の危険4倍に―今世紀末。未来の為に人類の英知集めよ


【教学論苑 「立正安国」は「人間革命」から】
●「地平線の彼方に、大聖人の仏法の太陽が、昇り始めました。
 皆さん方は、どうか、自分自身が花を咲かせようという気持ちでなくして、全世界に妙法という平和の種を蒔いて、その尊い一生を終わってください。私もそうします」(池田SGI会長)

〈権力者の誤りを正す「国主諌暁」〉
●大聖人は、当時の実質上の最高権力者であった北条時頼の心を変えるしかないと判断され「汝早く信仰の寸心を改めて速に実乗の一善に帰せよ、然れば即ち三界は皆仏国なり」(御書32ページ)と、妙法を一切の根本とするよう迫られました。
 権力者の誤りを正すという「国主諌暁」の形をもって「立正」を図り、「安国」(安穏な社会)を実現しようとされたのです。

《一人一人の生命変革こそ平和を築くための直道》
〈大聖人の願いは一切衆生の成仏〉
●民衆自身の生命の変革が何より大事です。そのために大聖人は、一切衆生の苦しみを御自身の苦しみと受け止められながら、不惜身命の生涯を貫かれ、万人成仏の根本法を顕されたのです。

〈使命の天地での地湧の友の実践〉
●「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」
●「人間革命の歌」に「君も立て 我も立つ 広布の天地に 一人立て」とあります。
 使命の天地に一人立った地湧の友の人間革命の実践こそ、一切衆生の成仏のために大聖人が目指された妙法流布の眼目なのです。

〈「仏法」と「社会」は一体不二の関係〉
●「一切世間の治生産業は皆実相と相い違背せず」(同1597ページ)
●「世間の法が仏法の全体」(同ページ)
●「仏法」と「世間の法」として展開される「社会」とは一体不二の関係です。
●仏法を受持した人の行動が、人生や社会のさまざまな分野で展開されることによって、仏法の持つ豊かな力と卓越性を具体的に知ることができるのです。

〈SGIの行動の根底は人間主義
●「ソ連は中国を攻撃するつもりはありません」とのメッセージは、池田先生によって中国に伝えられ、一触即発の状況にあった中ソ関係は和解へと進んでいきました。
●地平線の彼方から昇り始めた大聖人の仏法の太陽は、今やSGI各国のメンバーの献身的な活動によって煌々と全世界を照らしています。その広宣流布運動の中心拠点として躍動しているのが第2総東京の天地です。


【幸齢社会 “なぞり書き本”の魅力 書家 大迫閑歩さん】
●吾(われ)十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順(したが)い、七十にして心の欲する所に従えども、短(のり)を蝓(こ)えず。

〈手書きの温度〉
●手書きには、書き手の思いのような“温度”がついてきます。年賀状に手書きで一筆添えてあると、気持ちが伝わりますよね。あの感覚です。

〈鉛筆の表現力〉
●私は字を書く時、力を入れたり抜いたりするため、シャープペンシルよりも芯が折れにくい鉛筆で書く方が、字の表現力が高まります。でも、程よい軟らかさも必要なので、同書ではBか2Bの使用を勧めています。

〈字がうまい〉
●字がうまく書けるようになりたい人は、“誰に見てほしいのか”を意識するとよいでしょう。
 大切な人や相手のことを思って書けば、自然と丁寧に書くものです。この「丁寧に書く」ということが、うまくきれいに書く一番の秘訣です。

〈“筆読”の書〉
●知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者はおそれず。
●人能く道を弘む。道、人を弘むるに非ず。
●故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、以て師と為るべし。

●「名文をなぞると心が安らぐ」
●書きながら読む“筆読(ひつどく)”は、文章の暗記にも効果的。それまで、一部分しか覚えていなかった古典をたくさん暗記できた、という達成感もあるようです。
●悠久の歴史を感じながら、自身も後世に何かを書き残したい――そんな思いに応える一書であり続けたいと思います。