きょう初代会長、2代会長の法難から70年 創価の師弟を世界が賞讃

2013年7月6日(土)更新:1
【南米アルゼンチンから顕彰状】
《初代・2代会長の精神を受け継いだ池田博士は人権闘争の先頭に立つ》
 きょう7月6日は、創価の「人権闘争」「平和闘争」の原点の日。
 70年前の1943年(昭和18年)の7月6日、牧口初代会長、戸田第2代会長は、戦争へ突き進む、時の軍部政府に連行された。治安維持法違反と不敬罪の容疑だった。そして投獄された。
 牧口会長は獄死。
 戸田会長は獄中闘争を貫き、出獄。学会の再建に立ち上がった。
 両会長が命をかけて示した「正義の行動を貫く」精神は、第3代会長の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に継承され、学会は192カ国・地域に広がる「平和の大連帯」となった。
 ここに世界は絶対の信頼を置くのである。
 不滅の原点から70年の今月、南米アルゼンチン共和国の司法・人権省が管轄する「差別・排外主義・人種主義国立研究所」(INADI)は、牧口・戸田会長に「顕彰状」を贈った。
 顕彰状には、こう記されている。
 「牧口常三郎先生、戸田城聖先生の入獄から70年に、この顕彰を贈る。両先生は第2次世界大戦中、軍部政府から治安維持法違反などの理由で弾圧を受けたが、それに屈することなく信念を貫いた」
 授与式は3日(現地時間)、首都ブエノスアイレス市にあるINADIの事務所で厳粛に挙行された。
 これには、INADIのペドロ・モウラティアン所長、「信教の自由」部のミリアン・ブストス部長、池田大作国際平和研究センターのロベルト・アガリエ副所長らが出席。
 今回の顕彰の発議者である、ブストス部長は力説する。
 「INADIにとって、創価学会のような団体――平和のため、民衆の幸福のために戦う模範的な団体を宣揚することは誇りです。
 INADIの『宗教間対話と信仰の全国会議』を通し、池田博士のことを知りました。エスキベル博士(人権の闘士、ノーベル平和賞受賞者)との対談集も読みました。
 池田博士の思想、業績に感銘しました。
 殉教者としての信念に生き、新しい世代に仏法を伝えるために生涯を捧げられた、牧口・戸田両先生の直弟子にふさわしい行動をされています」
 INADIでは、いかなる宗教や文化の違いがあろうと差別は絶対に許されないとの精神から、「宗教間対話と信仰の全国会議」を設置。宗教間対話に尽力してきた。アルゼンチンSGIも、この会議に所属している。
 式典では、ブストス部長の「授与の辞」などに続き、モウラティアン所長らが顕彰状に署名をした。
 モウラティアン所長は語った。
 「牧口先生、戸田先生の人生は、特別な価値と使命をお持ちでした。希望、知恵、生きがい、理想に生きることを教えられました。
 この偉大な両先生を顕彰できることを光栄に思います。両先生の模範的な生き方は、池田博士に受け継がれています。そして、世界を舞台に、『人権の擁護』『信教の自由』のために先頭に立って行動されているのです」
   (聖教新聞 2013-07-06)