決定通知書「両国の友好促進への貢献を讃えて」

2013年11月13日(水)更新:2
プーシキン記念国立ロシア語大学 池田大作SGI会長に名誉博士号】
プーシキン記念国立ロシア語大学は、モスクワ市内の大学が多く集まる地域に立つ。世界のロシア語教育をリードする、権威ある大学である
●ロシアの国民詩人であるアレクサンドル・プーシキンの名を冠した「A・S・プーシキン記念国立ロシア語大学」から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に、「名誉博士号」が贈られることが決定した。ロシアと日本の友好促進と、学術・教育交流の発展に多大な貢献をした、SGI会長の功績を讃えるものである。ユーリー・プローホロフ学長から決定通知書が届けられた。

 モスクワで生まれ、若き日から文学に親しんできた詩聖プーシキン(1799〜1837年)――。
 近代ロシア文学の父として、ロシア人で彼の名を知らない者はいない。この詩聖の名を冠し、世界のロシア語教育をリードするのがプーシキン記念国立ロシア語大学である。
 ロシア随一の名門学府モスクワ大学のロシア語教授法研究センター(1966年設立)が前身。73年、「プーシキン記念ロシア語大学」に。98年、国立大学として、新しい出発を期した。
 これまで、世界91カ国から10万人の外国人留学生を受け入れた実績を誇る。
 外国人のロシア語教育、ロシア語教員養成、ロシア語教育法研究の中心センターとして、ロシア連邦政府からも高い期待が寄せられている。
 2011年の6月6日、メドベージェフ大統領(当時)が大学を訪問。この日はプーシキンの誕生日であり、大統領は6月6日を「ロシア語の日」とする大統領令に署名したことを発表した。
 SGI会長への名誉博士号の授与は、9月11日に行われた同大学の学術評議会の席上、決定したものである。
 プローホロフ学長の署名が入った決定通知書には、次のようにつづられている。
 「池田博士は半世紀にわたり、ロシアと日本の友好関係の深化、ならびに博士が創立された創価大学と、ロシアの大学間の学術・教育交流の発展に貢献されてきました。このことに対し、まず、心からの敬意を表させていただきます」
 「創価大学は、人間教育を受けた、日本が誇る“最高レベルのロシアのスペシャリスト”を陸続と育成しています。その素晴らしい成果は、池田博士の偉大な功績であります」
 「本学の『名誉博士号』は、海外においてロシア語およびロシア文化の普及につとめた内外の学者、教員、社会活動家に授与されるものであります。池田博士の卓越した貢献に対する本学の高い評価のしるしとして、この学位記をお受けいただきますよう、お願い申し上げます」
   (聖教新聞 2013-11-13)