わが友に贈る・寸鉄・みんなのYA講座 他

2013年4月29日(月)更新:2
【世界広布の本陣 総本部定礎式 11月18日の落成へ建設進む】
《三代会長ゆかりの石、学会本部の石、192カ国・地域の石、47都道府県の石などを埋納》
 全世界の同志の希望と輝く「総本部」(東京・信濃町)が、威風堂々たる姿を現した。
 建物の骨組みである躯体(くたい)工事に続き、外壁工事も完了。今後は内装工事を中心に、一切に無事故・無災害を期して進めていく。
 23日には、諸天も寿ぐ晴天の下、定礎式が厳粛に執り行われた。
 経過報告の後、三代会長ゆかりの石、学会本部の石、192カ国・地域の石、47都道府県の石などを、「大法弘通慈折広宣流布大願成就」と認められた創価学会の常住御本尊が御安置される須弥壇の基底部に埋納した。
 原田会長は「総本部の完成を目指し、わが人生の勝利の基盤を日々、誇り高く建設していきたい。広宣流布という『社会の繁栄』と『世界の平和』の建設へ前進していきたい」と強く語った。
 定礎式に先立つ今月15日、来日中の55カ国・地域250人のSGI(創価学会インタナショナル)の友に、定礎式で埋納される石が披露された。「世界広宣流布の大伸展のシンボルですね!」。歓声が上がり、しばし拍手が鳴り止まなかった。
 「総本部という建物を輝かせるのは、私たちです。世界宗教として大発展しているSGIの一員として成長します」と韓国の許万泰さんは語った。
 地上7階建ての総本部は、地下22メートルも深く掘り下げ、強固な地盤の上に直接、建てられている。同様の基礎を持つ建物に、東京・日比谷の第一生命館がある。その堅牢さから、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)本部にも使われた建物だ。
 ――戦後、戸田第2代会長の事業がどん底にあったときのこと。戸田会長と池田名誉会長が都内を歩いていると、雨が降り出した。傘もなく、タクシーもつかまらない。当時の学会には、会館どころか車もなかった。目の前にGHQ本部があった。名誉会長は恩師に誓った。「いつか、あのような立派なビルを建ててみせます」
 今日、名誉会長によって、SGIは192カ国・地域に大発展した。総本部は、世界宗教として飛翔を続ける学会の「師弟不二の殿堂」であり、「世界広布の闘士」をつくり、その闘士が集うための「世界広布の本陣」にほかならない。
 本年の11月18日「学会創立記念日」の落成を目指し、建設は順調に進んでいる。
   (聖教新聞 2013-04-24、以下同)


【わが友に贈る】
 地涌の若人よ
 大理想に生き抜け!
 青年こそ希望だ。
 確信の声と行動で
 新時代を切り開け!


寸鉄
●広布の本陣「総本部」の定礎式。完成への槌音と共に自身の勝利譜を綴れ
●きょう「常勝大阪・師弟誓願の日」。仰ぎ見る人材の錦州城!恐れなく前進
●御書「仏とは九界の衆生の事なり」。現実社会で正法を広めゆく我らこそ
●この仏法は宇宙大の生命力を発揮する信仰―恩師 強盛な祈りを根本に出発
●8割超が景気好転を実感できないと。庶民生活の再生へ公明よ死力尽くせ


【人間革命の劇(ドラマ)を 江戸川(東京)、関西女子部など大会】
●わが使命の舞台で人間革命のドラマを綴りゆく友の集いが23日、各地で行われた。
●浅沼さんは信心根本に病を乗り越え、喜び勇んで広布へ走る軌跡を語り、越川さんは各部一体で地域に信頼を広げている模様を報告した。
●総区婦人部長は“東京の心臓部”の誇りも高く、友情の拡大をと強調。
●「信心第一で、新たな師弟共戦の歴史を築こう」
●「総本部の完成へ、わが支部の同志と共に祈り、共に動き、悔いなき前進で堂々たる広布の金字塔を」(正木理事長)
●「今こそ私たちリーダーが、一人一人の幸福勝利を祈ろう」
●吉井女子部長は、真剣な対話こそが友の心を動かすと強調。「全関西に、友情のスクラムを大きく広げよう」と呼び掛けた。


