わが友に贈る・平和をつくる・寸鉄 他

2013年8月7日(水)更新:4
【わが友に贈る】
 新入会の友の成長が
 広宣流布の前進だ。
 悩みや要望に
 じっくりと耳を傾け
 真心の励ましを!
   (聖教新聞 2013-08-01、以下同)


【世界広布の新時代を 池田名誉会長がメッセージを贈る 原田会長を中心に全国最高協議会】
●これには、池田名誉会長がメッセージを寄せ、全同志の奮闘を心から賞讃。誉れの創価家族が無量の功徳を受け切っていくことは絶対に間違いないと強調した。
 続いて、御聖訓「三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり」(御書1091ページ)を拝し、広宣流布は永久に仏と魔との大闘争であると力説。一人一人が「賢者の中の大賢者」の信心で、断固として一切の魔を打ち破り、勝ち抜いてもらいたい。
 異体同心で皆と仲良く進めば、同志の力も全部、わが生命に入って、威光勢力は増していく。英気を養いながら、新しい出発、永遠勝利の大建設を始めようと呼び掛けた。
 また名誉会長は、学会は未来永劫に弘教・拡大の団体であると強調。私も悔いなく折伏をやり切ってきた。一つ一つ、「今生人界の思出(おもいで)」である。
 師弟は「従籃而青」(青は藍より出でて、而も藍より青し)であるゆえに、対話の大道をさらに広げることができる。
 世界はますます深く強く仏法を求めている。生まれ変わった息吹で、勇敢に楽しく賢く進もうと訴えた。
 そして、破邪顕正の魂を胸に、リーダーは油断なく強盛に祈り抜き、心して指揮を執ってもらいたいと念願。
 広宣流布は、師弟の誓願に立った地湧の菩薩が、どんな苦難にも喜び勇んで舞を舞うがごとく道を開いていくのだと力を込めた。


【平和をつくる SGI青年部 核兵器の非人道性に関する意識調査 9カ国で実施国際機関などが紹介】
〈非人道的である=91・2% 全面禁止すべき=80・6%〉
●NPT再検討会議準備委員会のフェルタ議長にSGIの代表が調査結果を提出。議長は「青年の視点という観点は重要です。皆さまの取り組みに感謝します」と(本年4月、国連欧州本部で)
●SGI(創価学会インタナショナル)青年部が「核兵器の非人道性」に関する意識調査を行った。
 これは、NPT(核拡散防止条約)再検討会議の準備委員会(本年4〜5月)に向け、創価大学の小林和夫准教授の監修のもと昨年12月から本年2月に9カ国で実施したもの。
 調査結果は、本年4月に行われたスイス・ジュネーブの国連欧州本部での「核兵器なき世界への連帯――勇気と希望の選択」展(SGIとICAN〈核兵器廃絶国際キャンペーン〉共同制作)の開幕式で、SGI青年部の代表から同準備委員会のコーネル・フェルタ議長に提出された。
 ここでは、調査結果の一端と、国連軍縮研究所で大量破壊兵器プログラムリーダーを務めるパヴェル・ポッドヴィグ氏へのインタビューを紹介する。
     ◇ 
 意識調査は、15歳から45歳までの青年層2840人を対象に、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、韓国、ブラジル、マレーシア、メキシコで対面形式によって行った。
 それによると、全体の91・2%が核兵器を「非人道的である」と回答。80・6%が、核兵器を禁止する条約を作るべきであると答えた。
 また、全面的な禁止条約を支持する割合で、10代が70・6%、30代が88・8%との結果が出るなど、全体的に年齢が下がるほど核兵器に関する知識が少なく、禁止すべきと考える人も少ないという傾向も見られた。
 この調査結果は、IDN(インデプスニュース)をはじめ300を超えるメディアによって12言語で紹介され、CTBTO(包括的核実験禁止条約機関)準備委員会など国際機関もウェブサイト等に掲載した。
 長年にわたり核兵器廃絶に向けた取り組みを続けているICANのレベッカ・ジョンソン共同代表は「核兵器が非人道的であるという認識が、一般市民の若い世代に存在していることを実証的に明らかにした」と、今回の取り組みを高く評価。
 また準備委員会に出席していた各国政府代表団・大使からも大きな関心が寄せられた。
 池田SGI会長は、「青年の勇気と連帯からこそ、恩師が喝破された“民衆の生存の権利を脅かす魔性”に打ち勝つ無限の力が生まれゆくことを、私は確信してやまない」と。
 「核兵器なき世界」の実現へ、創価の青年の熱と力が社会に共感を広げている。


