紙上座談会 師の構想実現へ金剛の決心で!

2013年10月7日(月)更新:1
【輝く創価の師弟城(70) 師の構想実現へ金剛の決心で!】
《池田名誉会長の「山口開拓闘争」に学ぶ》
杉本 世界広布の本陣「総本部」が竣工しました。
原田 総本部は、1930年(昭和5年)の創立以来、学会が刻んできた、民衆による勝利と正義の歴史の一つの総決算です。
正木 質実剛健の威風堂々たる外観は、世界宗教への力強い飛翔を象徴しています。創価の新たな時代を開く、偉大なる一歩です。
原田 11月の晴れの落慶へ、日々、決意を新たにし、一人一人の大勝利で荘厳していきましょう!

〈時代変革の突破口〉
吉井 56年(同31年)10月9日は、広布史に燦然と輝く「山口開拓闘争」の開始の日です。池田先生はこの日、山口の地に第一歩をしるされます。
竹岡 その前月、戸田先生と池田先生は、全国の情勢を精査。中国方面での弘教に強い信念を抱いていた戸田先生は、池田先生の山口派遣を決めます。
正木 「大作、行ってくれるか」「はい! わかりました」。師弟のあうんの呼吸により、あの山口開拓闘争は始まりました。
原田 戸田先生の一念を全身で受け止め、池田先生は、誰よりも真剣に立ち上がります。そして、恩師の構想を実現するため、金剛の決心で行動され、戸田先生の生涯の総仕上げの時を飾りゆく、拡大の金字塔を残されました。
橋元 まず訪れたのは、高杉晋作が最も誇りとしていた「奇兵隊」発祥の地である下関でした。
竹岡 戸田先生は、「歴史上、会って語りたい人物」の筆頭に、高杉晋作をあげられています。
吉井 池田先生も、スピーチなどで、高杉晋作の“弟子としての生き方”を教えてくださっています。
正木 民衆の力を結集し、決起し、時代変革の突破口を開いた高杉晋作には、師・吉田松陰への報恩感謝がありました。罪人として葬られた師の仇討ちへの執念がありました。
竹岡 また、晋作が率いた「奇兵隊」には、根幹に「師弟の志」がありました。全員が「志願兵」として、「誇り」と「責任」をもっていました。ゆえに、民衆による民衆のための革命は成し遂げられたのです。

〈「負けてたまるか」〉
橋元 かつて、先生は、山口開拓闘争を振り返り、その大拡大の要諦を三点にわたり、綴られました。
杉本 「勝利への揺るぎなき一念」「祈りを合わせる」、そして「電光石火のスピード」です。
橋元 「私は、広宣流布の拡大の師匠・戸田先生の直弟子である。ならば、拡大できないはずがない」――このように自らを奮い立たせ、負けてたまるか! 勝ってみせる! と、戸田門下生の意地を燃え上がらせながら、確信の対話で、一人一人の仏性を呼び覚ましていかれました。
吉井 さらに、多彩な同志の集まりだったからこそ、「自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして」(御書1337ページ)の御聖訓を命に刻み、共に勤行・唱題し、広宣流布の大願に心を合わせました。
竹岡 また、魔を寄せつけぬ生命の気迫をたぎらせ、リーダー率先の証しである「電光石火のスピード」で、人に会い、電話や手紙で真心を伝えて、励まし、勇気づけました。
橋元 そして、約4カ月で10倍近い拡大を果たしました。この闘争は、恩師の悲願だった75万世帯達成への原動力ともなりました。
原田 人の一生にも、広布の旅路にも必ず「転機」があります。その時を捉えて、行動すれば、未来は開かれます。先生の山口闘争は、そのことを如実に教えてくださっているのです。

《全国の会館等で新たな映像配信が開始》
〈対話運動を楽しく〉
正木 さて、9月30日付の聖教新聞でも紹介されていましたが、10月1日から、全国の会館等で利用できる新しい映像配信サービス「SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)」が開始されました。
橋元 創価学会の歴史、池田先生の思想と行動、SGIの平和・文化・教育運動などが分かりやすく紹介されているものです。
竹岡 会館や個人会場で、本部幹部会等の中継行事に使用しているネットワークを利用して、見たい時に、見たい番組を、自由に、視聴できるシステムです。
正木 詳細な内容・利用方法は、各会場等に配布されている「番組表」「利用者マニュアル」をご覧いただければ分かります。
杉本 操作も簡単ですので、会合やセミナーなど、友好拡大や人材育成の一助として、存分に活用していただければと思います。
吉井 第一弾として、全60タイトルの番組の配信が始まっています。その全てが、今回、新たに制作されたものです。
杉本 「今まで見たことがなかった映像に感動しました」「早速、友人や同志にも見てもらいたい」などの声も寄せられています。
原田 技術の発展に伴い、社会は大きく変化しています。こうした新しいサービス等を存分に活用しながら、世界に幸福と希望を広げる、創価の大対話運動を楽しくにぎやかに展開していきましょう。
   (聖教新聞 2013-10-07)