「心を結ぶ智慧に学びたい」、「間断なき人権闘争を讃え」

2013年5月24日(金)更新:3
【ブラジル各界が池田大作SGI会長夫妻を顕彰 交通の要衝カンポグランデ市 ブラジル弁護士会マットグロッソ州支部
●シウフィ市議は「SGI会長夫妻の平和の思想は、ブラジルSGIのメンバーの行動に息づいています」と語った。(同市議会議場で)
●「教育者、写真家、作家、哲学者であり詩人である池田博士は、世界から賞讃を受けるべき人物です」とホドリゲス支部長。(カンポグランデ市の支部会館で)
●ブラジルの南マットグロッソ州の州都カンポグランデ市の市議会と、ブラジル弁護士会の南マットグロッソ州支部から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に顕彰状が贈られた。
 SGI会長の第3代会長就任53周年、ならびに制定25周年を迎えた「創価学会母の日」を祝賀するものである。いずれも「創価学会の日」の5月3日、授与式が晴れやかに行われた。
 畜産物の集散地として発展してきたカンポグランデ市。
 人口は約70万。南米大陸を横断するブラジル鉄道が通る東西交通の要衝。20世紀初頭に行われた鉄道工事には日本からの移民も携わった。今も多くの日系人が暮らしている。
 カンポグランデ市議会は、「5・3」記念の慶祝議会を市議会議場で厳粛に行った。
 池田SGI会長夫妻への顕彰を発議したパウロ・シウフィ市議は強く語った。
 「私の祖父は『賢者とは多くの知識を持っている人を指すのではなく、多くの知識を他者に伝えることができる人をいう』と述べていました。SGI会長夫妻の著書に目を通したとき、祖父の言葉は間違っていなかったと確信しました。
 夫妻の言葉には、社会的格差や人種などの差異を超え、人々の心を結びつける智慧があふれています。しかし残念なことに、その智慧を知らない人も少なくありません。
 このたびの顕彰は、全議員の賛同をもって、夫妻の事績を宣揚するものです。わがカンポグランデに、さらに平和と文化と教育の種子を広げていきたいのです!」
 続いて、ブラジルSGIのヨシカワ主席副理事長とナガタ総合方面婦人部長に顕彰状が託された。
 一方、ブラジル弁護士会・南マットグロッソ州支部からの顕彰状授与式は同支部会館で行われ、ジュリオ・セーザル・ソウザ・ホドリゲス州支部長、ジョアタン・ローレイロ・ダ・シルバ同支部人権委員会委員長、地元SGIメンバーなど約150人が出席した。
 冒頭、ホドリゲス支部長は訴えた。
 「真の平和とは紛争がない状態を指すのではなく、正義が存在することを意味します。正義とは、戦争、貧困、差別という不安定で悲惨な現実に立ち向かい続ける精神にほかなりません。正義によって平和はその力を十全に発揮し、人々の痛みや苦しみを打ち破ることができます。平和のための闘争とは、人種や民族、信条などで差別することを許さないという人権闘争でもあるのです」「池田博士夫妻は、平和を実現するための間断なき正義の闘いを続けてこられました。その世界的な偉業は、いつまでも讃えられていくべきものなのです」
 大喝采の中、SGI会長夫妻への顕彰状がヨシカワ主席副理事長とナガタ総合方面婦人部長に手渡された。
 人権委員会のダ・シルバ委員長は次のようにあいさつした。
 「池田博士のリーダーシップのもと、SGIの皆さまが人権擁護の活動に、真剣に取り組んでおられることをよく存じ上げています。私は、博士の人間主義の思想に心からの敬意を表しつつ、ブラジルSGIと手を取り合って進んでいきたいのです!」
   (聖教新聞 2013-05-22)