紙上座談会 次代の人材育む創価の学舎

2013年8月7日(水)更新:5
【輝く創価の師弟城(53) 社会に貢献、世界で活躍 次代の人材育む創価の学舎】
《大学 中央教育棟オープン・新学部
東京 関西学園 クラブ活動も充実》
川原 1971年(昭和46年)に開学した創価大学は今、創立者・池田先生と共に、創立50周年へ向け、大きく前進しています。
前田 具体的には、「建学の精神」を体現した有為な人材を社会に輩出するため、教育・研究システムをさらに強固にし、総合的な環境の整備をしています。
川原 その一環として、本年、「看護学部」が開設され、来月には、「中央教育棟」も完成します。
前田 また明年には、「国際教養学部」の新設も予定されています。
長谷川 社会に貢献し、世界で活躍する人材を育む“人間教育の最高学府”創価大学はこれから、ますます発展を遂げていきます。
原田 7万人を超える卒業生は、政財界、教育界、スポーツ界など、社会のあらゆる分野で活躍しています。
正木 混迷する時代に、人類への貢献を誓う創大生への期待は大きい。「ここに未来の希望がある!」と断言する識者もいます。
横溝 たとえば、元国連事務次長の明石康氏は、経済の低迷で、国際的なリーダーシップを発揮できずにいる日本の現状を打破するためには、若い世代が、世界の各分野で「存在感」を示すことが重要であると考えています。
川原 創価大学は、文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択されるなど、開学以来、国際教育に力を入れてきました。
横溝 だからこそ、語学と幅広い教養を兼ね備えた「知恵の人」であり、学びへの積極的な挑戦を続ける「勇気の人」であり、他者や異文化への理解を深める「慈悲の人」を目指す創大の教育を、明石氏は高く評価しているのです。時代が要請する人材像であるとも明言しています。
長谷川 楽しみな時代になりました。創価大学出身者の活躍ほど、うれしいことはありません。
正木 「未来の創大生」の応援も含め、皆で温かく励まし、希望の新時代を開いていきましょう。

〈創大が学校見学会〉
前田 創価大学では、創価女子短期大学とともに、8月の3日、4日、25日にオープンキャンパス(学校見学会)が開催されます。 川原 キャンパスを巡るバスツアーや、留学生と会話ができる「チッチャットクラブ」など、当日は多くの企画が予定されています。
横溝 事前の申し込みは不要ですので、ぜひ、地域の未来部員と一緒に、足を運んでみてください。
原田 創価大学といえば、聖教新聞では現在、月に1回のペースで、「世界市民の揺籃 創価大学」と題して、創大が協定を結ぶ46カ国・地域141の大学との交流史が描かれています。また、「未来を創るSOKA――人間教育の現場から」の連載では、創大や女子短大、アメリ創価大学の魅力あふれる教育内容を紹介しています。
正木 紙面を通じて伝わる活気あふれる母校の姿は、卒業生にも大きな喜びです。

〈3日に1冊の読書〉
前田 高校野球部の活躍が記憶に新しい東京と関西の創価学園にも、素晴らしい教育環境が整っています。
長谷川 たとえば、東京創価小学校は、読書が伝統。年間で一人平均108冊を記録するほどです。
横溝 3日に1冊という計算になりますね。大人顔負けの読書量です。
原田 池田先生は、「良き本を読むことは、良き人生を創り、良き人生を生きていくこと」と言われています。読書の大切さを小学生の時に学ぶことができるのも、創価小学校の特長ですね。
長谷川 小学校の図書館では、中学・高校の蔵書も閲覧が可能で、その数は14万冊以上にもなります。
正木 一方で、豊かな環境に恵まれた関西創価学園には、蛍・桜・蓮・鯉・白鳥・さざんか・萩・竹林の八つの保存会があり、自然との共生の心を育んでいます。
 さらに、アメリカ航空宇宙局NASA)の教育プログラム(アースカム)には、2000年以来、41回連続して参加。世界一を誇る宇宙教育も魅力の一つです。
長谷川 東京と関西の学園はともに、クラブ活動も活発です。箏曲部、ダンス部、吹奏楽部など、日本トップの実力を誇るクラブもあります。
 なかでも、ディベート(討論)の技術を競うディベート甲子園には、今年の夏も、創価中学・高校の「創価雄弁会」が、そろって出場。関西創価中学校も同じく全国大会出場を勝ち取っています。
正木 客観的・多角的な視点を養い、論理的思考能力や情報処理能力を高めるディベートの学習効果は大きい。
長谷川 ほかにも、関西創価小学校が、書き初め展で日本一に輝くなど魅力はいっぱいです。8月4日の関西創価小学校の学校説明会や、8月25日の東京の創価中学・高校での体験入学(事前申し込みが必要、詳細はHP〈http://www.soka.ed.jp〉を参照)などを利用し、ぜひ見学していただきたい。
原田 次代を担う人材の育成へ真剣に祈り、各地域で声を掛け合っていきましょう。
   (聖教新聞 2013-08-01)