広布の大誓願に出発

2013年10月30日(水)更新:2
【原田会長を中心に各部代表者会議】
●これには池田名誉会長がメッセージを寄せて広布の友を讃え、「皆のおかげで、わが学会は大発展している。これほど、すごい大前進は、世界のどこにもないだろう」「学会は勝った」と述べた。
 そして、「全同志の尊き尊き信心の結実によって、総本部が堂々と完成した。日本中、世界中から、偉大な地湧の菩薩たちが続々と集い来り、いよいよ広宣流布の大誓願に新出発しゆく時が来ました」と宣言した。
 ここで世界広布新時代の開幕に当たり、法華経普賢品の一文「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」を拝読。
 日蓮大聖人はこの文を法華経の「最上第一の相伝」(御書781ページ)と示された。この相伝を正しく受け継いでいるのは、我ら創価の師弟以外に断じてない。だからこそ、世界192カ国・地域まで慈折広宣流布の大願を果たすことができたのであると強調した。
 そしてリーダーは広布の同志を仏の如くに敬い、大切にお迎えし、最大に尽くしていかねばならないと力説。いかなる悪鬼魔民からも、健気な同志を厳然と守り抜く。先頭に立って新たな広宣拡大の突破口を大胆に切り開いてみせる――ここに創価の師弟の不二の誓いがあると訴えた。
 最後に「異体同心の団結がある限り、学会は行き詰まらない」「今こそ宿命転換の大境涯を開き、三世永遠の大福運を積める時と腹を決めて、朗らかに頑張ってくれたまえ!」と述べるとともに「皆の尊い努力は絶対に忘れないよ。皆、体を大事に!」と呼び掛けた。
 原田会長は、生まれ変わった生命で、祈り動き、広布新時代を開こうと語った。
   (聖教新聞 2013-10-30、以下も)


【太陽の励まし 池田名誉会長と誓いの同志(とも) 〈53〉創価班】
《君ありて 学会厳たり》
〈必ず芽が出る〉
●“足の不自由な方が、外で待機中に濡れないよう、雨よけを”と当局に懇請すると、“登山者は修行に来ている。そんなものは甘えだ”と冷たく言われたこともある。
 名誉会長は、そうした静岡創価班の苦闘を知り、反町さんらメンバーをたびたび、激励・薫陶してくれた。
 「寒くないかい?」
 ある時、静岡の代表との懇談の席で、反町さんは聞かれた。
 深く考えずに「寒くありません」と返すと、名誉会長が言ったという。
 「そうじゃないんだ。君ではなくて、会合参加者の皆さんは寒くないか、という意味だよ。そこまで気づいてほしいんだ。それが君たち創価班の使命なんだ」
 反町さんが述懐する。「そうやって一つ一つ、大事なことを、創価班の中で教えていただきました」
●誰が見ずとも、たたえずとも、師匠はじっと、その英姿を見守っている。