試練を越えて強くなれ!

2013年6月16日(日)更新:4
【名誉会長と共に今日も広布へ〈24〉】
 人生は戦いだ。戦いは、自分でつくるものだ。それを乗り越えていくのも、ほかならぬ自分である。困難を避ける人間には何もできない。
 大変な時ほど燃え上がる。これが学会精神である。正義の師弟の精神である。
    ◇ ◆ ◇
 人は、さまざまな試練を経て、鍛えられ、強くなる。
 大きな試練の渦中にある人を、全力で励まし、温かく包んでいくことだ。これが、仏法の精神であり、慈悲の戦いであるからだ。
 戸田先生は友に語られた。
 「あなたが信心に立ち上がれば、必ず、全てが軌道に乗ります。信心が強ければ、周囲が、あなたの幸福の力となる。本当に不思議なものだ」
 法華経には、「魔及び魔民有りと雖(いえど)も、皆な仏法を護(まも)らん」とさえ説かれている。
 大事なのは、自分自身の信心を強くすることだ。周りの人が信心をしていなくとも、善のため、平和のために、驚くほど働いてくれるのである。
    ◇ ◆ ◇
 何のための人生か。その原点を忘れない人は強い。何があっても揺るがない。
 張り切って広布へ進むのだ。壁を破る原動力は、生命変革の祈りである。
 自身の生命に「梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」「わが地域の全ての同志の方々の生命に、梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」――こう祈れば、計り知れない力が出る。御聖訓に説かれる法理の通りである。
 私は毎日、全同志の皆様の健康と幸福と勝利を、祈りに祈っている。いよいよ、信力・行力を奮い起こし、仏力・法力を湧き出しながら、一人も残らず、一歩前進の栄光の劇を飾ってまいりたい。
   (聖教新聞 2013-06-16)