「核兵器なき世界への連帯」展

2013年7月7日(日)更新:1
【スイス 国際都市ジュネーブで開幕 「核兵器なき世界への連帯」展】
軍縮会議政府代表、NGO関係者らが出席
来賓 環境や人権への壊滅的影響を効果的に示した重要な展示》
●展示会の開幕式。“悪魔の兵器”を根絶せよ――戸田第2代会長の叫びはSGI会長のリーダーシップで世界へ。「これからもSGIの皆さんと協力していきたい」(ウォルターズ副総幹事)などの声が寄せられた(ジュネーブ市内で)
● SGI(創価学会インタナショナル)と核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が共同制作した「核兵器なき世界への連帯――勇気と希望の選択」展が、スイスの国際都市ジュネーブにある世界教会協議会(WCC)のエキュメニカルセンターで開催されている。開幕式は6月26日、同センターで行われ、ジュネーブ軍縮会議スイス政府代表部のウース・シュミッド大使、WCCのヒルカ・ウォルターズ副総幹事、ICAN欧州・中東・アフリカキャンペーンのアリエル・デニス部長、NGO(非政府組織)関係者らが出席した。
 「核兵器の廃絶のためには、市民の皆さん一人一人の力が必要なのです!」
 開幕式の席上、来賓のシュミッド大使は力を込めて語った。
 先月19日、ドイツのベルリンでアメリカのオバマ大統領は、「核兵器なき世界」を追求する方針をあらためて確認した。また、非保有国を中心に「非人道性」の観点から核兵器の規制を目指す動きも生まれている。
 核兵器廃絶を視野に入れた近年の動きをより大きなうねりへと育て上げていくために、池田SGI会長は「核問題に関する認識や関心を市民社会の間で粘り強く喚起していくこと」を繰り返し訴え続けてきた。
 SGI会長の提言に基づいて、SGIでは戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」発表から50周年にあたる2007年9月から、「核兵器廃絶への民衆行動の10年」のキャンペーンをスタート。同展はその一環として新たに制作された。
 昨年8月以来、ICANなどとの共催で広島やオスロでも開かれ、反響が広がっている。
 今回、行われている展示会はSGI、ICAN、WCCが共催。連日、多数の市民が来場している。
   (聖教新聞 2013-07-07)