国境を超えてペンの力で平和に貢献

2013年7月28日(日)更新:3
【ブラジル ハウルポンペイア文化協会 池田大作SGI会長に顕彰状】
●国籍も人種も宗教をも超えて、SGI会長の平和思想は世界へ――授与式の参加者が、人間主義の哲学をさらに広めゆく決意を込めて(リオデジャネイロ州アングラ・ドス・ヘイス市内で)
ハウルポンペイア(1863〜1895年)は、アングラ・ドス・ヘイス市の出身。国立図書館長などを歴任した国民的作家である。
 代表作『学園アテネウ』では、社会の縮図としての寄宿学校の腐敗が風刺されている。思春期の少年の心理分析と印象主義的な文体によって、この小説は”ブラジル文学が生んだ最高傑作”と評される。
 今回、SGI会長への顕彰を推挙したハウルポンペイア文化協会のジョゼ・マリオ・ドス・サントス会長は力を込めて語った。
 「わが協会として池田SGI会長を顕彰することは当然の責務であります。なぜならSGI会長は、ハウルポンペイアのごとく、ペンの力によって、平和と希望を世界中に広められている偉大な人物だからです。
 SGI会長は、国境なき活動によって文化の普及・振興に多大な貢献をし、一人のために真心を尽くし抜かれているのです!」
 晴れの式典には、ハウルポンペイアと同じブラジル文学アカデミーの会員であるエヴァニウド・ベシャラ氏、国立図書館「読書キャラバン・プロジェクト」(同図書館主催の文化振興運動)のコーディネーターを務めるスザナ・バルガス氏をはじめ、作家や文学関係者など多くの来賓が参加。また地元市民、学生、ブラジルSGIメンバーら約90人が出席した。
 席上、サントス会長からハウルポンペイアの肖像がデザインされた「顕彰状」と記念のメダルが託され、ブラジルSGIのアマラウ副理事長が謝辞を述べた。
 さらに「読書キャラバン・プロジェクト」のメンバーで、作家のエジソン・クルス氏とアナ・マリス・フィゲイレド氏が、ハウルポンペイア文化協会の会員でもあるSGI会長の著書と人間主義の思想をテーマに対談を。男子部の「タイヨウ(太陽)音楽隊」の演奏が式典の掉尾を飾った。
 この日、会場となったシャーレス・ディッケンス学校では、第3回「ハウルポンペイアブックフェア」が開催されており、ブラジルSGIも参加。SGI会長の著作などを展示した。
   (聖教新聞 2013-07-25)