日々新たな生命にみなぎり、未来を開く広布の活動を勝ち飾っていこう

2013年7月18日(木)更新:6
【名字の言】
 人間の体内の水分量は、体重の約60%といわれる。その水分は、1日に約2・5リットルも体から失われていく。500ミリリットルのペットボトル5本分の水分が、汗や尿などによって体外へ排出されているのだ▼高温の環境で激しい運動をすると、1時間に2リットルの汗が出ることもあると、『数字で読み解くからだの不思議』(竹内修二監修、エディット編、講談社)で知った。熱中症対策に水分補給が欠かせないのも納得できる。だが、大量の水を飲んでも、全てを一時に吸収できるわけではない。喉の渇きを覚える前に、こまめに飲むことが大事だ▼ところで、この本によると、人体は60兆個の細胞からできている。その中で、1日に3000億個の細胞が入れ替わっているという。なんと1秒に350万個の新しい細胞が、体内で作られているのだ▼人は皆、刻々と、みずみずしい姿に生まれ変わっているともいえる。仏法では「色心不二(しきしんふに)」、すなわち、体と心は一体不二であると説く。心も体も一瞬、一瞬、変化していく▼例年にも増して、猛暑が続く地域が多いが、夏は始まったばかり。健康にくれぐれも留意しながら、心も体もフレッシュに、日々、新たな生命にみなぎり、未来を開く広布の活動を勝ち飾っていこう。(杏)
   (聖教新聞 2013-07-18)