伝統の「未来部躍進月間」始まる

2013年7月29日(月)更新:5
【社説】
 「広宣流布とは、『横』には、友から友への、友情の広がり。そして、『縦』には、親から子へ、子から孫への、信心の継承。未来は、若き世代に託す以外にない」(『池田大作全集』第129巻〈信心の継承〉)
 未来っ子の笑顔が弾ける、学会伝統の「未来部躍進月間」がスタートした(8月31日まで)。一人一人が“人生の土台”を築く夏、あらためて、家庭における「信心の継承」に心を砕きたい。

〈全国で創価ファミリー大会〉
 ある家庭では、未来部歌「正義の走者」を親子で歌いながら、35年前の発表当時に未来部員だった母親が、その感動を伝えている。ある壮年部員は、平日の帰宅が遅くなる分、朝の時間を大切にしたいと、毎朝、家族で一緒に勤行。御書の一節を拝読し合ってから出勤する。
 こうした「親子一緒の実践」の中で“信心の芽”を育むことができよう。
 また、月間中には「創価ファミリー大会」が各地で開催される。中・高等部のリーダーを中心に、未来部員が主体的に取り組めるよう工夫を凝らしながら、家族・地域の“総合力”で、信心と学会精神の継承に取り組んでいきたい。
 具体的には、少年少女部では、機関紙「少年少女きぼう新聞」に掲載されている池田名誉会長のエッセー「希望の大空へ」の朗読や「師子王(ライオンキング)御書」拝読など。
 中・高等部では、機関紙「未来ジャーナル」に連載されている名誉会長の「未来対話」の感想発表や「ビクトリー御書」の研鑽など。「親子リレー体験」や「わが家の広布史」発表なども信心の触発の機会となるだろう。

〈広布を継ぐ「一騎当千の宝」〉
 さらに少年少女部の「きぼう作文コンクール」「少年少女希望絵画展」、中・高等部の「読書感想文コンクール」「英語スピーチコンテスト」への応募推進、また創価大学や女子短大、東京・関西の創価学園オープンキャンパスなども活用しながら、大成長の夏にしていきたい。
 名誉会長は訴える。「子どもたちの偉大な可能性を信じ、自他共に生命の大地を開拓していくことだ。自分の心を大きく広げた分、相手を育むことができる。ゆえに育成には、自分の成長が不可欠となる」。少子化が進む時だからこそ、徹して「一人」を大事にする。わが家の宝を「一騎当千の人材」に育て上げる。これこそが学会の未来を決する。「平和の世紀」創造へとつながる。きょうも後継の友に励ましの風を送っていきたい。
   (聖教新聞 2013-07-26)