東京富士美術館所蔵の西洋絵画が海外で反響】
●ベルギーの首都・ブリュッセルの「BOZAR(国立芸術文化センター)」で開催中の「ヴァトー展」(5月12日まで)には、東京富士美術館が所蔵する「アントワーヌ・ド・ラ・ロックの肖像」が出展されている。
 ロココ絵画の巨匠・ヴァトーは、人々が野外で会話や音楽、ダンスを楽しむ情景を描いた「雅宴画(がえんが)(フェート・ギャラント)」の創始者といわれる。
 本展の主題はヴァトーの作品に表現された“音楽”。
 「希有、かつ洗練された出来事」(ル・フィガロ・イストワール誌)等の反響が寄せられている。
●英国ロンドンのロイヤル・アカデミーでは「マネ展」が4月14日まで開かれ、東京富士美術館所蔵の「散歩」が公開された。
●「画期的なマネ展。肖像画と風俗画の間の領域を探究」(デイリー・テレグラフ)
 「風俗画やパリ市民の日常生活を描いたマネの、もう一つの世界である肖像画にスポットを当てた英国初の展覧会」(イブニング・スタンダード)


ニュージーランド青年部 クライストチャーチで復興音楽祭】
●「喜びで満たせ」(テーマ)
●最後に復興への誓いと、より良い社会の建設に向けた決意を込めて「アンシェイカブル(動じない)」を合唱した。


東日本大震災 被災地支援の一環 宮城の小学校に図書贈呈】
●震災時の津波によって校舎が損壊。児童は2年間、同町内の内陸部にある逢隈小学校で授業等を行ってきた。
 今春、修復された校舎での学校生活が再開。贈呈された図書は、リニューアルした図書室に納められる。
●「心の栄養とも言える読書に、たくさん挑戦していきましょう」(齋藤博校長)
●「いただいた本を大切に読みます」(6年生の女子児童)
●「震災に負けないで前進する皆さんの姿は、世界の希望です。多くの良書を読んで一流の人格を磨いてください」(総宮城長)


【声 “アオイクマ”を今も活動の糧に】
●ア=諦めない
 オ=恐れない
 イ=威張らない
 ク=腐らない
 マ=負けない


【きょうの発心 「広布一筋」で一家和楽を実現】
御文
  一生はゆめの上・明日をごせず・いかなる乞食には・なるとも法華経にきずをつけ給うべからず(四条金吾殿御返事、1163ページ・編1018ページ)
●どんな境遇になろうとも、信心の戦いは一歩も引いてはならないと仰せです。
●姉の病気をきっかけに一家で入会。当時は、家族間での言い争いが絶えず、つらい日々を送っていました。しかし、わが家が広布の拠点になり、同志が訪れるようになると、家族内の争いは減り、父も病を克服するなど、苦難を乗り越えることができました。
●もともと私は内向的な性格でした。そのため、人間関係で悩み、くじけそうになったことも。そんな時、この御文を拝しては勇気を奮い起こし、自身の”壁”を乗り越えてきました。本年で入会50年。一家和楽が実現し、信心を教えてくれた両親に感謝です。


【活字文化 越高一夫のみんなのYA(ヤングアダルト)講座(12)=完】
《読書の推進を充実させるために もっと大人が子どもの本を!》
〈人材はまだ足りない〉
●「たくさん読んで 大きくなあれ」(標語)
●常に新しい情報にアンテナを張り、時代の変化を察知しながら、子どもの読書推進に関わり続ける人が、世の中に一体、どれだけいるのか――そう考えると、子どもの本の世界を充実させるという事業を担う人材は、全然足りないと言わざるを得ません。

〈魅力伝えるには技術も〉
●各自が、周囲にある子どもの本の読書推進活動に参加していくには、本を読むことと併せて、活動の内容ごとに必要とされる知識やスキルを身に付けていくことが大切になります。
 例えば、読書会を運営していくにはファシリテーター(進行役)としての力量が求められます。“本のソムリエ”を目指すなら、個々の相談に応じて、適切な本を紹介する技術が要求されます。
 最近、「コンシェルジュ」というサービスを始める書店が出てきました。これは、本のことをよく知り、お客さまに“総合案内係”として説明できる能力が、高く評価されるようになってきた表れともいえるでしょう。
 やはり、特に“本離れ”になりがちなYA世代へ、魅力ある本の情報を伝えていくには、従来の「ブックトーク」をはじめとする“人的サービス”を、これまで以上に充実させていくことが重要ではないでしょうか。
 これからも「本を読む」仲間作りを続け、子どもの本の世界の充実に、いろいろな角度から関わっていく人材を増やしていきたいと思っています。