創価の底力を示す7月にしたい

2013年7月6日(土)更新:3
【名字の言】
 夏本番を前に、涼しげな雪だるまの話▼雪だるまを作るには、転がす前に、根となる雪玉を作る。雪玉がもろいと失敗するが、雪玉がしっかりしていれば、上手にできる。雪だるまが解けても、その雪玉は残っている。「創業者の偉大さは ここにある気がします」――自動車メーカー・スズキの鈴木修会長兼社長が、幼少期の思い出をもとにつづっている(『俺は、中小企業のおやじ』日本経済新聞出版社)▼社長になって30年で、売上高を10倍にした鈴木氏。“雪玉”とともに、強い企業の条件に挙げるのが“竹の節”だ。飛彈の山奥で雪が積もると、杉の木が割れることがある。成長が早いため、雪の重みに耐える強さがないのだろう。しかし、「一定の間隔で節がある竹なら、簡単には折れない」「雪の重みにしなっても、それに耐えることができる」と(前掲書)▼確固とした創立の原点を持つ。苦難と格闘しながら、一つ一つ、「成長の節」を刻む――この労作業を経て伸びたものは、個人も組織も強い▼創価学会には、誇るべき根がある。三代の会長が、権力の弾圧と戦い、貫いた不惜身命の信心である。そのもとに連なった同志が、人生の幾多の風雪を越え、成長の節を刻んできた。創価の底力を示す7月にしたい。(潔)
   (聖教新聞 2013-07-06)