《国連軍縮研究所 大量破壊兵器プログラムリーダー パヴェル・ポッドヴィグ氏 核兵器廃絶へ市民社会の声を高めるSGIに期待》
 ――調査結果で最も関心を持たれたのは、どの点でしたか。
●全体として、大変に興味深いものでした。世界の多くの青年が核兵器の基本的な問題点を把握しており、項目によっては深い理解があったことは、非常に印象的でした。
 ――どの国が核兵器保有国であるかという点について、認識の低さが目立つようにも思います。
核兵器のような問題については“きちんと知っておいてほしい”と思うものです。しかし私は、この結果に希望の兆しも見いだすべきだと考えます。
 核兵器は人々の意識の端にのぼってきていない。頭の中で大きな位置を占めていない。つまり、核兵器はもはや人々の生活に存在感を持っておらず、重要な問題ではなくなったとも理解できます。
 もちろん、否定的にとらえることもできます。バランスの問題ではないでしょうか。
 ――核兵器について私たちは、どのような点を意識する必要があるのでしょうか。
●それがどこに存在していて、どのような兵器で、誰が所持しているのかを意識していくべきでしょう。そしてその問題点も知っていることが理想的であると思います。
 さらに重要なことは、核兵器は自国の安全保障に特別な役割を果たすわけではない、ということも理解すべきでしょう。
 保有国であろうとなかろうと、核兵器は国の安全保障戦略になりえないし、決してなってはならないのです。
 ――本年3月にオスロで開かれた国際会議をはじめ、非保有国を中心に「人道」の観点から規制を目指す動きが生まれています。
 この数年来の動きは非常に興味深く、重要だと思います。
 国際人道法の観点からのアプローチは、それだけでは不十分であると思いますが、核兵器廃絶において非常に重要な観点でしょう。
 ――広島、長崎を訪問されたことがあるそうですね。
●ええ、10年以上前になりますが、両市を訪れたことは私にとって忘れられない経験となりました。それまで研究や書籍を通じて知っていた事実とは印象が異なりました。核兵器がもたらす被害の大きさを、まざまざと見せつけられました。
 どんな国家においても、核兵器の使用を正当化するような政治目的をもつことは断じてあってはなりません。このような大惨事を引き起こせば、何もなくなってしまうことを痛感しました。
 今日(こんにち)、核兵器は人々にとって縁遠いものとなっています。弾頭(だんとう)数や飛距離といった“数字”で抽象的に語られがちですが、一人一人が脅威を実感すること、実像を知る努力をすることが大切です。
 ――市民社会は今後どのような役割を果たすべきであると思われますか。
●この問題を政治家と官僚だけに任せきりにしたらどうなるか――これまでの歴史が明確に示しています。
 ソ連アメリカの核兵器開発競争が恐ろしい事故や危機を招いたように、彼らはそうした問題に対して、責任をもって対処するとは限らないのです。
 冷戦末期の80年代を見ればわかるように、市民社会による圧力が軍拡競争に歯止めをかけ、核軍縮の道を開いたといえましょう。それだけが要因ではありませんが、市民社会の声がなかったなら、はるかに困難な道のりになっていたことは間違いありません。ですから、市民社会全体が状況を監視することが重要であると思います。
 もちろんそれは難しい作業です。調査の結果が示すように、核兵器に対する人々の関心が薄まり、重大性が低下しているだけになおさらです。
 重要なことは、人々に情報を提供し、問題から遠ざけないこと。人々がこの問題を再び真剣にとらえ、自分の責任として考えられるようにすることです。
 その役割を担う団体として、私はSGIに期待しています。


【フリー研修始まる】
●氷川東京青年研修道場にも多くの参加者が。
●「師弟の絆を強く感じます」等の感想が寄せられた。


寸鉄
●「一人を徹して大切に」との精神でSGIは大発展―教授(ハーバード)。勝利の人材山脈
●友好拡大の8月!古き友人を大切に、新しい友情を結べ―充実人生の軌道
●立派な人とは勇気ある人に他ならぬ―哲人(モンテーニュ)。青年よ負けるな!挑戦王たれ
●食品衛生月間。(1)調理用具の管理(2)食品加熱(3)十分な手洗いで食中毒防げ
●中東和平交渉3年ぶり再開。重要課題は山積と。断じて対話で平和の道を


【きょうの発心 広布という大目的に生き抜く誉れ】
御文
  とにかくに死は一定なり、其の時のなげきは・たうじのごとし、をなじくは・かりにも法華経のゆへに命をすてよ(上野殿御返事、1561ページ・編1241ページ)
通解
 ともかく死はだれびとにも訪れることが定まっている。その時の嘆きは現在の迫害の苦しみと同じである。同じことなら、かりにも法華経のために命を捨てなさい。
法華経にわが人生を懸け、最高の一生を送るように、と教えられた一節です。●「女子部は教学で立て」


【信仰体験 「そこに私の星がある」】
〈泥臭くとも前に〉
●マッサージの効果は表れた。固まっていた膝が曲がるようになった。「正座ができたね」と喜び合っていた時、池田名誉会長から言葉が届く。
 「希望に生きよ 理想に生きよ 自分らしく生きよ そこに私の星がある」
 師の慈愛に震えた。涙がこぼれた。「体は不自由だけど、心は縛られてないじゃないか」。極限を生きてきたからこそ感じ取れた、師の大きさ。弟子は誓った。泥臭くとも、自らの星に生きよう。